おはようございます。旅先の弘前から投稿です。昨日の秋田千秋公園の桜は早くも散り始めでしたが、十分、楽しめました。夕方は弘前公園の桜。こちらは、これまで見たことのないような素晴らしさ。ちょうど見頃でした。今日もこれから一日、弘前公園です。今晩、帰ります。
上野の科博の特別展”大アマゾン展”は、3月14日からはじまったが、その初日に観に行っている。もう一と月も前だから、細かいことは思い出せない。でも、第1章の太古の南米大陸からアマゾン誕生までの化石などを中心に見たあと、第2章大河アマゾンの大部屋に入ったときの、ある種の感慨で胸がいっぱいになったことは覚えている。
そこには、現在のアマゾンの密林や流域に生息する様々な動物の剥製が所狭しと展示されている。たとえば、猿のコーナーがある。十種類余りの猿がいて、それぞれ顔も違えば、身体つきも、毛色も違う。剥製にされていないものも沢山いるはずだから、まだまだいうはず。途方もない長い時間、進化を続け、このように多様化し、こうしてアマゾンの密林内に、滅びずに共存している。このことを思って、胸がいっぱいになってしまった。
約20万年前に現世人類(ホモサピエンス)がアフリカで生まれ、6万年前から地球上に拡散する”人類のグレートジャニー”が始まるのだが、それは他の動物からみれば、地球環境破壊の”グレートジャニー”の始まりであった。動物たちは住む場所を追われ、多くの動物種は絶滅した。人間の手の入っていない(少ない)地域だけにしか、動物たちの楽園はない。アマゾンもその一つで、人さえ来なければ、こうして多様性に富んだ動物種が共存出来るのだ。
実際、アマゾンには、約420種の哺乳類、3000種以上の魚類、約1800種の鳥類、約6万種の植物、昆虫は地球上の種の4分の1に相当する100万種以上が棲んでいるという。
写真撮影が可能だったので、いくつかの動物を紹介します。
お猿さんの多様性
鳥さんの多様性
蝶の多様性
ホフマンナマケモノ 生涯のほとんどをカギ爪を使って樹にぶら下がって過ごす。 1日に数十メートルしか移動しない。性質は、ぼくと同類だが(汗)、1日に十数キロ歩くところだけ違う。
巨大な淡水魚ピラルクーもアマゾン河に。体長4~5メートルにも。一億年、姿が変わっていない!生きてる化石。
オオアルマジロ アリクイ(蟻食い)の一種で、鱗状の板(鱗甲板)で覆われる
アナコンダ!!!
そして、第3章がアマゾン先住民の装飾品。大航海時代以降、どれだけ多くの先住民が滅ぼされたことか。そして、現在も大国による許しがたい、少数民族の迫害が続いている。人類も文化も経済も科学も遊びも(汗)、多様性が必要。
アマゾンの先住民により制作された日用品や装飾品。
では、明日は大船から、東北桜旅を報告したいと思います。