今日は旧スーパーヘッドを組み立てていてエンジンを完成させようと思っていたんだが、
私とした事がシリンダーのベースガスケットの在庫を切らしてしまい全く進まなかったから別のエンジンを作っていた。
写真のエンジンはロンシン125のセル無しで、
内容は塗装の剥離と強化テンショナーの組み込みだけだからいつものオーバーホール作業をしながら淡々と組んで行く。
今日は腰下だけにしておいたんだがこのエンジンもなかなか面白い事がしてあって、
キックの遊びが多過ぎて蹴りしろの半分が遊びと言う始動が超大変なエンジンだったみたい。
ご存じの通りCタイプのキックスピンドルは必ずポンチマークが打ってあって、
普通はポンチ位置を合わせて組んで行けば誰でも失敗はしないんだけど、
中華エンジンのほとんどはポンチ位置自体が間違った所に打ってあるから、
信じて組んでしまうとキックが遊びだらけになってしまったりする。
今回はポンチ位置を2ノッチもズラして組んだらやっと正規の遊び量になったんだけど、
逆言えば遊びが増えてしまったら調整出来るのがCタイプの利点と言えば利点かもしれない。
ただCタイプは始動をしくじるとケッチンを喰らうから、
わざわざBタイプのスピンドルに変更すると言うメニューもウチではあるくらいだ。
今日は火曜日でカムイさんはお休みだったから、
明日はベースガスケットを買いに行って12Vエンジンの方を組み立てる予定で、
旧スーパーヘッドは紹介したい事が結構あるから見た事無い方には参考になるかも。
そして未だ旧スーパーヘッドが人気があり、
中古でも高値で取り引きされているか分かったわ。