気ままに

大船での気ままな生活日誌

ミツバチ日誌の最終号

2013-09-12 09:38:19 | Weblog
8月12日にはじまったミツバチ日誌が、ちょうど一ヵ月後の9月12日に、残念ながら最終号を迎えることになった。

砂押川沿いの桜の古木の洞につくられたミツバチの巣。”ニホンミツバチです、3000~5000匹います、いじめなければ絶対刺しませんから、やさしく見守ってね”の立札が桜愛護会の人達によって立てられた。

その後、順調に経過していたのだが、数日前、ちょっとした変化があった。”ハチに注意!そばにミツバチがいます”の注意書きが、ミツバチの巣の近くの幹に直接貼られた。この文章には、やさしさは微塵も感じられず、悪代官からの警告文のようであった。何かあったナと直感した。たとえば、いたずらした子供がハチに刺され、母親が市役所に駆除の要請をしたとか。

そして、昨日、その警告文から幾日も経過しないうちに、巣は消滅していた。一匹もミツバチはおらず、巣の空洞には黄色テープのようなものが。そして、今朝、再確認した。黄色いテープは下に落ち、あの警告文は近くのごみ箱にあった。数匹のミツバチがどこからともなく飛んできて、お前がやったんだろうと、攻撃的な態度を示してきた。

俺じゃないよ、こんなばかなことは俺はしないよ、と言いながら、怒りがふつふつと込み上げてきた。この程度の自然と共存できないような世の中はどこかおかしい。立札は、そのまま残り、無言の抗議をしていた。貴重な種であるニホンミツバチはこうして減っていくのだ。



消滅したミツバチの巣。


在りし日の巣


・・・

おまえは、いじめられなくていいなあ。


おまえもな。


葛も、のびのびと赤紫の花を咲かせていた。今日が初見。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする