本名『イヌタデ』
「赤のまま無宿の墓へそなえけり」 数馬あさじ こんな句が掲載されていました。
佐渡金山を支えた多くの無宿人の墓に供えられた赤のまま。佐渡ではアカマンマと言います。
まだまだ子供だったころ、秋になると、ままごとのごはんのお茶碗にはこのアカマンマを入れました。アカマンマは赤飯のことです。ふだんのごはんは砂だったり土だったりしていたから。だから、アカマンマが咲くころになると嬉しくて・・・
赤い部分をしごいてお茶碗に盛り上げたものです。
ああ、♪あの日に帰りたい、、、ってなことはないけれど・・・
同じでしょ っておっしゃらないで
どちらも捨てがたかったのよ
解説にこのイヌタデは、人里植物だと書いてありました。家のまわり、農道、田のくろなど人里にあって、山や林の中に入り込まないそうです。
アカマンマやツユクサ、ハコベやナズナ。どこか懐かしくて・・・
ついでといってはなんですがピンク繋がりで、ミゾソバ。ママコノシリヌグイではありませんぞよ、棘がないから。