こんばんわ。
北鎌倉古民家ミュージアムでホリ・ヒロシ展/文豪の人形たちが始まった。たまたま通りかかった日が初日で、運よく作者のギャラリートークもあった。そのとき、作者自身が人形師となり”人形舞”が実演された。それがとても面白かった。人形浄瑠璃文楽と違うところは、人形が等身大であり、人形師がひとりで寄り添い、舞う。自然にかがんだ姿をみせたり、後ろ姿が最大限に表現され、これは文楽ではできないところだと説明があった。演目は源氏物語の”夕顔”であった。残念ながら、ここだけは撮影禁止であった。ただ、展示されている人形は写真撮影が可能である。
前後期併せて来年一月まで開催で、前期展は、源氏物語、三島由紀夫、江戸川乱歩、松本清張、坂口安吾となっていて、それぞれの作家の作品のヒロインが等身大で妖しくうつくしい人形に生まれ変わっている。では、どうぞご覧ください。
源氏物語
夕顔 今回、人形舞の主役にもなった。
光源氏と藤壺
浮舟と匂の宮
松本清張 黒革の手帖
原口元子
三島由紀夫 鰯売恋曳き網(歌舞伎の演目)
蛍火
三島由紀夫 サド侯爵夫人
モントルイユ夫人とルネ
三島由紀夫 鹿鳴館
影山侯爵と夫人朝子
江戸川乱歩 ひとでなしの恋
門野京子
焔
坂口安吾 ”桜の花の満開の下”
妖しく美しい残酷な女
以下二点の人形が所属不明。三島由紀夫の黒蜥蜴の緑川夫人だったか?はたまた、清張の黒革の手帖の登場人物だったか。ボツにするのはもったいないので(笑)。
薬師寺奉納記念
奈良市の薬師寺で、毎年5月の「 玄奘三蔵会 大祭」で奉納される演目が今年、約30年ぶりに一新する。俳優が演じてきた玄奘役を、人形師のホリ・ヒロシさん(66)が等身大の人形と共に踊る「人形舞」で表現。人形の衣装には、今年で生誕100年の高田 好胤 元管主から譲り受けた布が使われ、ホリさんは「ご縁を恩返しする舞台を作りたい」と誓う(読売新聞オンライン)。
その人形が展示されている。
玄奘三蔵法師求法の旅より 玄奘三蔵法師
玄奘三蔵法師求法の旅より 観世音菩薩
ホリ・ヒロシ氏のギャラリートーク。このあと人形師として自作の”夕顔”の人形舞の実演があった。まるで人形が生き返ったように舞う。すばらしい演舞だった。
会期中に“人形舞とギャラリートーク”が、月毎に人形と演目を替え合計12回行われる、とのこと。
優勝おめでとう、大の里関。
千秋楽は負けてしまったが、両大関を破っての13勝2敗の見事な優勝。早くも2度目の優勝。
インタビュー。二所ノ関親方(元稀勢の里)から稽古をつけてもらい、”おっつけ”が有効に使えるようになった。石川のみなさんに少しでも元気を与えられればと、思いますと。このあと、審判部が、理事長に、大の里の大関昇進をはかる臨時理事会の招集を要請し、これが受諾されたと報告があった。事実上、大関昇進が決まった。重ね重ねおめでとう。気を緩めずに、怪我に気を付けて、来年早々にでも綱とりを。
大の里の優勝と大関昇進をお祝いするかのように、インタビューのあと、夕空いっぱい見事な夕焼けが拡がった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
大関級の夕富士!