南信州のりもの倶楽部♪

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レギュラーヘッドの組み立て

2008年05月21日 21時39分10秒 | 国産横型エンジン編
やぁ、今日一日で二日分は働いた「のりもの倶楽部」南信州版です。
何でこうも波があるのかねぇ。
ずっと暇だったのに今日だけ忙しいなんて、
今日は何かあったんですか?

ここ最近こればかりですが、
今回はヘッドの組み立てです。
組み立てって言っても簡単な作業なので誰でも出来ますよ。
僕ですら出来るくらいですし。

まず上の写真ですが、
ヘッドのパーツと、今回組み込む物を置いて撮影してみました。
ここで大きな変更を受けるのは、
キタコのハイカムと、これもキタコの強化バルブスプリングですかね。
所詮ポイント点火エンジンなので、
そんなに高回転は回らないだろうと思いましたが、
スプリングは2000円もしなかったので、とりあえず組んでみることにしました。

実はバルブコッターも強化品使うか悩みましたが、
それは次回のOHの時に、カムチェーンやスタッドボルトと一緒に、
一気に交換するつもりです。









まずはバルブの組み付け。
このヘッドは初期の物なので、
バルブステムシールが排気側にだけ使われています。
当然新品を用意。
しかしバルブスプリングコンプレッサーが何とも自作チックですな。
でもたった400円で作れるんだから安いもんです。

バルブを組んだらコッターをなじませるために、
バルブの頭を叩いておきましょう。
このエンジンでは無理ですが、
車のヘッドの場合はプラハンで直接叩いたりします。
僕はバルブ痛めるのが嫌だったので木片をかませてハンマーで叩きました。









バルブが組めたら、次はカムを挿入します。
ヘッドのくぼみに合わせて入れるだけなので、
説明の必要も無いでしょう。
しかし今回はハイカムなので、気を使わないとヘッドに当たって入りませんが。
ノーマルの41カムならスルッと入ります。

カムを入れたら180度回転させておいて下さいね。
これは後で分かります。









お次はロッカーアーム。
簡単な知恵の輪のようなもんですが、取れたからには入るはずです。

さっきカムを回さず組もうとすると、
アームがカム山で押された状況になってしまい、
ロッカーアームを固定するピンが入りません。
つまりオーバーラップ状態(バルブが両方少しだけ開いている事)で組もうとしてるため、
バルブスプリングを押さないと無理なんですね。
だいたいこのまま入ったとしても、
回しておかないとカムスプロケは組めません。

それとピンはネジ山がある方を表にして組みましょう。
でないと次開けた時、ピンが外れなくなります。


これでヘッドは一旦終了なので、
次は今のエンジンを分解しますかね。
また見て下さいな。



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コメント (2)
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