舞岡公園
葉が少しだけ色付いていた柿の木。
オジサンはエノキの下を歩いている 哀愁漂う背中。
花は大したことないのに(ごめん)名前だけでころっと持っていかれそうな *吾亦紅
そういえば何年か前にヒットした歌もあったわね。
わが家では咲いたり咲かなかったりでさっぱりなのに、舞岡公園耕作田んぼ脇の小川のそばに揺れていて。
あら?ここにいたんだと愛でる。
*吾亦紅で検索していたらお目にかかりました。すみません、無断でお借りします。
もう、短歌俳句ちんぷんかんぷんの私でも分かるというもの。
薄い胸がギュッとなろうというもの。やっぱり虚子さんがいちばんかな。
吾亦紅 さし出て花の つもりかな
小林一茶
吾木香 すすきかるかや 秋草の さびしききはみ 君におくらむ
若山牧水
吾も亦(また) 紅(くれない)なりと ひそやかに
高浜虚子
我もまた紅なりだって、ひそやかにだってひそやかに よ。ああどうしよう、身もだえする。