団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

陽口(ひなたぐち)

2023-06-30 00:54:33 | 日記
 中日新聞の読者投稿欄に「陽口(ひなたぐち)」というタイトルで、58歳の女性が投稿されていました。


 「陽口(ひなたぐち)」という言葉を知ったのは、義母が亡くなる数ヶ月前、たまたま開いたツイッターからでした。

 「陰口」の反対で、相手のいないところで、その人のことを褒めることを言います。

 そして数ヶ月後、その言葉の意味を実感することになりました。

 義母が亡くなった時、妹さんやお友だちが「いつもあなたに感謝しているって言ってたよ」
 「嫁をあんなに褒める人は珍しい」と、次々に言ってくださったのです。

 そういえば、ディサービスに行きたくなくて、朝から私と口喧嘩をして「行ってらっしゃい」と言っても、返事をしないで出かけたことがありました。

 そんな時も、職員さんには「嫁がいいから、家が一番いい」と言ってくれていたそうです。

 認知症が進んで、私は愚痴もこぼしていたのに、義母はずっと私のことを褒めてくれていたのですね。

 やっぱりお母さんにはかなわないなぁ。

 最後にまた、大切なことを教えてくれてありがとうね。

 三十七年間、楽しかったね。

 もう時間だね。

 えっ?行きたくない?

 ダメだよ、お迎えの人が待ってくれてるよ!

 「行ってらっしゃい」

 以上です。


 「陽口(ひなたぐち)」という言葉があるんですね。

 「陰口」は知っていますが。

 人間、褒められるのはうれしいですが、本人ではなく、妹さんやお友達から褒められたら、さらにうれしいですよね。

 真実味がますから。

 私もこのおばあちゃんを見習って、本人がいないところで誉めたいと思います。

 周り回って、本人の耳に入ればいいですが。








仲間たち
コメント (2)
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