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南信州のりもの倶楽部♪

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SPD100を買いました

2015年07月15日 20時28分25秒 | 輸入横型エンジン編
今度はちゃんとした物を買ってみた。
いつもの中華エンジンじゃなくて今回は国産のエンジンだ。









これ知ってるかなぁ?
昔沖縄にスピードインダストリーって会社があって、
そこで作られていた横型エンジンがこのSPD100と呼ばれるれっきとした国産のエンジン。
まぁ部品の生産は他の国で、組み立てだけ日本で行われていたっだけの話なんだけど。

SPEED社は現在無いから新品は買えないんだけど、
中古では希少ながら出回っててカブに載せるには持ってこい、
と言うかタイガーの遠心2次側クラッチに次いでカブ系最強のエンジンと言っても良い。

何せクラッチが見て分かるように遊びの調整がクランク側ではないのが分かると思うけど、
このエンジンはクランク側は遠心クラッチだけで、
本当のクラッチは2次側のミッションのメインシャフトに付いてる、
カブ100EXみたいなエンジン。
だからクラッチの容量は遠心クラッチに比べて多いんだけど、
遠心クラッチはそんなに容量多くないんだよね。

ちなみに昔は新品5万くらいだったんだけど、
これは中古だから半値以下で購入。
だけど中華107ccの遠心クラッチの新品買うならこっちの方が絶対良いんだけど、
あまり競らなかったなぁ。









これはジェネレーター側。

見て分かるように上セルのエンジンはタイガーと同じで、
シリンダーやジェネレーターカバーにSPEEDのロゴが入ってるのがカッコ良いね。
これがリーファンとかロンシンとがだったらダセぇとか思うんだが、
SPD100は希少性が高いからカッコ良く見えるだけなんだけど。

このエンジンのボアストロークは50ミリのスクエアで、
バルブ径は23ミリと20ミリなのは中華と同じ、
でもスタッドボルトは中華ピッチだから、
中華のキットでボアは上げられるし、
中華150ccのヘッド使えばビッグバルブにも出来るから、
中華エンジンばかりやってるウチなら、
凄いエンジンが作れる。









これはSPD100の象徴と言っても良いスパイダーヘッドカバー。
個人的にはこのカバーが好きで、
昔山ちゃんに借りてこのカバーだけ自分のエンジンに付けてたなぁ。


このエンジンのこれからなんだけど、
あまりに希少性が高くて勿体無くて使えないから、
フルオーバーホールしてウチのコンプリートみたく綺麗に作って、
観賞用として保管する事にする。
つまり使いません。
タイガーエンジンも勿体無くて使えないだけど、
普段使うにはロンシンの125ccとか使ってれば良いんだよ。
これやタイガーは見て楽しむくらいで構わないのだ。

つまり今回は高いオブジェを買ったようなもんだけど、
そのうち横型エンジンの博物館みたいなのが出来るくらい集めてみたいよね。

まぁ使わなきゃただのガラクタだけど。
コメント (3)
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