まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

お徒歩

2008-01-21 14:47:22 | モブログ

「おかち」と読みます。正式書名は『平成お徒歩日記』 作者は宮部みゆきさん。
装丁は贔屓の新潮社装丁室。このたびはビニールカバーが邪魔して、よく見えない。
これが図書館から借りる悲しさです。外せないの。

もう1週間も過ぎてしまった横浜帰りの途中、深川散歩。

帰りの新幹線で、JR東日本車内雑誌を手に取ると特集は、「藤沢周平の江戸を歩く 
『用心棒日月抄』の世界へ」
いつも車内雑誌は帰りの新幹線で見ることに決めている、(そして気に入ったのは持ち帰りする)ことが裏目に出たわ。先に読んでいれば、これも視野に入れたのにといささか残念な気持ちになったけれど・・・

主人公青江又八郎はの住んでいた鳥越神社あたりは、都営浅草線蔵前の近く。
口入れ屋の相模屋は馬喰町近く。そこから両国橋を渡って回向院や吉良邸にまで勤めに出かける。時には相棒の住んでいた霊巌島付近まで。
用心棒日月抄の舞台イラストを見て、よく歩くものだなあとため息が出ます。

で、図書館で目に飛び込んできた本が『平成お徒歩日記』
興味があることがこんなに繋がっていくと気味が悪くなるようだわ。


 これは宮部さんが、いにしえのお江戸を訪ねて今を歩こうという企画。平成6年から平成9年まで年2回の割でお徒歩しています。

時に平成版のかごを使い、時に平成版居酒屋及びお休み処で一服し、その珍道中を書き綴ったもの。楽しく読ませていただきました。

私もお徒歩をしてみたい(はないか)と思ったコースは、
忠臣蔵 赤穂浪士討ち入り後コース。回向院から高輪泉岳寺まで、47士は2時間かかったそうですが、はたして宮部さん一行は・・ね。

次は、「市中引き回しの上、獄門」の市中引き廻しコース。
なにしろ、夫はよからぬニュースを見るたびに、「市中引き廻し!!獄門!」って叫ぶからね。ついつい、私も過激になって。
伝馬町牢屋敷跡から鈴が森刑場跡までのコース。コースはどちらでもいいのですが、引き廻しになる決まりごとが恐ろしい。ほんのちょっとだけ抜粋。

引き廻しで獄門(斬った首をさらされるのね)となると
・主人の妻と密通
・人を殺して物を盗む
・舅、伯父、伯母、兄姉を殺す

引き廻しの上磔となると
・夫を殺した姦婦
・偽金銀を作る

死罪のおまけにこんな付加刑が付けられるなんて!!
これをみると今の犯罪は、ほとんど市中引き廻しがつくのでしょうね。

その他まだまだ興味深いコースがありますが、お江戸からはるばる出張コースもありますが、お徒歩となるとね。宮部さん、よく頑張りましたあ。

私も、小津安二郎の墓、すぐそばの木下恵介の墓巡りというコースは、2度ほどやったことがあるけれど、花のお江戸を、当時の人たち並みお徒歩するとなると、いくら興味があるといえど、ちょっとためらうわ。いやできません!




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世間は

2008-01-20 11:48:41 | モブログ

ありがたくもありありがたくもなく

私は雪だるまになりたい。
いいだろうね、日が射せば溶けてしまうしさ、面倒なことは知らん顔だものね。

マサチャンと息子のりゅうちゃんが作ったんだって!
顔が心なしかりゅうちゃんに似ている。



マサチャンママも遅刻友も口を揃えて言う。
「なあ、私らあの子を18の時から都会に出してしもうたもんな。」

「帰る時は、娘がお母ちゃんもう帰るのと言って泣くし、私も新幹線の中じゅう涙が出て困ったがや。まあ、中学1年の時までリカチャン人形を抱いて寝てた子がやっていけるかと思うてさ。」

