・・・ということが、公的な場で言われたらしいですな。
しかも言ったのが、兵庫県の井戸とかいう知事。
経済や文化の東京一極集中のせいで関西の地盤が沈下しているという事実はわかるにしても、その打破策が「関東大震災」って・・・。気持ちはわからないこともないにせよ、それが阪神大震災で大きな打撃をこうむった(彼はその当時の知事ではなかったか?)自治体の長が言うことだろうか・・・・。
「ワシんとこは震災で痛い目におうたんやから、東京もそないなったらええねん」という程度の考えで言ったことだろう。まあ、この人は憐れむべき「関西中華思想」の持ち主と思えば腹も立ちませんな。
確かに東京一極集中の現状で「万が一」ということがあれば国家に大きな打撃を与えることになり、そのための予防策として他の地域に「国の機能」を持たせることは今後検討していかなければならないことだが、この発言が本音として述べられたのであれば(部分的にここだけが切り取られたというのでなければ)ゆゆしきことだろう。
関西出身者として、関西の各都市には力をつけてほしいと願うのだが、「東京が震災に遭って」という他力本願を期待するのではなく、関西自身が地力をつけることで一極集中を打破するくらいの取り組みをやってほしいものである・・・・(だからといって「タレント」や「お笑い」を首長にする風潮だけはやめてくれ!)。