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大田原周辺を走る東野バス

2017-07-19 | バス[北関東]

先日「MAKIKYUのページ」では、栃木県大田原市内や周辺地域を走る大田原市営バスに関して取り上げましたが、大田原市内とその周辺を結ぶ路線は市営バスだけでなく東野交通も一部路線を運行、先月大田原へ足を運んだ際にはこちらも乗車機会がありました。

東野交通は均一運賃の市営バスとは異なり、栃木県内の一般路線では標準的な前乗り前降りの整理券方式(後払い)となっていますが、大田原市内と西那須野駅周辺は運賃が上限200円となっています。

大田原市内各所や大田原市内と西那須野駅の間を移動する際は、市営バスと同様に手頃な運賃で利用する事ができ、かつて東野鉄道として鉄道を運行していた西那須野~黒羽(Kurobane)~小川間でも路線バスを運行していますが、西那須野~黒羽間だけでも結構な距離がありますので、民営による独立採算なら到底経営が成立しないだろうとも感じてしまう状況です。
(黒羽は市町村合併で大田原市内になっており上限200円運賃区間内、小川は大田原市から外れるものの小川仲町まで上限200円運賃区間、小川仲町以遠は通常運賃となっています)


大田原市内は中心部に鉄道が通っていない上に、国際医療福祉大学関連などで結構な需要がある事もあってか、MAKIKYUが乗車した便は中型車だったものの、大型車が活躍する姿を見る事が多く、大型車が主力になっているのでは…と感じる状況でした。


前乗り前降りにも関わらず、中扉4枚戸となっている車両も散見されるなど、見るからに他所から移動してきた車両と言う雰囲気を漂わせる車両も複数見かけた他、東野交通内でも宇都宮地区から移動してきた車両が存在し、バスカード取扱車である事を示すステッカーを剥がした痕跡が見受けられる車両も散見したものでした。
(大田原市内など黒磯営業所管内の車両はバスカード機器自体が設置されておらず、宇都宮市内や周辺地域を走る関東自動車や東野交通のバスで通用する栃木県内共通バスカードの使用は不可能です)


東野交通というと白と赤の装いの車両(写真・以前黒磯駅前にて撮影)を連想する方も少なくないと思いますが、割合近年導入された車両(他社移籍車含む)は東武グループの貸切車両と同様の装いとなっており、MAKIKYUが大田原へ足を運んだ際に見かけた東野バスは、東野交通が最近になって東武グループから離脱したとは言えども、東武グループカラーの車両ばかりと言う状況でした。

また先月大田原など栃木県北一帯へ足を運んだ際には、西那須野駅からJRバスにも乗車機会があり、こちらに関しても近日中に別記事で追って取り上げたいと思います。