MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

JR西日本 キハ126系(1)

2006-10-19 | 鉄道[中国]
「MAKIKYUのページ」では最近、鳥取・島根方面の話題を時々掲載していますが、この地域を走る鉄道の幹線がJR山陰本線で、この路線は現在日本一長い路線でありながら単線・非電化区間が長い事もあり、「長大なるローカル線」とも言われますが、これは鳥取・島根県内の大部分にも当てはまります。

しかしながら近年は、軌道強化や新型車両の導入などによりサービスレベルは着実に向上しており、その内この地区に導入されている快速列車用の新型車両が、今日取り上げるキハ126系です。

キハ126系は最初に写真の1次車が導入され、この車両は主に島根県内を走る快速「アクアライナー」(米子~浜田・益田)で運用されますが、他に一部の普通列車でも運用されています。

外観は質素な感じで専らワンマン運転列車に用いられますが、ワンマン運転時の案内放送はかなり音質が良く、また客室内は化粧板に木目柄のモノを採用しているなど内装もなかなかで、座席も長距離乗車を想定してクロスシート主体となっていますので、長時間(松江~浜田でも2時間以上かかります)の乗車でも割合快適で、MAKIKYUとしても個人的には結構好感度の高い車両です。

ちなみに山陰本線出雲市以西では、一部の普通列車にはトイレすらない車両(現在取り付け改造中・ちなみにキハ126系には車椅子対応型トイレが設置されています)も混用されていますが雲泥の差で、乗車するならこのキハ126系の方が断然快適です。

この車両は国鉄型のキハ58系列を引退に追いやった事や、機能重視の質素な外観などが影響してレールファンの方々からの評判は今一つの様ですが、高速性能もなかなかで、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様もこの地域へ行かれる機会がありましたら、アクアライナーで山陰の日本海を眺めながらの旅は是非オススメです。

またキハ126系はこの後に2次車も導入され、こちらは主に鳥取地区で運用されており多少の違いが見られますが、この車両に関しても近日中に紹介したいと思います。

霊界へようこそ~JR境線

2006-10-03 | 鉄道[中国]
 

今日はリンク集の整理&リンク先サイトの追加のお知らせを掲載し、米子駅の「0番のりば」についても取り上げていますが、「MAKIKYUのページ」では霊界には誘われる心配はありません…という事で落胆された方も居られるかもしれません。

という事で、霊界(「ゲゲゲの鬼太郎」の世界)へ誘われた気分だけでも味わいたい方の為に、境港駅の駅舎と駅名票(これは各駅毎に鬼太郎にちなんだ駅名票があります)を取り上げさせて頂きます。

それにしても、境港の玄関口・境港駅でもこの有様は…境港は随分とこの鬼太郎に関して力を入れている気がします。

鳥取県にはこの境港以外にも、北栄町(旧大栄町:最寄駅は山陰本線由良)が「名探偵コナン」で随分色々な事をしており、昨日は10周年記念という事で特番も組んでいましたが、こちらは鉄道に関しては特に動きが無く、レールファンの方には今一つといった所かもしれません。

また「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様の中には、鉄道などで各地を旅行される方が多く居られるかと思いますが、鳥取県方面へ行かれる機会がありましたら、ちょっと途中下車(境港駅は終点ですが…)してこれらを覗いてみると面白いかもしれませんが如何でしょうか?

JR西日本 キハ58系(広島急行色)~本来居ない筈の所に…

2006-09-12 | 鉄道[中国]
今日は昨日に続いて、長旅の道中・備後落合での画像です。

写真の車両は、旧国鉄時代に急行用として多数が製造され、かつて日本の気動車(ディーデルカー)で最多数を占めたキハ58系(系列にキハ28などもあり)と呼ばれるタイプの車両で、最盛期には全国各地で急行列車に重用される車両でしたが、現在は老朽廃車などで大きく数を減らし、また急行列車自体も激減したため、その殆どがローカル列車で活躍しています。

しかしながら、芸備線の広島県内では今もなお「急行みよし」と呼ばれる急行列車が運行されておりそれがこの写真の車両、白と緑の塗装を纏っているのが特徴です。

この車両は「急行みよし」(広島~三次)の他、この列車が普通列車に格下げされて直通する列車(三次~備後落合間に一往復)や、広島~三次の一部の普通列車などにも使用されます。