「それが、いくら結婚式でお世辞半分というても、あんなに褒めてくれとるとなあ、背中がむず痒ウなるけど、ちっとは頑張ったんだなと思うが・・・」

「私らなんも躾けてあげんかったとこ、みんな世間が躾けてくれたがなあ。」


私がふらふら町の中を歩いていると、誰か知らない人が、
「薬局が火事の時はお世話になったそうで、ありがとうございましたや。」
と挨拶してくるの。それも一人や二人ではないから、戸惑ってしまうわけ。
はあ、だの、ひい、だの言ってごまかしたり、
「すみません、どちらさまでしょうか。」と聞いたりして、後で薬局に行って確かめるわけ。よっぽど顔が広い家だね、なんて冷やかしながら。
それにしてもね、いくら私が獅子奮迅の活躍をしたといえど(ここでも自画自賛)、それが知らないところで広がっていくのが恐ろしいわ。逆もまたありでしょ。


このたびの親戚の不幸で、親戚だから渦中にいたわけで、結構いろいろな話が耳に入って心中穏やかでない。面倒だ。
子どもたちは全員都会に住んでいるから、ここの流儀が分からない。
まず、最初にお骨にしてから全てが始まるんだものね。そこからして目が点になるわけで。
お通夜には、お焼香に来てくれた人たちは全員最後まで残り、振舞いを受ける。
香典のお返しは一率同じ金額なんて・・・ね。
記帳もいらないと言うし、会計もなし、受付は孫がやると言うし・・・
訳が分からないながら、世間に従って動くと、世間はいろいろで・・・
精神的に疲れました。しばらく立ち直れません。ハイ!

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生命力

2008-01-19 13:02:24 | モブログ

昨日、お墓に花をたてに行ったら、花たての水が凍っていました。
井戸のポンプも                     ここもです



今朝、いつものように母のところに行ってきました。
えらい元気でびっくりです!

よく顔を動かします。
目も一点を見つめるのではなく、上や横やあちらこちらを見回します。
声をかけると、私の方をじっと見つめます。
ショートステイに来たお隣さんが、御詠歌を歌うとそちらの方に首を回すしぐさも。
手を握ると自分の方に引き寄せようとします。
もちろん意識があってしていることとは思いませんが、母の思いが伝わるようで・・・

ちょうど看護師さんが手当てにきて、
「まあ、昨日の夜から元気で、管を抜いてしまいましたが・・」と教えてくれました。
手袋をしているのですが、いつの間にかほどいてとってしまい、経管栄養の鼻から胃に通してある管を引き抜いてしまったそうです。
どおりで手袋のひもが固く結んであると思いました。

「そんなら母さん、帰るや。」と声をかけると、
「はい。」と返事をしたような気がしました。

私が、大変な御世話を施設の方たちにしていただいていることは自覚した上で、
ただ寝ているだけでも、
母の命がもうお仕舞いと言わない限りは、母には生きていてもらいたいと思います。

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凍えます

2008-01-18 16:30:14 | モブログ
毎日こんな天気。
「あっ、雪が・・・」
なんて可愛いことは言わないけれど、雪が降っていると自然に窓のところに行って外を眺めます。
寒いことは寒いけれど、雪が降っている時は寒さをあまり感じないわ。





でもね、体育館となると話は別。まるで冷蔵庫に入っているよう。そんな中でも熱心に練習している人たちが・・・


公民館主催の太極拳30回コースは終わったけれど、自主講座が始まったのよ。
『努力と根性』は、私の辞書にはどこを探してもない!それは周知の事実。
だけどね、『だらだら持続』はでっかく載っているから、まだ続けています。

イヤー、これが結構うまくなったのよ(完璧自画自賛)。行くことが嫌でなくなったの。

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再びカモメ

2008-01-16 22:26:45 | モブログ

♪うみのぉ~おとこはよぉ~てな感じでしょ、こいつら・・・
もう、丸々太っています








なんか図々しいのよね。
おいら、たいていのことは平気だもんねって言っているみたいな気がして、蹴飛ばしたくなる。あっ、ウソ嘘それは言いすぎ。

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大漁

2008-01-16 08:51:44 | モブログ

であって欲しいと願います。

昨日はどんど焼きの後、空がよかったので、魚市場の見学に。
実家のすぐ近くなのに今まで撮影しなかったのは、呑気な私が、働いている人たちを撮ることにちょびっとためらいがあったから。
でも、少しは佐渡を知っていただけるかもしれないと言い訳しながらね、撮りました。


昨日の夜明けはこんな空 

防波堤から見る実家方面 

漁から船が帰ってきました 

接岸します           

サバが水揚げされ      

選別されます         




2,3日前の雪あらしでようやく鰤が水揚げされるようになりました。


10kgと表示されていました。


  

