
西洗自治会は、ノズル1本、50㎜ホース4本、消火栓鍵1本、媒介金具付きスタンドパイプ1本などが入った初期消火箱を7基、町に分散して配置しています。火事の時、この消火設備を住民が使えるように西洗火消しの会を設け、会員訓練を重ね、毎年、少なくとも住民が3回(うち2回は放水訓練)を受けることができるように住民訓練計画を実行しています。
放水訓練は上永谷消防出張所の立会のもとに行っていますが、実質、火消しの会が住民指導しています。火消しの会会員は放水に慣れ、てきぱきと消火設備を操作する能力と、それを住民に指導する能力を持っています。
この防災体制はすでに約10年になりますが、初期消火箱が老朽化し、交換が必要になりました。そこで西洗自治会は過去約10年の反省を踏まえ、消火箱を大型にし、台車にホースなど消火設備1式をのせ、その台車を初期消火箱におさめて、火災の時、住民が台車を引き出し、火事場に運べばいいようにすることにしました。ばらばらの消火設備を数人で運ぶより、運びやすくなります。
まず、今年12月、一番古い、西洗公園正門脇の初期消火箱NO.7(箱)が廃棄され、代わりに公園の南門の脇に大型の初期消火箱が設置されました。
消火設備を台車にのせ、その台車を収納した新大型初期消火箱
しかし、扉に大きな南京錠がつけられており、住民は扉を開けることができません。中身の盗難をおそれ、当面南京錠を付けたということでしょうか。自治会員が番号を知っていることで誰でも開けることができる番号合わせの錠に変えるのでしょうか。新大型初期消火箱を1基でも設置した以上、住民に早く必要情報を知らせることを望みます。
南京錠では特定の人が鍵を持つことになるでしょう。自治会防犯防災関係者、火消しの会会員が持つことにしても保持者の数は限定的でしょう。いざ火災の時、混乱なく、迅速に鍵が開くとは到底思いません。時間のロスが生じるでしょう。初期消火の意味がなくなるでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます