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MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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宇都宮のJRバス

2006-07-06 | バス[北関東]
以前「MAKIKYUのページ」では、宇都宮市内を走る路線バスとして関東自動車と東野交通を取り上げましたが、宇都宮市内では他に少数ですがJRバス関東も路線バスを運行しています。

JRバスは運行路線や本数も少なく、市内中心部でも1時間に数本という状況ですので、企業としての認知度は高いですが、路線バスとしての知名度は他社に比べて大幅に劣ります。

宇都宮~茂木[Motegi]間をはじめ、清原など東へ向かう路線を運行していますが、路線が少ない事もあり、MAKIKYUもまだ宇都宮では乗車した事がありません。

宇都宮では栃木共通バスカードも使用できる他、関東各地や長野県を営業エリアとする同社の金券式回数券も使用でき、乗降方法は他2社に合わせて前乗り前降りとなっています。

使用されている車両も、写真の様な前後扉車以外に低床の新型車両も目撃しており、他2社の様に中古車両が群れを成す状況ではありませんが、JRバス関東自体は一部で中古車を導入しており、また会社内での車両転属も結構ある様ですので、意外と面白い車両に出会えるかも知れません。


5月中頃に宇都宮へ出掛けて以来、栃木関連のネタを断続的に取り上げて来ましたが、これで一区切りです。
また何かの機会があれば、栃木関連のネタを取り上げる事があるかも知れませんが…

東野交通(5)

2006-07-01 | バス[北関東]
(写真は宇都宮営業所内で許可を得て撮影したものです)

先程富士重工7Eボディを乗せた、東野交通の三菱ふそう製バスを取り上げましたが、こちらも車体は7E、比較的少ない日野車で車体後部のルーバーなどで識別できます。

ちなみにこの車両は同じ東武系列で、千葉県の我孫子[Abiko]市を中心に運行している阪東[Bando]自動車からの移籍車です。

窓サッシが引き違い式で黒く、また写真では判別できませんが中扉が4枚折戸になっているのも特徴です。

この様に阪東自動車の車両は非常に特徴があり、東野交通の自社発注車とは明らかに異なる車両ですので、比較的識別も容易です。

ちなみに阪東自動車の中古車両は東野交通の他にも、群馬県の伊勢崎[Isesaki]~埼玉県の本庄[Honjo]間を運行する、同じ東武系列の国際十王交通にも多数が移籍しており、こちらでは塗装も阪東時代そのままで使用されています。

東野交通(4)

2006-07-01 | バス[北関東]
今日は以前にも取り上げた、栃木県の東野[Toya]交通のバス紹介の続きです。

この車両は最近バスの車体製造から撤退した富士重工業製の車体を載せた車両で、割合最近まで製造されていた「7E」と呼ばれるタイプのモノです。

どちらかと言うと東日本に多い車両ですが日本全国で走っており、日産ディーゼル製バスでは標準車体になっていましたし、またいすゞ製の下回りを載せたものも多く、他に日野や三菱も少数ですが存在します。

東野交通でもこの車体のバスは結構走っており、写真の車両はその中でも希少な存在の三菱ふそう車ですが、宇都宮市内では他にも何度か見かけましたので、一台だけではなく数台は走っている様です。

MAKIKYUもこのバスに是非乗りたいと思い、(JR)宇都宮駅から真岡[Mōka]に行く際に、やって来たバスを1台見送り、15分位後の次発を待っていたら、来た! と思って乗車した所、車体は同じでも下回りはいすゞ製で、良く見ると多少の違いはありますが、同じ様に見えても色々ある様です。

ちなみにMAKIKYUがこの時乗車した車両は、意外にも床が板張りで黒い油が塗られたタイプで、床が板張りのバスは最近東京や神奈川(県西以外)辺りでは殆ど退役し、なかなか乗れないので、この様なバスが来ると嬉しいものです。

ちなみに東野では時々この様な車両が走っている様ですが、関東自動車はかなり古い車に以前乗車した時も床材が張られていましたので、こちらはあまり期待できそうにありません。

今日は東野交通の車両をもう1台紹介します。

東野交通(3)

2006-06-18 | バス[北関東]
(この画像は以前、宇都宮営業所内で許可を得て撮影したものです)

