南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

S15カムを使った中華エンジンを作る その9

2014年11月21日 18時30分36秒 | 輸入横型エンジン編


今日もエンジン作り。
俺の場合やり出せば早いんだけどそれまでが遅いんだよなぁ。

今回はクラッチ側なんだけど、まずいつものシフトドラムストッパーなんだが、
ストッパーに重なっているディスクにアームの傷がついているね。
写真じゃ分からないが爪がかかるくらい深い傷が付いてて、
アームがこのディスクを横方向に押して強く当たっていたのが分かると思う。

つまりこのままだとシフトは重いしドラムが変な所で停止する事になり、
それが原因でギアが抜けたりして、
ミッションのギアが中途半端に噛んでブローしたりする。
中華エンジンはこんな原因でミッションブローするから、
ストッパーとアームは入念にチェックしてもらいたい。









ちなみに何もしないで仮組みするとこんな感じで、
アームが強く当たってしまうからハッキリ言うとミッションがチェンジ出来ない。
それくらい重いしこのままだと鉄粉が出まくるだろうね。

対策は何回も書いてるけどディスクにアームが当たらないよう、
アーム自体を外側に軽く曲げてやる。










あまり曲げすぎるとストッパーから外れるから、
ギリキリ接触しないよう曲げてみた。
写真じゃ分かりにくいけどアームはディスクに当たらないから、
ミッションの入りがもの凄く良くなった。

このミッションは3速からニュートラルに入ってしまう癖は無かったみたいだけど、
いつものようにストッパーの2速の谷を深く加工しておいたけど、
今回は必要無かったかも。
でも実走で飛んだら嫌だし一応ね。

ストッパーとアームは国産のエンジンも同じようにチェックしてもらいたいし、
分かってる人はみんな気にして組んでる。
それに中華エンジンの初期オーバーホールがいかに大事か分かるんでないかな?

そんな訳で今日はここまでだけど、
次はクラッチをサッサと組んだらそこで終わりにして、
いよいよ自分のタイガーエンジンを分解しようと思う。
このエンジンはホント使い倒したから中がどうなってるか楽しみだ♪


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