もうこんな日が続かないだろうな、というくらいの秋晴れの良い日が・・・
今のうちに満喫しておきます。
昨日の小佐渡山脈 今日の大佐渡山脈
どちらも実家から見た景色ではなく、国仲平野から見た景色です。
二日間2000円乗り放題の切符を使って、普段行かれないところに用足しに行ってきました。
それはさておき、いつもの畑野温泉にも行ったわけですよ。昼時だったから風呂に入っている人は4人しかいないの。サウナから出てきたおばあさんが、
「水道が水しか出えせんけど、どうしたらいいや。」と体を洗っていた私に聞きに来ました。お湯の温度を調整してあげて「これでいい?」と確認すると、絶妙なタイミングで、
「頭にお湯掛けてもらえるかや。」と頼みます。
お安い御用とばかりにかけてあげましたが、まさかね、お湯で濡らしてそのまま、ハイと引き下がるわけにもいかないでしょ、子供じゃあるまいし・・・
「おばさん、頭洗おうか?」となりますよ。しばらく加減してごしごしやっていると、「男のもんの手は強いっちゃ。」と言うから、「えっおばさん、もっと強い方がいいの?」と確かめると、こくっと頷くではないの、そっかとばかりさらに力を入れてごしごしやりました。小さな頭だからあちこちごしごししてもそんなに時間がかかりません。
「おばさん、かゆいところない?」と聞くと、
「みんな、かあーいいっちゃ。」と遠慮のない返事、私も美容院で言ってみたいセリフをはくでないの。何でも自分で体を洗ったり、髪を洗ったりしたことはないと言ってました。全部一人息子がしてくれるそうで・・・
「子供を一人しか生まんかったからいい子ができた。」とそれはそれは喜んで。
それを聞いたからには、私だって言わなければなりません。
「おばさん、体洗うよ。」って。
48歳か9歳かの息子が毎日洗っているせいか、まあ背中はぴかぴか、するする。垢すりを手渡されたけれど、そんなもの必要ありません。前は自分で洗ってもらって・・
「おばさん、先にあがるからね、気をつけてね。」と声をかけると、
「まあ、よそのもんにこんなことしてもらって、ありがたかったわ。神さんみたいだなあ。」と言われました。神さんねえ・・・
はあ、こちらこそいい経験させていただきました。生まれて初めてです、よそ様の髪の毛を洗ったのは。母にもしたことはありません。
私の目標の付け足しができました、将来のばあちゃん像。
100歳になっても一人で暮らし、畑を耕し、夕食はご飯とみそ汁、1種類の肴とお酒で機嫌よくなる。(これは前からの目標ね)
付け足しは、さりげなく嫌みなく哀れっぽくなく、堂々と、全然知らない人に髪を洗ってもらって悠々としている人になる。うーーん、こちらの方がハードルが高い気がするなあ・・・