近くの小さなJAの店で買い物をして、レジに並んだ。
といっても、客は私と後ろの方のふたり。空いているなんてもんじゃない、さびしいくらい。
あとはお店の方が野菜を並べたりしているだけ。
後ろのオジサンが誰にともなく「おれ、92になったよ」と言うの。
えっと思って振り返ると、背筋がしゃきっと伸びたおじいさんが。
どうやら収穫した野菜を店に納入しにきたらしい。
店員さんと顔を合わせて、そうはとても見えないですよねえと感心することしきり。
JA帽子とマスクのお顔は日に焼けて黒いが、目鼻立ちもしっかりして口調も若々しい。
「同級生はみんな死んだよ。医者も大学教授も死んだ。おれだけだ」って。
肉を土産に買って帰ろうと思ってさ、ですって。お元気な92歳、現役感バリバリ。
我が身を振り返って、だらしなさにため息が出た。
地下鉄の駅から舞岡公園への道。もちろん原チャリを止めて。
住宅地までは畑が広がる、その近辺をぶらり。
梅の実がたわわ
奥に見える鳥居は舞岡神社
ヒメウツギの立て札
ジャーマンアイリス
オオデマリまで植えられていたわ