あんこうも                   こんなでっかいイカも



どこに行っても同級生に会うものです。
「何撮っとるんだや。」と声を掛けてきたひとは、ダイビングスクールを経営している彼。定年退職した彼は、冬場は仕事がない。市場でボランティアだそうで・・・

「漁師も駄目、百姓も駄目、観光も駄目、公共事業も駄目、教育も駄目、皆大変だがさ。」と佐渡の現状を憂う。
「どうしたらいいんかね。」と、こちらもため息。その通りだもの。よそ者でも分かる。
「じっとしとるのんさ。」と、たった一言。
誰もが同じようなことを言います。

ぜひ、時期の魚がその時期に佐渡の海に戻ってきて、大漁になってほしい!

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小正月

2008-01-15 17:07:41 | モブログ

どんど焼きです。
近所の神社で・・・
正月の松飾を燃やします。スルメも焼きます、もちろんおもちも。







このような風景を所望された方もいました、ような気がします。



  

 

昨日は思い返してもちと恥ずかしい記事だったので、今日は正常に戻します。

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熱くなる

2008-01-14 13:48:18 | モブログ

昨日今日の寒いこと。布団から出るのが嫌だ。いつまでも潜っていたい。起きたくない。特に何かしなくてはいけないことなんてないもんね。
そういうわけで、父も私も起きたのは7時半。

   
 7時半ころ           8時ころには・・・      12時ころは・・すぐまた曇り



朝食を食べていると、ラジオから耳慣れた音楽が・・・
『僕の生きる道』のテーマ曲じゃないの。本間勇輔さん作曲と言ったから間違いない。
もう大好きなドラマで毎週欠かさず見ていた。ビデオで繰り返し見ていた。
タイトルとテーマ音楽だけで涙を出していた。
去年の暮に、あるドラマ雑誌で、20年間で心に残るドラマ1位に選ばれていたことを知って、娘にそれを送ってもらった。(佐渡では売ってないの)
彼女もえらい迷惑したに違いないわ。全く私も年甲斐もなくおバカだ。

クサナギツヨシが5月に舞台『瞼の母』を演じるという情報が・・・
母は大竹しのぶさんだよ、演出は渡辺えりさんだよ。
ああ観たい!でもチケットが絶対取れない!佐渡にいてはなおのこと取れない!

もう1昨年になるか、「父帰る・屋上の狂人」のチケット取りに恥ずかしさをこらえて、2回もチケットぴあに並んだのは。1、2番に並んだって駄目だったものね。
この演技でツヨシ君は『読売演劇大賞』で杉村春子賞を受賞した。

作家の松井今朝子さんがブログで褒めているということを知り、必死に訪ねてみると、いやいや嬉しくなる。
座って新聞を読んでいるだけで、時代を表現できるクサナギツヨシは天才であると。つかこうへいさんがそう言っているのは何回もテレビで見ているけれど、歌舞伎にも携わっていたことがある人が言ってくれると、関係ない私でもなんかうれしい。
つくづくおバカだとは思うけれど・・・・

でも、だからこそ観たいのよ!!


ほんとは剛君じゃなくて、江戸巡りの続きが書きたかったのに・・・
朝、音楽を聞いただけでこんなになってしまった、ご勘弁ください。

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遭遇

2008-01-13 12:34:58 | モブログ
都会に出ると思いがけないことに遭遇するわ。

清澄白河駅を降りて改札口に向かって歩いていたら、後ろから声をかけられた。
「けいしちょうは、どこですか?」と聞こえる。振り向くと、黒人のビジネスマン風の男性。地下鉄内で向かい側に座っていたのは見かけていた。
「けいしちょう?」
こんなところに警視庁なんてないよな、と思って鸚鵡返しに聞き返すと、
「けいしちょうはどこですか?」
とやはり同じ答え。うーん、桜田門はこの駅じゃあないよな。もう一度聞き返すと、
「きんしちょう。」と言う。
そうか錦糸町か。それならと二人して地下鉄路線図の所に。
やっぱり大江戸線には錦糸町はないね。
駅員さんに事情を話すと、半蔵門線に乗り換えて、と指示してくれる。
その前にここまでの切符を見せてと彼に言い、私には連れですかと聞く。違う旨を話し、改札口を出ると、またもや彼が、半蔵門線?と声を掛けてくるので、半蔵門線改札口まで案内し、にこやかに指さして
「半蔵門ライン!」
とそこのみ英語で、なけなしの単語で、精一杯のイントネーションでそれっぽく、親切そうに教えましたよ。日本語、聞くことも話すこともすごく達者で紳士風なその人に。

東京駅で新幹線に乗るべく、改札口に切符を入れた。
何と弾き飛ばされて、「駅員のいる改札口に。」の表示が・・・
なんだなんだ、どうしたっていうの!でも、新幹線切符はよくあることなの。
女性駅員さんに切符を見せると、その方、
「切符を見せてください。」とにこやかに言うではないか。
だから切符を見せているでしょ。切符以外の何物でもないでしょ。
しっかり裏が黒くて、表が青くて硬い新幹線用切符じゃないの。これが目に入んないのかしらという表情だったのかしら。不審そうな顔だったのかしら。
「お客様、それはクレジットカードの控えです。」と、にこやかにきっぱり言われてしまった。
そうなのよ、大人の休日切符を休日カードで購入するとそっくりな控えをくれるの。
それを確かめもせず、悠々と機械に通したのね。おバカだわ・・・あああ

そんな控えなんていらないっつーの、邪魔くさい。やっぱ都会は複雑だな。
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深川めぐり

2008-01-12 13:08:57 | モブログ

めぐりなどというと大げさになってしまう、散歩ぐらいかしらといってもそれほど気楽でもない、せわしく見て回り・・・がふさわしいのかもしれないわ。

地下鉄を清澄白河で降りて、まずは清澄庭園。

何度かこの庭園は横目で見ているのですが、横断歩道を渡っていかなければいけないのと、日本庭園には興味がなかったからいつもパスをしていました。
このところ日本庭園解説番組をよく見ていたので、行ってやるかと恩着せがましく・・

もう、静かでした。何よりそれが落ち着きます。適度な広さもまたよし。
風もなく暖かな日よりのもとで、ベンチに座って池を眺めていると、せっかちな私でも心落ち着いてぼんやりしてきてきます。新聞でも読もうかという気分になります。
水鳥がスーっと寄ってきますが、餌をもらえないと分かるとすぐ行っってしまいます。
現金で図々しいわね。
もう少し年をとって心淋しくなったら、鳥たちに餌をやって話しかけることにします。

次は深川江戸資料館に。
ここは実際の江戸時代終わりのころの深川佐賀町の町並みを実物大で再現しています。何回訪れても飽きることがありません。楽しめます。大好き!
今回の企画は、正月飾り。
大店、八百屋、船宿、つきごめや、長屋。それぞれに松飾と雑煮などの食べ物が展示されていました。

説明をしてくれるおじさんが座って暇そう。長屋について
「ここは夫婦ものと子供と3人暮らし。」と言うので、
「こんなに狭いのに・・ですか?」と尋ねると、
「ほら、このころは、みんな10歳過ぎると丁稚奉公に出たから、女の子はもう16、17で嫁にいったでしょ。30過ぎたら大年増だわ。」と、答えてくれたから納得するやら、久しぶりに聞いた大年増という言葉がおかしいやら。笑いました。

「私も猪牙船に乗ってみたいわ。あっ、女のひとは乗せないですかね。」と聞くと、
「女のひとは屋形船でしょ。ほら屋根のついている、それで浅瀬に止まってもらって、船頭にもいなくなってもらって・・・」
うーーん、なお乗ってみたいね。

ここは、人が来ないからいいね、と言うおじさんに多いに賛同しお別れしました。

門前仲町の駅に向かって、道沿いにある深川七福神に(2つの神様だけ)お参りし、最後は富岡八幡宮へ。苦しい時の神頼みよろしく、多々お願いしました。


 


七福神は思いついてだったので、土鈴は八幡宮の恵比寿様だけ。ちょっと残念。
七福神巡りのグループの人たちにたくさん出会いました。

今日の佐渡は雨。予定通りです。
湾内というのに白波が立ち、防波堤には波しぶきが・・・
穏やかだった昨夜帰ってきてよかったなと思いました。薬の世話にもならなかった・・

 

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