南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

中華エンジン用ボーリングマシンを使ってみた

2023年04月19日 21時35分00秒 | 輸入横型エンジン編





今日はLIFAN120改147ccの製作をしていて、
ケースボーリングが必要って事で買いたてのボーリングマシンを使ってみた。

これは大分県のウイニングランさんが製作した物で、
簡単に説明すると中華ピッチのシリンダーを潰して中にベアリングとシャフトが入っており、
シャフトの先端のスローアウェイバイトでケースの内側を掘って行く仕組み。

良く考えたら中華シリンダーを使った方がホールセンターが簡単に出るから、
良く考えられたなぁ、って感じで早速買ってしまった。











こんな感じでケースにボーリングマシンを入れてドリルで掘って行く。

ただバイトが引っかかってしまうので少しづつ行えば問題は無く、
前のようにベルトサンダーやホーニング用のペーパーを使ってた頃に比べればどれほど楽か。

ボーリングが終わったらまたケース洗浄をして早速組んで行く。












前も載せたと思うがキックスピンドルはBタイプに変更してトップクロスギアを入れた仕様。

ちなみにドラムのストッパープレートを写真のようにドラムに当たるように組むとストップニュートラルとなり、
プレートを外すか下向きにして先端がドラムに当たらないようにして組むとドライブニュートラルとなる。

私はドライブニュートラル派だが普段はストップニュートラルを推薦していて、
ただ新聞配達に使うエンジンだとドライブニュートラルにしたいって方もいたかな。












とりあえず腰下まで完成させたら疲れたので気分転換にジムニーに乗りカムイさんに出かけ、
遠回りして帰ったら腰上も組んでみた。












腰上と言ってもホントに腰上まででジェネレーター側などは明日にする。


そしてだ、今まではケースボーリングを行う際は1万円をいただいていたんだが、
ボーリングマシンがあれば苦労は無くなってしまったため、
これからはかなり安くボアアップ出来るようにしようかと考えている。

例えばロンシン125を140ccにボアアップする際はボアアップキット代とボーリング費用で約2万円ほどかかっていたんだが、
出来ればボアアップキットとボーリング費用込みで1万円とかなら、
今まで躊躇していた方も1万円ならまぁ我慢出来るかな、くらいに考えていただけると思うかな。

ただ圧縮がかなり高くなるため完全にハイオクガソリン仕様となるので注意が必要だが。

まぁボーリングに関してはもう1機掘ってみて考えてから考えようかなぁ、とは思っているが、
ロンシンを140ccにするのはまぁ分かるが、
GPXを143ccにする場合はパーツ代から高いため需要は低そうで、
でも2バルブ仕様ならまだ作れるためボアアップに3.5万円くらい出せそうな方はご相談下さいなw








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする