団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

旅行先での人からの親切は、心に残りますね。

2018-06-04 05:10:06 | 日記
中日新聞の「くらしの作文」に「山陰にて」というタイトルで61歳の主婦の方の作文が掲載されていました。


 山陰の旅2日目、午前中は雨。
松江城から小泉八雲記念館へ行くことにした。
車を置いて歩き出したが、なかなか着かない。
主人の勘に頼ったのがまずかった。

 道を尋ねようにも、雨で人がいない。
しばらく歩き人を見つけ主人が尋ねると、何と全くの方向違い。
お礼を言い、鈍った勘をからかい歩いていると、追い越された車から
若い男性が降りてみえた。

 「送りますよ、乗ってください」。
びっくりして助手席を見ると、先ほどの女性がにっこり。
後部座席から小さな娘さんが手招きしてくれた。

 二人とも雨に濡れ、躊躇していると「私たちも図書館へ行くので遠慮なさらずに」とご主人。
ありがたく乗せていただくことにした。

 昨日、愛知県から来たこと、午後は出雲へ行き、夜帰路につくことを話した。
「山陰は雨が多いから。でも午後は晴れますよ」。
車を降りるとき、奥さんがおっしゃった。

 何かお礼をと思いつつ、言葉だけですませてしまった。
この家族の代わりに、誰かに返そうと思う。
「図書館へ行く」は優しい嘘かもしれない。

 境港、松江、出雲はいい旅だった。
主人は写真をたくさん撮ったが、この家族3人の優しい笑顔と言葉が、
記憶として一番に保存されている。


 以上です。


 旅行先での人からの親切は、心に残りますね。
見知らぬ土地で道に迷ってしまい、雨で人が誰も通らないなんて少し心細くなりますね。

 道を教えてくださった奥様のご主人が奥様とお嬢様を連れて車で追いかけてくださって、
投稿者ご夫妻が負担を感じないように「私たちも図書館へ行くので遠慮なさらずに」と
言っていただくと、じゃ乗せていただこうかと思いますね。

 この投稿者のご夫妻は、優しいご家族と巡り会えたことで、いい旅ができたようです。

 山陰での旅の1番の思い出になったようです。




Connie Francis / Where the Boy Are ボーイ・ハント / コニー・フランシス
コメント (10)
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