また昨日はブログを更新出来なかったんだが、
週末2日を使いまた会社の片付けをしていたら終わってしまったので、
今日はメールの返信くらいしか出来なかった。
しかしご依頼が入りまくり嬉しい悲鳴を上げているんだけど、
私がエンジンを1機作るよりオーダーが次々と入って来るためバックオーダーが溜まる一方で、
また半年くらい受け付け中止にしないとダメかもしれない。
冬なら「来年の春まで待ってね」みたいな事にしても許されるが、
春から秋にかけてだとあまりお待たせさせてしまうのも悪いからねぇ。
GPXエンジンのご依頼は尽きた事が無いくらい大人気なんだけど、
最近だとフルオプションでご依頼をいただく事がやたら多くなって来たので、
今まではベースエンジンに交換したいオプションを足していく足算方式だったんだが、
これからは最初からフルオプションの仕様をコンプリートエンジンとしてしまい、
ジェネレーターのみレスオプションが可能にしても良いのかもしれないと思い始めた。
例えばGPXの場合だとエンジン代と初期オーバーホール費用に、
超ハイコンプピストン、強化テンショナーキット、
セミクロストップギア、Bタイプキックスピンドル、DENSOタイプジェネレーターを全て取り付けて金額は92,000円となるんだけど、
ジェネレーターに関してはお気に入りの物を取り付けたいと言う方が多いからレスを可能として、
他の物は全て強制的に取り付けとして、それをコンプリートエンジンとする案を考えている。
そもそもジェネレーター以外のオプションは耐久性やパワーアップ、ギア比の適正化など必要不可欠な物しかなく、
Bタイプキックスピンドルもケッチン対策とホットスタート対策になっているから是非取り付けておきたい。
まぁ耐久性を考えてピストンはノーマルをら選ぶ方もおられるんだが、
超ハイコンプピストンを入れても耐久性はさほど変わらないし、
もしピストンを交換したいとなった場合も部品代は3,500円しかしない。
さらにGPXはノーマルピストンでも圧縮が高いから最初からハイオク指定エンジンなので、
それならピストンを超ハイコンプにしてガソリンの持つパワーを最大限に使い、
圧縮がかなり高くなるためブン回さなくてもパワーが出てしまうから逆にクランクには優しいかもしれないよ。
あとトップクロスギアを入れると最高速を気にする方もいるんだが、
最高速なんて4速のギア比で決める物じゃなくスプロケットのセッティングで変える物だからね。
そもそもノーマルミッションは4速がオーバードライブ過ぎて、
パワーバンドを上手く使えないから峠で不満が出るし、
平地でも4速で引っ張るような乗り方だと最高速までの時間が増えるから、
やはりトップクロスには絶対しておきたいかな。
ロンシン125の場合はフルパワー化に強化テンショナーキット、
トップクロスとBタイプに変更出来るんだが、
セル無しの場合はこれら全てを取り付けてコンプリートとして、
セル付きの場合のみBタイプキックスピンドルをレスオプションにしても良いと思う。
そもそもセルしか使わないって方はキックスピンドルに拘る必要が無いし、
もしバッテリーが上がってしまった場合でも、
Cタイプのままでもケッチンを我慢すればちゃんと始動は出来るからね。
あとロンシン125には140ccボアアップキットも存在はするんだが、
たった15ccのボアアップをするのにボアアップキット代とケースのボーリング費用がかかり、
それだけで2万円ちょっとかかってしまうためコストパフォーマンスが悪いし、
ロンシンのヘッドだと圧縮が上がり過ぎるからGPXやLIFAN150のヘッドを使いたいんだが、
そうすると今度は圧縮が下がり過ぎてしまうためあまりお勧めは出来ない。
でもどうしてもと言われれば作れない事は無いが、
125ccのままフルパワーにしておけばそれで充分かなぁ、と思う。
オプションを全て取り付けて販売とか傲慢だと思われるかもしれないが、
気持ち良く使っていただけるために必要不可欠な部品しか無いし、
部品代もウチはあまり利益を取ってないため、
取り付けようが取り付けまいが私は手間賃しかいただけないからね。
よって足算方式の文面から引算方式のレスオプション仕様の雛型を作る予定で、
そっちの方が合計金額からレスオプション代を引いた価格が、
そのままお見積もりとなるから分かりやすくかもしれないねぇ。
