東北桜旅から昨晩、帰ってきました。角館→秋田→弘前の二泊三日のコースでしたが、実は2年前にも同じ旅程で巡っています。ただ、大きく違っているのは前回がGW後であったのに対し、今回はGW前だったことです。GW中に満開を迎える場合には、ホテルや列車の関係で諦めますが、GWの前後のときは、ぼくらには絶好のチャンスです。天気も重要ですので、予報をみて、”22日出発”を前々日に決めました。ホテルも新幹線もすぐとれ、桜は順調に開いて、角館も弘前公園も満開で迎えてくれました。一昨年は一人旅でしたが、今回は夫婦旅。家内もこんな素晴らしいお花見は初めてと言うくらいの、豪華な花見でした。特に弘前公園がね!それでは、東北桜旅のアルバムをシリーズでお届けしたいと思います。
4月22日(水) 晴れ 角館武家屋敷
こまち7号に乗って角館に到着したのが11時41分。改札口を出ると、駅前の数本の枝垂れ桜が満開で迎えてくれる。これで、みな頬がゆるむ。手荷物を預けて、ゆっくり歩いて20分ほどの武家屋敷通りに向かう。途中の道でも枝垂れ桜を何本も観る。この地の出身で、解体新書の解剖図を描いた画家、小田野直武のお墓のある寺の境内にも大きな枝垂れ桜があった。また、田鉄家の庭の桜も見事だった。こうゆうふうに、街のあちこちに桜があり、角館の人たちがいかに桜を愛しているかがよく分かる。福島の三春町に良く似ているなと思った。三春も毎年のように出掛けているが、今年は、法事などもあり、行きそびれてしまった。その分、角館でおおいに楽しんだ。そして、いよいよ武家屋敷通りに入る。
見事な枝垂れ桜が、どれも満開だった。何度か訪れているが、最高の見頃といってよい。
その道を進むと、伝承館通りに出る。さらに鍵型に武家屋敷通りがつづく。ここは、青柳家、石黒家などの有名な武家屋敷のあるところ。これらは公開もしていて、今回もまた青柳家の庭園と屋敷を見学した。ここの屋敷にも、立派な枝垂れ桜があったが、主幹が衰え、昔日の面影はない。
この武家屋敷の枝垂れ桜。まだまだ元気な枝垂れ桜も多い。
青柳家の医薬門と枝垂れ桜
武家屋敷が途絶えた先にも、こんな立派な枝垂れ桜が。国の指定天然記念物、角館・シダレサクラ、162本の一つだ。
武家屋敷通りを引き返し、伝習館通りに戻る。ここの通りの枝垂れ桜は年々、りっぱになっていく。
とくに、伝承館前のこの桜が人気で、最近、角館しだれ桜のポスターに選ばれている。新旧交代か。
素晴らしい角館・武家屋敷の枝垂れ桜群であった。さらに、この伝承館通りを少し進むと、桧木内川堤に出る。ここに約2kmにわたってソメイヨシノの並木が続く。ここがまた、満開であった。(つづく)