誰が?って、私が、いや、私も、って言えばいいかな。
土曜日、佐渡でよ、チャリンコでよ。
信号青の横断歩道、私は直進、そいつの車は右折。当然私が優先でしょ。
私は自分が渡っているのにまさか、と思うじゃない。ところがそいつは徐行もせず、私に突っ込んできて。私横転すっ転がる。
「おばちゃん。救急車呼んで救急車、あっ痛いてててて、立てんが。どうしてくれるのんや!」
と騒いだかって問い詰めるマサチャン。
「そういう時は警察と救急車呼ばんかや。後でなんか出てきたらどうする!自転車も直してもらわんかさ。」
って追い討ちかけられて。ほんとにそうだわ。
自転車もろとも倒れこんでも直ぐに立ち上がって、わなわなしながら、
「私が優先ですよね、どこ見てるんですか!」
すみません、すみません、よそ見していましたって。済まぬで済むなら警察は要らないって言いませんでした?
「私は明日法事なんです!私が先にあっちに逝ったらどうしてくれるんですか!?」
って、なんだか間抜けでどうでもいいことを言い募って。ホンと馬鹿だわ。
夫みたいに、
「どこ見てるんだ!ばかやろう!」
って啖呵きりゃあよかったわ。(夫に言うとややこしいことになるので内緒だけどね)
もう絶対あの横断歩道は渡らないと決めた。
もうひとかたいるのよ、轢かれたのが。
今年初お目見えの長いそいつ。
朝通ったときは、とぐろ巻いて悠々と道路で朝寝。
もうびっくりもしなかった。後ろから来た車のドライバーと目が合ってお互い含み笑い。
それが夕方通ったら見事に昇天の憂き目に。
さすがに、お前ダメだよ。そんなところで寝ていたら、とは言えんかったしなあ。
ちと可哀そうなことしたわ。
あっ、そんな長いやつのことで同情している場合じゃない。
私だってだ。これで同じ場所、状況で2度目なんだからさ。