今日はもう1台、東野交通の車両を紹介します。

この写真の車両は三菱ふそう製大型路線車のNEW AEROSTARと呼ばれる車両で、東京・神奈川辺りでもお馴染みの車両で、塗装は東野交通ではお馴染みの赤と白の塗装、同社では比較的新しい低床ワンステップ車両です。

栃木県共通カードのデザインにも採用されているので、宇都宮で日頃路線バスを利用される方は東野交通をあまり利用しない方でも、この車両を見た事があると思います。

また東武系列のバス会社はいすゞや日野の車両が多く、三菱ふそう製バスはあまり走っていないのですが、東野交通では三菱製の車両も多く、この車両が走っている姿も宇都宮市内ではよく見かけます。

この車両は前扉のすぐ脇に側面行先表示機が設置されて前乗り前降りの乗降方式に対応した仕様になっていまして、この車両に限らず東野交通の自社発注車両はこの様な車両が多い事も特徴です。

(関東自動車は自社発注車でも、普段使わない後扉近くに行先表示の出ている車両が多いです)

東野交通の車両はまだまだバラエティがあり、他の車両も近日中に追って紹介したいと思います。

東野交通(2)

2006-06-18 | バス[北関東]
今日は以前に一度栃木県民の日(6月15日)に取り上げました、東野交通の車両について取り上げさせて頂きます。

この写真の三菱ふそう中型車(AEROMIDI)は東野交通に割合最近導入された車両と見られ、その事はナンバープレートが物語っていますが、その割には余り新しい感じがしません。

というのも、この車両もどうやらJRバス辺りからやって来た中古車の様で、それでも東武グループの貸切車両と同じ塗装をしています。

同じ栃木県の関東自動車は最近導入される車両の中でも、新型の低床車両のみを新塗装にしているのに対し、こちらは中古車でも最近来た車はこの塗装にしている様で、この車両の場合は中扉部も一部塗装されているのが特徴的です。

またこの車両に限らず東野交通の車両は、「New 108」と書かれたロゴが掲出されているのも特徴で、東京の大手某社の「109」と同じ発想でしょうか?

今日は以前から東野交通ではお馴染みの、白と赤の塗装の車両も1台紹介します。

関東鉄道の路線バス

2006-06-13 | バス[北関東]
昨日は関東鉄道の新型車両キハ2400形と、同車の体験運転について取り上げましたが、今日はこの関東鉄道の路線バスを取り上げたいと思います。

関東鉄道はバス事業もかなりのウエイトを占めている会社で、高速バスを東京駅辺りで見た事がある方も多いと思いますが、路線バスも茨城県の水戸以南各地で運行しており、土浦やつくばをはじめ、東京から比較的近い取手や龍ヶ崎辺りでも多数の関東鉄道バスを見かける事ができます。

この関東鉄道のバスは国産4メーカー全ての車両を導入しているので車両の種類が豊富で、最近首都圏では乗車する機会が少ない床が板張りの車両が多数走っているのも注目です。

また近年では新型の低床車両と合わせ、首都圏の1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)では規制によって使用できなくなった中古車両の導入を積極的に進めているのも特徴で、特に最近はグループの京成バスから移籍して来る車両が多く見られます。

写真の車両も京成バスから移籍してきた車両で、東京都内で使用されていた車両は中扉が幅広の4枚折戸となっているのが特徴です。またいすゞ車は写真のキュービック以外に富士重工製の車体を載せた車両も走っており、どちらも関東鉄道バスでは比較的ポピュラーな存在です。

この他にも色々な車両が走っていますので、また機会があればその内紹介したいと思います。

関東自動車(8)

2006-06-03 | バス[北関東]
今日は、関東自動車の車両をもう一台紹介します。


このバスは「みやバス」と呼ばれる、主に市内の特定路線で使われる小型の車両で、塗装も一般路線車とは大きく異なる独特のモノが採用されています。

この車両は日野自動車が製造している「Liesse」と呼ばれるタイプの車両で、関東自動車ではこの「みやバス」の他、「きぶな」と呼ばれる市内循環線でもLiesseが使われており、「みやバス」の車両もこの写真の様な前扉のみの車両以外に中扉付きの車両も見かけます。

このLiesse、大ヒットした東京都武蔵野市の「ムーバス」をはじめ、コミュニティバス新設の起爆剤となった車両で、今まで普通のバスでは運行できなかった狭路を通る路線の開拓にも貢献しており、また地方の過疎路線などでも頻繁に見かけます。

ただこの写真は宇都宮駅から隣の鹿沼[Kanuma]市・新鹿沼へ向かう、基本的には大型車が入る幹線で運用されている姿で、幹線でも大型車に混じって時折この手の車両がやってくる様です。

MAKIKYUは大型車の方が好きですが、皆様は如何でしょうか?


関東自動車の画像はまだまだ沢山ありますが、他にも色々紹介したいモノがありますので、とりあえずこの辺りで区切らせて頂きます。

関東自動車(7)

2006-06-03 | バス[北関東]
今日は以前に引き続き、関東自動車の中古車を…

今回紹介する車両は、京浜急行バスからの中古車ですが、随分特徴があります。その最たるものが中扉で、鉄道車両の如く両開き式になっています。

この様なバスは日本中探しても…というくらいレアな存在で、その上首都圏ではあまり多くない長尺車(車体長が標準より長い)となっており、元は京浜工業地帯への通勤輸送で威力を発揮していた京急の名物車両です。

大型でも短尺車が主体の関東自動車では非常に目立つ存在ですが、大き過ぎる中扉は前乗り前降り方式を採用している関東自動車では基本的に使われる事がなく、せっかくの装備も持て余しているのが実情です。

関東自動車ではこの他にも京急からの中古車両がある様で、今回紹介したバス以外にも色々な中古車が宇都宮の街中を駆け回っています。

関東自動車(5)

2006-05-30 | バス[北関東]
今日は以前に引き続き、関東自動車の中古車両を紹介します。

この写真の車両は、最近バス車体の製造を中止した富士重工業が製造した「5E」と呼ばれるタイプの車体を載せた日産ディーゼル製の車両です。その後に製造された「7E」型も含め、日産ディーゼル車の標準車体となっている他、これと同じ車体を載せたいすゞ車も東日本には数多くあり、この関東自動車でも日産ディーゼル車に混じって活躍しています。

この両者は車体後部のルーバーが公式側(ドア側)についているか否かで容易に確認でき、公式側にルーバーがある車両はいすゞ車、そうでないもの(非公式側)は大半が日産ディーゼル車です。この他日野や三菱ふそうのエンジンを搭載した車両も極少数あり、これもルーバーは非公式側にあります。

2~3年位前までは東京や神奈川でも頻繁に見られましたが、現在では排ガス規制の強化等に伴って大都市圏ではなかなか見られない車両になっています。

しかしながら、東京や大阪等の大都市圏以外ではまだまだ健在で、自社発注車を長く使っている所もあれば、この写真の車両の様に、排ガス規制の区域外へ転出して活躍している車両も数多く走っています。

ちなみにこの車両は、神奈川中央交通(神奈中)でかつて活躍していた車両の様で、側面の行先表示機の位置や大きさ等を見ると何となくそんな感じですが、同社の特徴である前面の運賃支払い方法表示窓は撤去されており、一見しただけでは意外に気付きにくいかもしれません。


関東自動車(4)

2006-05-26 | バス[北関東]
今日は関東自動車の車両をもう1つ…かなりの数を占める中古車について1台紹介したいと思います。

今回紹介するのは、横浜市営バスから来たと見られる日野車で、側面の行先表示機の大きさが合っていない有様は、明らかに中古車である事を物語っています。

また車内の座席モケットも、外から見た所市営バス独特のベイブリッジを描いた青いモノが使われている様で、かつての面影を色濃く残しています。

MAKIKYUはこの車両には乗車していませんが、最近この手の車両が地方各地に出てきており、MAKIKYUも川中島バス(長野市)等で横浜市営の中古車に乗車しています。

それにしてもこの車両、横浜市営バスに慣れ親しんだハマっ子の方々にはたまらない感じがしますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何でしょうか?

