細かい雨が静かに降っている朝。
先日、ヨーコチャンから19時前という微妙な時間にライン電話が来た。
私は夕食が終わっているから何の問題もない。わが家の食事時間は彼女もよく知っている。
でもなヨーコチャンちは分からん。分からんけどかけてくるくらいだからいいのだろう、
とは思うけれど、いちおう、
「あなた、こんな時間だけど夕飯は大丈夫なの」と訊く。
「うん、大丈夫。だんなは食べているけれど」ときた。えっ?!
一緒に食べないのとさらに突っ込むと、いいのわが家は個食だから、ですって。
「私はこれから風呂に入ってそれから食べる」と言うからもうびっくり仰天よ。
いかにもだわ、ヨーコチャンらしい。納得。
そういえば、初任同僚だった彼女と打ち合わせでライン電話したときのこと。
私が電話したのは19時ちょっとという微妙な時間。
もう少し待てばいいけれど、その後になるとうつらうつらしてしまう。
「ごめん、大丈夫?ご飯終わった?」と訊くと全然平気ですと、あくまでも丁寧な彼女。
「うちのは私がまだ食べていても、自分が終わるとすぐ2階の部屋に行くから
ひとりでゆっくりしています」って。
この時もびっくり仰天、を通り越してもう大笑いしてしまった。妻が食べていても
ひとり自分の部屋にか。そうか。でも夕食づくりはご主人が担当なのよ。上手なの。
ついでにもう少し前の話。初任同僚先輩ね。
知らせることがあって、この時間なら昼ごはんも終わっているだろうと13時過ぎに電話。
まだです、って。あわててまた後にすると言うと、
「いいのよ、うちは昼は好きな時間に好きなものを勝手に食べるの。
朝は必ずご飯だから、昼は麺類がいいかもしれないパンがいいかもしれない、
店で何か好きなもの買って食べたいかもしれないでしょ。だからそれぞれ
好きなようにしているの。食べたい時間だって違うでしょ。
あなたもそうしな。なにも毎食あなたが作ることないわよ」と。
そうか、そういうこともできるんだなと大いに参考になったわ。
ここひと月くらいに立て続けに聞いたそれぞれの家庭の食事話。
ほんといろいろで面白い。
けんかしても二人そろって気まずい食事する私、あたま固いんだね。