まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

天浜線と静岡おでん

2007年08月17日 | 旅行記D・東海北陸

・・・一日の行程を書くのに長々と時間を費やしてます・・・。

新所原からは初めての天竜浜名湖鉄道に乗車。昔の国鉄二俣線というやつである。今はJRと別となった駅舎に入るとまず目に飛び込んできたのが、「駅のうなぎ屋さん」。うなぎを焼く香りがほのかにただよってくる。

この日は「天浜線みちくさきっぷ」を購入。フリーきっぷではないが、掛川までの片道での途中下車が自由で、1200円。通しで普通に買えば1280円だからそれだけでも安い。どこか浜名湖の見えるところで途中下車するか、西鹿島から遠州鉄道で新浜松まで往復するか・・・。

三ケ日みかんの畑を抜け、青々とした浜名湖に出る。豪快な波が寄せる太平洋もよいが、静かな湖というのもいいものだ。それにしても外は暑そう・・・。

国鉄時代からの施設が残っており、それらの写真を撮っていたのだが、ここである。急にカメラがおかしくなったのは・・・・。何だか途中下車しようという気がなくなった。

浜名湖を過ぎるとのんびりした田園風景が広がる。ここに来て昨夜の寝不足の反動からか、ウトウトとしだすようになった。天竜川を渡ったのは見届けたが、もう遠州鉄道も次の機会でいいやという気になった。結局そのまま掛川まで乗りとおす。2時間の行程は、ローカル線の旅を味わう(および少し昼寝する)には手ごろな時間であった。

掛川から再びJRの乗客となる。車内は青春18利用の「タダの客」でごった返していた。静岡で下車。

静岡で下車したのは、今日のお目当ての一つである静岡おでん初体験。最近全国的にも有名になったおでん、市内には数多くの店があり、居酒屋や駄菓子屋にもごく普通におでんがあるとか。

駅ビル内に、表におでんの鍋を出して客を呼び込んでいる店があった。「海ぼうず」という店。他に魚のメニューなどもあるなかなか雰囲気よさそうな居酒屋である。暑い中外に出るのも疲れるので、もうここで夕食には少し早いが飲むことにしよう。生ビールをいっぱいグッとやればもういい心持だ。

静岡名産の生しらすにマグロの刺身、生ビールから焼酎の静岡茶割りと楽しみ、いよいよおでんである。見繕いで10種類注文。冷たい静岡茶割りに熱々のおでんの組み合わせである。

さて皿に盛られたおでん。真っ黒なだし汁に、串にささった具材、それにふりかけるだし粉・・・。これが静岡おでんの特徴である。それにしても「串で食べる料理」って、何だかいいやね。定番はやきとりとか串揚げということになるが、おでんをこういう食べ方で食するのも新鮮な感じだった。だし汁も見た目は濃いが、味わうと意外にさっぱりしているので、薄口好きの関西人でもOKじゃないかな。

静岡宿泊であれば他の店ものぞくことができるのだが今日はここでお開き。再びホームにあがるとそろそろ陽も西に傾いた頃であった。ここから東京まで再び鈍行の乗継である。

静岡といえば他にもありますB級グルメ。富士宮のやきそばに、浜松の餃子。他にもローカル私鉄もあり、またこれらを楽しむ旅をしたいものである・・・・。(終わり)

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