気ままに

大船での気ままな生活日誌

ゴッホとゴーギャン展

2016-11-09 11:49:35 | Weblog

こんにちわ。

東京都美術館のゴッホとゴーギャン展に行ってきました。ゴッホ(1853-1890)とゴーギャン(1848-1903)といえば、南仏、アルルの黄色い家でしばらく同居、そして喧嘩別れした仲。それ以来、128年振りに東京で再会の、二人展というのだから、面白くないはずがない。それも、ふたりの油彩画が、なんと約50点も並ぶという。

1988年、アルルに来たゴッホは、ベルナール宛の手紙の中で、”ここは、まるで日本のように美しい、日本の版画をみるようだ”と言って、すこぶる気に入っていた。そして、5歳年上のゴーギャンがやってきて、二人の共同生活がはじまる。ゴッホは部屋に自分が描いたヒマワリの絵をいくつも飾り、歓迎した。しかし、二人の仲は長くは続かず、二か月で破たんした。そしてゴッホは、その後、精神を病み、サン・レミの精神病院へ、さらに翌、1890年にオヴェール・シュル・オワーズに移り、そこで短い生涯を終えるのである。

この展覧会で、とくに印象に残った作品は、やはり、アルル共同生活関連のもの。まずはゴッホが描いたゴーギャンの椅子。二冊の本は、記憶や想像を拡げて描く彼の制作態度を示し、ろうそくやガス灯は、”詩人”的性格を示したものたという。ゴーギャンへの尊敬と親愛の念がこもってるような作品である。

ゴッホの”ゴーギャンの椅子”

この作品をみたあと、ゴーギャンの部屋で、これをみたとき、ついほろり。ゴッホが亡くなってから11年後の作品だが、彼を偲んで描いた。ゴッホがよく描いて、アルルの部屋にも飾ってくれたヒマワリを肘掛椅子に載せている。ゴッホへの思いが滲む作品だ。

ゴーギャンの”ひまわり”

そして、アルル時代に描いた、ふたりの最高傑作といわれる”収穫”に関した作品も見逃せない。

ゴッホの”収穫”

ゴーギャンの”ぶどうの収穫”

ふたりの自画像

ゴッホ

ゴーギャン

展覧会場の最後に、ゴッホとゴーギャンの椅子のレプリカが展示されている。ゴッホの椅子は肘掛けがない。先輩のゴーギャンに肘掛け椅子を用意していたことがわかる。

ゴッホの椅子の絵もある。レプリカの椅子は12万円で購入できる。おひとつ、いかがでしょうか(笑)。肘掛けの方がよろしい方はゴーギャンの椅子も注文できます。

ポスター



その日の東京都美術館

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清方の美 季節の装い

2016-11-09 08:29:10 | Weblog

おはようございます。

きのうの午後の散歩は、鎌倉駅からはじまって、まず、雪ノ下の鏑木清方記念館へ。11月の特別展は”清方の美/季節の装い”。

展示室を入ってすぐの壁をいっぱいつかって、水野美術館所蔵の六曲一双の屏風が拡げられている。右隻が花ふぶき、左隻が落葉時雨。 昭和14年の作。

花吹雪 小舟にのってお花見。着物の柄はカキツバタ。

落葉時雨 落ち葉が散る。右は片隅には竜胆。

正面の壁には清方美人が揃い踏み。うっとり(汗)。

虫の音(昭和22年)

娘(水野美術館) 昭和9年
 

木槿と町むすめ(上原近代美術館) 昭和42年89歳作

落葉焚く (当館初公開)昭和40年87歳


恵方詣(上原近代美術館蔵)

中央の衝立には、酒井抱一の肖像画と下絵、雨華庵風流

あとは木版口絵の小品がたくさん。墨絵の竜胆も。これをみて、このあとは、竜胆の海蔵寺に行こうと思ったのだった。

そして、扇谷の海蔵寺へ向かった。途中の風景↓

では、みなさん、今日も一日、お元気で。

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