こんばんわ。
今日は久しぶりに歌舞伎座へ行ってきました。一昨日、二月歌舞伎で蔦屋重三郎一代記、”きらら浮世伝”が上演されているのを知り、是非にと、昨日、チケットを購入した。二階席のうしろの方だけにいくつか残席があった。蔦重に勘九郎、遊女、お篠に七之助、歌麿に隼人らと豪華配役陣。熱い魂がはじける青春群像に感動した。行って良かった。これについては、のちほど詳しく紹介したい。
昼の部のあと二つも楽しめた。両演目とも舞台に華やかな桜。片や吉原の仲之町に祭り用に植えられた桜を背に錦絵のように鮮やかな、歌舞伎の様式美あふれるひと幕、”鞘當(さやあて)”。もうひとつはご存じ、醍醐の桜。秀吉の絶頂期に醍醐寺で開かれた大花見会を題材に歴史上の人物たちが居並ぶ絢爛豪華な舞踏劇”醍醐の花見”。
昼の部と夜の部。夜も豪華、玉三郎の阿古屋、江島生島、人情噺文七元結。今回は昼の部だけ。
醍醐の花見。醍醐寺三宝院の枝垂れ桜を背景に秀吉、淀殿、秀頼、利家正室まつ、利家、清正ら。
”鞘當(さやあて)”。深編笠姿の不破伴左衛門(巳之助)と名古屋山三(隼人)。二人は出会いがしらに刀の鞘が当たったことから斬り合いとなり、一歩も譲らない。そこへ茶屋女房(児太郎)が仲裁に入る。
二階席ロビーの日本画をみながら昼食。
清方 さじき
深水 春宵
菊池桂月 扇
明日が千穐楽。
今朝の富士山とお月さま。
ジグザグ登山道かすかに。
有明の月
では、おやすみなさい。
いい夢を。
木挽町広場の雛段