昨日、お隣の水産会社のお兄さんから「冬網を始めましたから・・」ってイナダを5匹も頂いた。老人との二人暮らしに生の魚5匹だ、どう保存していいか分からない。悩む。
マサチャンママと遅刻友と店番友と父の知人に1匹づつおすそわけ。我ながらナイスアイディアだと思ったのよ。勇んで持って行ったのよ。日頃いつもお世話になっているからね。
マサチャンママは喜んでくれた。
遅刻友も喜んでくれた。
店番友は後で取りに来るという。(彼女のところだけは自転車では無理だからね)
父の知人にも無事届けた。バナナ3本をお返しに頂いた。
私は夕食の準備で残った1匹のイナダを捌くことに格闘した。情けないことにやったことないんだから。そして無事に不格好ながら刺身ができたわ。皿に盛り上がったイナダを見て私はため息をついた。こんなに食べるのか?食べきれるのか?裏の94歳のおじさんが台所でごそごそやっているのが聞こえるから、おじさんにも少しおすそわけして食べていただく。
ところが、ところが、イナダはうまくない!と、日頃言っている父が「うまい!」とか言っちゃって、わしわし食べている。お酒のつまみに口が臭くなるんではないかと思うくらい食べている、そして完食。私は刺身は好きじゃないからほとんど食べていない・・・
私はその様子を見て考えだした、悩みだした。
マサチャンママは、孫に食べさせると言っていたな。夫婦二人なら1匹でいいだろうと思っていたけれど足りたかしら。
遅刻友は、このくらいなら小さいからすぐに捌けるわよ、って言っていたな。あれで小さいのかあ、あそこは大人4人だったわ、すくなかったかしら。
店番友は、私が配り歩いていたから留守にやってきて葉大根を5本も置いていいたけれど、トロ箱を開けてイナダが1匹しか入っていないのを見てがっかりしたかしら。
こちらで物を頂く時は山のように貰う。私は多すぎて悩むのよ。白菜だって丸ごと3つだものね。ピーマンだって籠一盛だものね,etc・・・
それを思い出したら、ケチだったかなと悩みだしたわけよ。
ま、終わってしまったことは仕方がない。これから配ると言ったら「車出してやろうか」と言ってくれた二人の友のお言葉を断っただけでも良しとしよう。
教訓 おすそわけの量は佐渡バージョンでいくこと。