「しょぼくれてんじゃねえよ」とアニキにどやされそうだけれど、(望むところよ)
「うるせえな」と唇曲げられそうだけれど、(望むところ)
しつこく、「任侠ヘルパー」
新しい週になると、ああと何日だな、と指折り数えていたんだから、それがなくなると・・
トキの森公園付近をぶらぶらして、こんな花を見るとついつい、
鷲津組長に
「気立てのよい子だ、お前も見習え」
「花買って来いって?」と言い返すアニキを思い出すわけよ。
ちゃんと言うこときいたじゃないの。
夏川さんにヒマワリの花束持って来てさ。
それで、任侠とヘルパー。
全然ミスマッチじゃない。脚本がうまいもんだと思うわけ。
一般市民がそれを言ったらちょっとと思う本音を、極道ならあり、とばかりにガンガン言わせているもんね。それがスカッと気持ちを開放させてくれる。
そして介護問題。
私の周りで見聞きする介護の問題がほとんど提起されていて、それのいい悪いの結論を押し付けることなくすとんと見ている側にゆだねてくる。
夏川社長辞任会見の言葉。
自分にとって介護施設は理想から一番遠い場所、介護施設は現代の姥捨て山。
自分は介護する側の負担を減らすために姥捨て山を作った。
それが結局老人の孤独死を減らすのではないかと。
重い言葉を言わせているよ。
私は母を介護施設に捨てたとは思わないけれど、
ほかの人は自宅で一生懸命介護しているのに自分は・・・という後ろめたさを少しでも解消したくて、直接、施設の介護職員の方にこんなんでいいかしらと愚痴り慰めてもらっている。卑怯だなと思う。
せめて母に会いに行くことが私のできること・・・
この付近の田んぼは1枚1枚が広いのね。