団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

 私の金言は「朝の来ない夜はない」と「人間万事塞翁が馬」です。

2023-06-06 01:24:12 | 日記
 中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「しっかりせよ」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。


 以前にも書いた事があるが、ある小学校の倉庫から額装された古い書が出てきた。

 そこには墨で、「校訓 しっかりせよ」と書かれてあったという。

 たぶん戦前の額であろうが、なんと凛々しく、爽やかですてきな校訓だろう。

 規則や行動制限などの、ごちゃごちゃした余計なことは一切なく、ただ「しっかりせよだ。

 実は何十年も前におじさんは妻からこのことを聞いたのだが、そのときの感動はいまだに忘れない。

 そして、「しっかりせよ」はおじさんの人生の指針となり、心が弱ったときや自己嫌悪で打ちのめされたときに、この言葉が胸の内からわき上がってきた。

 「しっかりせよ」と己を叱咤すると、おのずと精神がしゃんとし、迷妄が晴れる。

 これを校訓とした校長先生はさぞ「しっかり」した人物だったに違いない。

 いろいろな訓示を並び立てても、人の心に届く言葉はごく少ない。

 それに比してこの「校訓 しっかりせよ」は、子どものみならず大人たちの姿勢をも正す絶妙な言葉だったろう。

 そして今、欲にまみれ、すさみきっている現代の人々に「しっかりせよ」は覚醒の金言となる、とおじさんは確信している。

 以上です。

 私の金言は「朝の来ない夜はない」と「人間万事塞翁が馬」です。
 
「朝の来ない夜はない」は、落ち込んでいた時、いつかはこの苦しみも晴れるという気持ちになります。

「人間万事塞翁が馬」は、今は不幸だと思っていても、何が幸いするか分からない。
 この不幸と思えることが、将来の幸せの一歩かもしれない。
 そう思うと、勇気が出ます。
 この二つが、私の金言ですね。
 





煌めく星座 灰田勝彦
コメント (4)
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