今日ロンシン125のヘッドを組んでいて気が付いたんだが、
今回はノーマルカムを入れる事になってるから普通に組んだんだが、
カムを回してみたら明らかにバルブスプリングが縮みきってしまっているみたい。
ハイカムを組む場合はサブスプリングの方は取らないと縮みきってしまうのは知っていたが、
ノーマルカムでも同じ症状が出るんだからそりゃ回らないエンジンな訳で、
今回もメインスプリングだけにして組んでおいた。
サブスプリングを外すとサージングを心配される方もいると思うが、
元々ロングストロークのエンジンのため高回転は得意ではないし、
自分の140ccでもメインスプリングだけでずっと使ってるから心配なく、
空吹かしで無意味に回転を上げる、みたいな使い方しない限りサージングの心配は無い。
ちなみにGPX125の場合はメインスプリングが縮みきってしまいためバルブスプリングシートが入っておらず、
もし足したい場合は縮みきらないかちゃんとチェックしてからにして欲しいが、
私の経験からだとシート足しちゃうとバルブクリアランスを多めにしないとダメな場合がほとんどだった。
ノーマルカムのオーバーラップなんだけど両方のバルブは結構空いている方だと思う。
ただハイカムにするともっと空いている代わりにバルブ同士が確実に当たるためバルブの加工が必要になり、
でもノーマルカムとは全く変わり高回転まで気持ち良く回るエンジンになる。
本当は武川さんのスーパーヘッド+RのS15カムを入れてやればバルブ加工が全く要らないんだが、
値段がハイカムの2倍以上するから入れる事はほとんど無く、
でもオーバーラップではバルブが両方閉じているからフリクションが少ないんだよね。
中華エンジンの場合だとS15カム以上は高回転型になり過ぎて逆にパワーダウンした感じにすらなるから、
入れてもS20くらいまでにしておいた方が良いと思う。
昨日は色んな方がウチに遊びに来てくださったり、今日は本業が多忙でここまてで終わりだが、
明日は休日なのでまたエンジン製作をしてから歩きにでも行くかね。