関東自動車(3)

2006-05-26 | バス[北関東]
先日は関東自動車の新型車両を紹介しましたが、今回は生え抜きの標準的な車両を…

この類の車両は三菱ふそう以外の3メーカーの車両が多数走っており、写真の日野車をはじめ、3社共通バスカードのデザインにもなっている日産ディーゼル車やいすゞも走っています。

先日MAKIKYUが先日宇都宮市内で同社のバスに乗車した際も、バスカードのデザインと同じ日産ディーゼルの標準的な車両でした。

この関東自動車の標準的な生え抜き車両の特徴ですが、車体の長さは標準よりやや短く、扉配置も前後2箇所になっているものが多いです。

また塗装も新型の低床車の爽やかな感じのモノとは対照的です。 ちなみにこの塗装は同社生え抜きの車両に限らず、他社からの移籍車両にも施されていますが、車両によっては随分違和感を感じるものも…

今後も幾つかか取り上げて行きたいと思います。

関東自動車(2)

2006-05-25 | バス[北関東]
今日は栃木県最大のバス事業者でもある関東自動車のバスについて取り上げたいと思います。

関東自動車では様々な種類の車両が走っており、最新型の車両は東京等と同様の低床車が導入されていますが、中には写真の様なノンステップ車も導入されています。

写真の車両は三菱ふそう製で、同社の路線車は他の3メーカー(いすゞ・日産ディーゼル・日野)は大量に導入されていますが、三菱車だけは少数派です。

またこの車両に限らず、関東自動車では低床(ノンステップ・ワンステップ)の新型車両は他の車両と異なる専用塗装をまとっており、なかなか爽やかな感じで存在感抜群です。

ただMAKIKYUはこの様な新型車よりも、旧年式車や中古車両などの方が好みであり、残念ながら関東自動車のこの写真の車両には乗車した事がありません。
(他の事業者では嫌というほどありますが…)

東京などからの中古車両が多数走る中では比較的少数派なので、新型車が好きな方にはたまらない車両ですが、様々な車両が走る事で色々な好みに対応でき、宇都宮名物の餃子にも劣らないバラエティを楽しめるのが同社の魅力と言っては言い過ぎでしょうか?

関東自動車

2006-05-23 | バス[北関東]
関東自動車は栃木県最大のバス事業者、宇都宮市内を走る路線バスの大半を運行しており、MAKIKYUも先週宇都宮へ出掛けた時、同社のバスにも乗車してきました。

またこの会社は宇都宮以南の小山・佐野などでも少数ながら路線バスを運行しており、会社名は東京の中央線沿線でお馴染みの「関東バス」と良く似ており紛らわしいですが、分社や系列ではなく関東バスとは関係ない会社です。

ただ関東自動車のバス車体やバス停の表記などで「関東バス」という表記も用いられており、宇都宮で「関東バス」と行ったら関東自動車を指し示すので注意が必要です。

この関東自動車、東京から日帰りで探訪するのも比較的容易で、東武線を使うと片道1000円を少し超える程度の金額で行ける範囲に位置しているにも関らず、1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の排ガス規制外を運行していますので、そ東京辺りでは乗れない旧年式の車両も走っており、自社発注車に混じって中古車両も多数使われており、車両のバラエティが豊富なのは魅力的です。

路線も市内各所に沢山の路線を運行しているので乗車も容易で、特にJR宇都宮駅~東武宇都宮駅間は100円と安く、本数も頻発しているので利用価値大です。

この他運賃は少々高くなりますが、JR宇都宮~江曽島、西川田、新鹿沼、石橋といった路線を鉄道と組み合わせて利用するのもオススメで、石橋~真岡も約1時間毎で運行されていますので、真岡方面への抜け道として活用できます。

また関東自動車をはじめ、宇都宮市内を発着するバス会社3社(東野[Tōya]交通・JRバス関東)では共通バスカードを車内でも販売しており、1000円カードでも100円得になる上に、毎月1・15日のバス利用デーには更に割引率の高いカードも発売されているので、利用価値大です。

ただしこの3社のバスは前乗り前降りの乗降方式を採用しているので、バスカード利用時は乗車時と降車時に同じカードリーダーを利用し、通す方向を間違えない様にする必要があります。

また東野・JRのバスは一部の路線(宇都宮を発着しないもの)でバスカードが利用できないので注意が必要です。

同社の車両については後日改めて紹介したいと思いますが、宇都宮へ行かれる予定のある方は是非乗車されてみては如何でしょうか?