まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

ムーンライトながらの指定券転売で逮捕

2008年11月12日 | ブログ

ムーンライトながらといえば、東京と大垣を結ぶ夜行快速列車で、特に「青春18」のシーズンなどは、格安で旅行をしようという人たちで指定券が「秒殺」で売り切れるという人気。もっとも、毎日運転を取りやめて、客の多いシーズンだけの臨時列車に「格下げ」するという動きが濃厚だとか・・・・。

私も「ムーンライトながらで西のほうに出かけてみようかな」と駅の指定券発売機を叩くことがあるのだが、常に売り切れを示す「×」印。たまに「△」が表示されたとしてもそれは臨時便だったり、ごくまれに「△」で入手しても今度は自分の都合が悪くなってしまったりで、実は上り下り含めて「ながら」定期便にはこれまで一度も乗車したことがない(結局、空席のある「えちご」や「信州」で、あちら方面に出かけることが多くなる)。

だからというわけではないが、このニュースを聞いた時には「やっぱりそういうヤツがいたのか」という感じ。1枚510円(閑散期310円)の元手だがこれを数千円で転売して、それを数年にわたり繰り返して利益が250万円になったとか。自分の分を購入して「行けなくなったので誰か買いませんか?」というのではなく、一度に大量に購入していたとか、身障者用の座席を狙い撃ちして購入したとか、いかにも悪質な行為が逮捕につながったという。こういうのが邪魔をしていたのかと思うと、ちょっとなあ・・・・。

もっとも、実際に夜行列車に乗ると、窓口では「満席」となっていても空席がところどころにあったりする。キャンセルするといっても払い戻し手数料が320円かかるとあっては「どうでもいいや」と席を放棄する人もいるだろう(私も経験あります)。そこは度胸のいいのがいて、指定券を持たずに列車に乗り込み、「ここの席は来ないな」と見るや座り込んで、車掌がやってきたら指定席料金を払うという人種もいる。

「ムーンライトながら」のような列車だからこそこういう「犯罪」が起こり、ニュースとして取り上げられるのであろう。ただ、こうした行為がより幅広く行われているとなれば、「ながら」を廃止して一件落着というだけではなく、大げさな話だろうが列車の指定席も航空機と同様「記名式」になったり、「乗車券と一緒でなければ指定席は発売しない」とか、JRが何らかの規制に乗り出しそうな気がする。そうなれば列車の旅も気楽なものではなくなるかな。

「きっぷは正しく、目的地まで」か。

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