昨日も今日も陽がさす時間があるのに、気温が低いため雪がなかなかとけません。
(銀杏の実はまだ落ちていません)
あんこう鍋に使った土鍋を洗っていたら、ふっと、倒れる前の母がこのなべを最後に使ったのはいつだったのだろう、と考えてしまいました。
おそらく10年は使っていなかったと思います。
80代も後半になった時の母は、それはそれは料理を億劫がっていましたから。
90代になった時には、私が作り置きして横浜に帰った時のひと月前の料理が、平然と冷蔵庫に鎮座していましたから。
船酔いがひどいことや寒さが嫌なことを理由に、11月を最後に、「3月まで待っていてね。」と我が家に帰ったけれど・・・
一番寒くて暗いつらい時期を両親二人で過ごさせていたのかと・・・
それこそ一瞬、可哀想なことをしたなと思ってしまって。
振り返らない私でもそんなことを考えたなんて、我ながらびっくりしてしまいました。変。