昭和の大スター、石原裕次郎。とくに彼のデビュー時を知っている我々世代(とくに女性)には絶大な人気がある。映画スターとしてばかりではなく、歌手としても大ヒット曲を連発した。ぼくのカラオケおはこ(笑)も裕ちゃんの”赤いハンカチ”だし、デュエットを所望されれば”銀座の恋の物語”だ(汗)。懐かしい裕ちゃんの展覧会が、松屋銀座で開催されているというので、覗いてきた。
展覧会はいきなり松屋のウインドウ(中央通り側)からはじまった。裕ちゃん愛用のベンツのスポーツカーだ。この車種は世界でも幾つもないそうで、外国からカーマニアが見学に来るそうだ。ここは無料です(笑)。
メルセデス・ベンツ300SLガルウイング
有料の展覧会は、8Fのイベントフロアで開かれている。ぼくも一度訪ねたことがあるが、小樽の石原裕次郎記念館が昨年、閉館した。展示品をそのままお蔵入りではもったいないということで、全国巡回の展覧会が企画され、その第一号に松屋銀座が選ばれた。
会場に入って、映画コーナーの”銀座の恋の物語”のところで、何故、松屋銀座で本展が開催されたかナットク。銀座の貧乏画家の裕ちゃんと浅丘ルリ子の恋の物語なのだが、ルリ子は、なんと松屋銀座に務めていたのだ。松屋の看板の入ったスチール写真の証拠(笑)もある。牧村旬子とのデュエット曲は300万枚の空前のヒット曲となった。
”嵐を呼ぶ男”は何度か見ているが、ここでは、大きなポスター、スチール写真、台本などのほか、実際に使われたドラムも展示されている。そして、♪おいらはドラマー、やくざなドラマー、おいらが怒れば嵐を呼ぶぜ♪と裕ちゃんの歌声が流れてくる。近々、近くのホールでこの映画が上映されることを知り、楽しみにしている。
端役でデビューした兄、慎太郎原作の”太陽の季節”、そして、主演デビュー作、のちに妻となる北原三枝と共演した”狂った果実”。名画カサブランカを下敷きにした”夜霧を今夜もありがとう”、そして”黒部の太陽”などが紹介される。
歌手コーナーでは、500枚ものレコードジャケットが壁一面に貼られている。一人の人間が一生でこんなにも歌えるものなのか、感嘆する。
ファッションコーナーでは仕事用、私用のジャケットがずらりと並ぶ。すべて専属のデザイナーによるもので世界で一つしかないという。5000着もあったというからスケールが違う(笑)。ほかに。シャツ、靴、ネクタイ、ネクタイピン、時計なども並ぶ。
以上は写真撮影禁止で、最終コーナーだけOK。以下、ご覧ください。
幼少期~青年期
慎太郎と裕次郎
青年期は逗子で過ごしている。森戸海岸に裕次郎碑と裕次郎灯台がある。ぼくがよく夕景を紹介してるところ。また、そのうち。
裕次郎の芸術作品
夫人が好きで、額に入れて飾っていた書。
ダリが好きで、ダリ風の絵も描いた。
婚礼衣装
私生活のいろいろ
裕さんの赤いジャケット 石原まき子より
裕さんは還暦を待たず、52歳の若さで逝ってしまった。
太く短く、カッコいい人生でしたね。裕さん。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!