「花々咲き誇る8つのガーデン全周遊 はじめての北海道ガーデン街道めぐり」
と長々しいタイトルのツアーに申し込んで待つこと3か月以上。いやあ、長かった待ち遠しかった。
(十勝の麦畑がずっと続く)
(十勝平野の畑)
他の家庭内行事は何もしないが、それぞれの誕生日前後には1、2泊の旅行をしていた我が家。
今年は私の古希祝のはずが、なんたることか訳が分からないうちに家庭内外交が決裂して険悪状態。
旅行の相談どころじゃない。知らないわそんなら決行してやろうじゃないの、
とここ2,3年それとなく言い続けていたこのツアーに参加。
(六花の森の丘)
ちょっと贅沢なツアーだったのよ。
いつもけちけち旅行をしていた私だったから、かなりハードルが高かった、清水の舞台から飛び降りたわ。
だってね、あと何年健康で生きられるか分からないじゃないの。自分の足で歩くことができるか不安じゃないの。
34年もの長い間、子供二人を保育園に預けて働き続け、父の大病新潟の病院入院騒ぎにも休暇をとる
ことができず、何キロも痩せるくらいの仕事人生最大の危機を乗り越え、ようやく得たのんびりした年金生活。
両親ともあちらへおくることができて3年。子供たちも所帯をもって曲がりなりにも生活している。
いいじゃないの、自分にそれくらい贅沢しても、そうよそうよ。私は行って来るぜ、とどこまでも大げさ。
ま、何のことはない、ただただ自分が行きたかっただけ。そういうことで出発の日を迎えたわけ。
女性ばかり20名のツアー、しかもガーデン見学のみのツアー。
ちらちら聞こえたり、話したりした方はそれぞれのそれぞれが。
「休みとるのが大変だったわ、もうずっと前から休暇願出して了承してもらったのに、直前でも
仕事のこと言うのよ。私休暇取っています、前から言ってたと思いますけど」
なんてこと言ってたのはまだ現役の方。
上司がみんな年下なのよ、と言うからちょっと想像がつかなくて笑った。
そんな50代の方が2名もいて、私が清水の舞台から飛び降りたのに凄いなあといささかびっくり。
定年になったから今までの分遊びまくっている、と言う人。
お義母さんを見送って、施設からの呼び出しの心配をしなくてよくなったからという人。
先の50代女性の人は、ガーデン関係の仕事をしているから参考になればと思って、なんてことも言ってた。
何もできない夫に、妻がいないとどれだけ大変かを分かってもらうためよ、の人に賛成多数の声。
たまたま食事のテーブルが一緒になったうちの5人は今回がひとり旅デビュー。
5回目8回目よ、なんて言ってる人も。
中で、あの方3年間で40回も行ってるんですって、とのささやきがさざ波のように伝わってきて。
驚くやら何やら。
「ひとり旅は嵌まるわよ」だそうだが、私は嵌まるまではいかないな、きっと。
(上野ファーム ノームの庭)
帯広のホテル出発。
女には負けちゃいられない、俺たちはバイクツーリングに嵌まっているぜのシニアオジサン方。
ほとんどがここで会った方たちなんですって。
この日は屈斜路湖などの道東方面に向けてバイクぶっ飛ばすそう。
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