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JR西日本・境線を走る妖怪列車~以前とは様変わりした姿に

2015-10-05 | 鉄道[中国]

先月「MAKIKYUのページ」では、隠岐汽船の高速船「レインボージェット」に関して取り上げましたが、現在本州本土から隠岐へ向かう航路は、境港か七類港のどちらかから出航しており、MAKIKYUが本州本土~隠岐間を移動する際は、往復共に境港発着の航路を利用したものでした。

七類港は一応松江市内に位置し、隠岐からの航行距離も境港よりは短いものの、松江市内中心部へ向かう利便性は境港と大差ないか劣ると感じる上に、米子(更に乗り継いで京阪神や首都圏方面などへも)などへ向かう際には不便な場所ですので、個人的にはできる事なら隠岐航路は極力境港発着が…と感じています。
(境港~松江間はJR米子乗継と一畑バスの直通便という選択肢があり、その気になれば日の丸バスの米子乗継(乗り合いバス手形所持者以外はまず考えないと思いますが…)も可能ですので、県境を跨ぐとは言えども両都市間の移動は比較的至便です)

境港の隠岐汽船ターミナルはJR駅のすぐ近くで両者の乗継も至便、手配の関係で本州本土側での前後泊も米子市内という状況でしたので、米子~境港間の移動ではJR境線を利用したものでした。

JR境線は以前にも一度だけ乗車した事があり、その際に乗車した妖怪列車に関しては、既に「MAKIKYUのページ」で取り上げた事がありますが、もう20年以上続く妖怪列車は途中でデザインが変わっており、現行デザインになってからの乗車は、6月の隠岐訪問時が初めてでした。
(以前公開した妖怪列車(ねこ娘)に関する記事をご覧になりたい方は、こちらをクリックして下さい)


現在の境線では平日昼間は1両ワンマン運行、この列車には単行運転可能なキハ40形のラッピング車4両のいずれかが充当され、音声合成による車内放送も鬼太郎の声で流れるなど、列車好きだけでなく鬼太郎ファンにも楽しめる列車となっています。

朝晩などの一部列車や車両検査時には、妖怪列車以外で運転される列車も一部存在しますが、境線では通常8割以上の列車が妖怪列車になっていますので、妖怪列車以外の車両に乗る方が難しいといっても過言ではない状況です。

 
MAKIKYUが6月に境線に乗車した際には、往復共に境線利用だった上に、2両運行の列車にも当たりましたので、主人公の鬼太郎をラッピングした列車だけ乗車機会がない状況でした。


他のキハ40形ラッピング車3両全てに乗車しただけでなく、米子駅での2→1両への減車時には車両切り離しではなく、車両交換で対応していましたので、鬼太郎ラッピングの車両も撮影する事ができました。

 
このラッピング車両は外観だけでなく、車内も座席モケットや天井などに外観ラッピングと同じキャラクターがデザインされており、車両毎に異なるモノとなっているのも注目ですが、かなり賑やかな印象ですので、好みが分かれる所だと思います。


キハ40形妖怪列車は結構な評判という事もあり、近年ではこれに加えて比較的車両数に余裕がある片運転台・両開き扉のキハ47形2両も、キハ40形とは異なるラッピングを施した妖怪列車として運行しています。


こちらは姿を見て撮影しただけで、乗車機会はなかったのですが、2両運行となる事も多い現状では、こちらをラッピングした車両を更に増やしても…と感じたものでした。


また境線は車両面だけでなく、各駅毎にキャラクター名(米子→ねずみ男駅、境港→鬼太郎駅など)を冠している事なども注目で、これに加えて近年米子空港駅の開設と一部区間の線路移設なども実施、米子空港駅開業後の乗車も初めてでした。

JR各線は大半の路線に乗車した事がある身でも新鮮に感じる状況でしたので、境線に乗った事はあるけど最近は縁がないという方も、再訪して楽しめるのでは…と感じたものでした。