高齢化で、一番苦しかった2010ー2019の10年間、ある自治会長の予測とはまったく違って日限山4丁目は非常に元気でした。西洗自治会は、苦悩することなく、消火栓を使った初期消火訓練など高度な防災訓練をこなしてきました。夏祭りは、やって当たり前という感じで、楽しく実行されてきました。活気は町のいろいろな場面で観察されました。
2000-2009の10年間、すっかり活力を失っていた西洗自治会がうそのようでした。
第一世代が若い間は、自治会役員会は、町の行事をしっかりこなしていました。しかし、21世紀に入って65歳以上が老人と定義され、町の老人割合が40%をこえると、老人役員は、ほとんど内向的となり、町のことを考えなくなりました。自分の生活の心配をするようになりました。自分は老人と思い、できないと思い、やらない人になるという悲劇が町でおこりました。悪い方向に自己暗示が作動した訳です。
しかし、町には実は元気老人が何人もいて、自発的に町のボランティア活動を始める人が何人もいました。消火栓を使った初期消火機能を持とうと言うと、すぐ10名以上の老人ボランティアが現れ、さらに第二世代の若い人も名乗り出て西洗火消しの会が2010年に誕生し、現在も組織的に町の住民に初期消火訓練を施しています。会員は、消火栓をあけ、ホースを接続展開し、放水する訓練を積み、一般住民に訓練を施す力を持っています。65歳から老人なんてうそですね。
80歳ぐらいまでは元気老人が結構多いというのが現実です。
同じことですが、夏祭りは、町のボランティア募集を強化しました。簡単に50人以上、若い世代も含めれば100人近い人が応募してきました。2010-2019、夏祭りをやめるなどというお話しはまったくなく、楽しく夏祭りをやってきました。
高齢化した町で町の行事をいかに展開するか、ボランティアの活用がカギということがわかります。超高齢化していると思えても日限山4丁目のような都市部では、元気老人と若い人がいて、ボランティアとして自治会役員と協働が可能です。
自治会役員会が、ボランティアとの協働を嫌い、役員権限を主張すると、高齢化した町は無力化します。役員は1年交代当番制です。町に関しては経験知識が乏しいことを自覚して、町のボランティアに感謝し、協働する心がたいせつです。
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