中越地震から3年がたちました。
この地で被害に遭われた方たちがインタビューからは、必ずと言っていいほど、
「みんなによくしてもらってありがたいって。」
「全国の皆さんから支援を頂いて感謝していますて。」
「元気に頑張っていることを皆さんに伝えたい。」
という言葉が聞かれます。これってすごいことだと私は思います。まず感謝の言葉が出る、ご自分がどんなに大きな被害にあって苦労しているかを呑み込んで、相手に対する気持ちを伝えようとすることは生半な気持ちではできません。
テレビのローカルニュースや新聞の県民版では、3年という区切りに関わらず、この地震の被災地のことは常時取り上げられています。
旧山古志村の人たちが集団移転した
錦鯉生産が再開された
村のお祭りが復活した
棚田がボランティアの人たちの手を借りて耕された
牛の角つき大会に地元の小学生たちが飼育している牛も参加した
130年の歴史がある小学校が廃校になる
家の再建にかかる費用が調達できない
村に帰ってきた人たちは震災前の約半分しかいない・・・・・等々です。
そして、皆川優太くん。
今日はきっとおじいちゃんと入学前の就学時健診に行っているはずです。
新聞によると、71歳のおじいちゃんたちが弱音をはくと
「優太が泣いていないのにめそめそしないで。」「さみしい話をしないで楽しい話をしよう。」と励ますそうです。読んでるこちらが泣けそうです。
優太くんが一人前になるまで、祖父母のお二方が元気でいてくれることを祈ります。
思春期になった優太くんが、暗い穴の中で過ごしたことを思い出さないで、一人残された自分の運命を強く受け入れて成長してくれるよう祈ります。
セージ、見事な大株でした