気ままに

大船での気ままな生活日誌

妙本寺の海棠、見頃に

2019-03-27 21:47:41 | Weblog

こんばんわ。

今日、東京は桜が満開、京都は開花宣言。鎌倉はその中間かも。大船地区は、三、四分咲きくらいだが、若宮大路の段葛は一分咲き程度。でも、妙本寺の桜は満開、海棠は見頃になりました!

妙本寺の桜と海棠

桜は満開。ここのはソメイヨシノより早い桜。日蓮上人もにっこり。

海棠は三本。二本は若くて勢いがある。

古株は小林秀雄の”中原中也の思い出”の中に出てくる海棠の三代目。↓

中原と一緒に、花を眺めた時の情景が、鮮やかに思び出された。中原が鎌倉に移り住んだのは、死ぬ年の冬であつた。前年、子供をなくし、発狂状態に陥つた事を、私は知人から聞いてゐたが、どんな具合に恢復し、どんな事情で鎌倉に来るやうになつたか知らなかつた。久しく殆ど絶交状態にあつた彼は、突然現れたのである。晩春の暮方、二人は石に腰掛け、海棠の散るのを黙って見ていた、花びらは死んだような空気の中を、真っ直ぐ間断なく、落ちていた、樹影の地面は薄桃色にべっとりと染まっていた・・・その時、黙って見ていた中原が、突然、もういいよ、帰ろうよ、と言った(中原中也の思い出)

小林と中也が腰かけたと思われる石。

毎年、訪ねる妙本寺の海棠と桜。

もみじの新緑もまぶしい。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

帰りに寄った、おんめさまの利休梅が満開になっていた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平野神社の枝垂れ桜、魁 (... | トップ | 地蔵院(椿寺)の五色八重散... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事