MAKIKYUは以前この車両が普通列車として運行されている時に一度乗車した事がありますが、現在では広島都市圏の電化区間(山陽本線など)では普通列車や快速列車で転換式クロスシートの車両(115系の3000番台や更新車両)が当り前に走っている状況にも関らず、この車両は座席は昔ながらのボックス席で、車両も結構古いですので、昔ながらの風情はあるとはいえ、優等列車として特別料金を徴収するには少々苦しい感じがします。
(それでも現在、キハ58系の定期急行列車自体がこの列車のみですので、希少価値は高いです)

ちなみに写真の車両は、夏の長旅の道中、7月下旬に備後落合駅で撮影したもので、ここには本来夜間停車しているだけで昼間は姿を見る事はまずありませんが、芸備線備後落合~比婆山間が斜面決壊で不通となり、この区間の運行できずに駅構内に留置されているもので、この車両の後側にはローカル列車で使用される新型気動車・キハ120系の姿も見られます。
(この時は同様に不通となっている三江線も、三次駅ホームに車両が1両留置されていました)

芸備線のこの区間の不通もかなり長期化していますが、この留置車両は他線を経由して帰還したのか、それとも未だに留置されているかも気になる所です。

もしこの「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様の中で、最近備後落合へ行かれたという方が居られましたら、状況がどの様になっていたかコメント頂けると幸いです。
(MAKIKYUは備後落合とは随分離れた所に居り、容易に確認に行ける状況ではありませんので…)

JR西日本キハ40系 妖怪列車ねこ娘(2)

2006-07-28 | 鉄道[中国]

 

こちらは先程紹介した妖怪列車ねこ娘の車内の様子です。(10月2日画像追加)

天井はピンク一色のラッピング(?)でなかなか強烈な印象ですが、ここにねこ娘がいくつも描かれています。

またトイレ脇の壁面にもねこ娘が描かれて(貼られて?)いますが、座席モケットや化粧板などは従来通りです。

また鬼太郎やねずみ男は確認できていませんが、恐らく同じ様な感じになっているかと思われます。

この妖怪列車、賛否両論は色々で特にレールファンの一部の方からは…という声も聞かれそうですが、この列車がやってくる事で一般の地元の方や観光客が列車にカメラを向け、注目している状況を目にしますので、この様な取り組みはなかなか粋なものでは…とMAKIKYUは思っています。

まあこの様な事をやるのなら、もう一歩進めてワンマン車内放送でも各駅毎につけられた妖怪名を呼称(例:次は境港、鬼太郎駅です)する位の事をやったら面白いのでは、と思いますが皆様は如何でしょうか?

(ちなみに高知県のごめん・なはり線では、車内放送で各駅毎に設定されたキャラクター名が放送されます:「次は 球場ボール君の球場前駅です」の様な感じです)


JR西日本キハ40系 妖怪列車ねこ娘(1)

2006-07-28 | 鉄道[中国]
今日は旅行記録の更新が見込めません。

また鉄道関連の記事を期待されている方も居られると思いますので、代わりに昨日乗車した列車の記事を投下したいと思います。

今日紹介するのはMAKIKYUが昨日JR境線で乗車した妖怪列車、現在境線では各駅にも妖怪の名称(境港駅=鬼太郎駅など)をつけるなど、色々趣向を凝らしていますが、走っている車両もそれにちなんだものが…

これは鬼太郎、ねずみ男と最近登場したねこ娘の三種類がある様で、MAKIKYUはねこ娘に乗車、また途中で鬼太郎ともすれ違いました。

妖怪列車になっている車両はキハ40系と呼ばれる、日本では現在最もありふれたタイプの気動車で、既にMAKIKYUのページでも秋田県のなまはげ列車などで登場していますが、妖怪列車になっている車両は更新工事が施されて窓周りなどの印象が異なっているのが特徴です。

ただこれだけ派手にラッピング(?)を施しても地色は今や数少ない旧国鉄の首都圏色(朱色一色)というのは滑稽な感じもします。

ちなみにこの妖怪列車、境線では過半数の列車に運用されていますが、快速みなとライナーやラッシュ時間帯などの一部列車でキハ121系と呼ばれる新型車両で運用される列車には来ませんし、その他の列車でも普通の車両が代走したりする事もあるので、乗車できるかどうかは運もあるかもしれません。

車内の様子は(2)で紹介します。