まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

今子浦に一泊

2013年10月24日 | 旅行記E・関西

24日はNPBプロ野球のドラフト会議。注目選手ということでいえば、神奈川・桐光学園の松井投手が5球団の競合の末、楽天が交渉権獲得、そして大学ナンバーワンの呼び声高い九州共立大学の大瀬良投手は3球団競合でカープがクジを引き当てた。今季はリーグ優勝と久しぶりのAクラス入りでそれぞれのリーグを沸かせた両チーム、やはりツキを持っているなと思う。

そんな中でオリックス・バファローズは即戦力社会人のJR東日本・吉田投手を競合覚悟で指名したのだが、それが何と単独指名。裏の裏をかいたら当たったということか。まずは来季に向けて明るい話題というところだろう(バファローズの帽子をかぶる姿の写真がネットニュースで紹介されていたが、むかしの色のもの。誰か今のロゴのやつを持っている人はいなかったのか)。

あいにくと私の勤務先企業のチームからは指名された選手は出なかったが、まあ仕方のないことだ。

・・・さて、話は10月中旬のドライブについて。

Dscn3093竹田城~出石~城崎温泉~余部鉄橋と来て、宿泊地の香住に戻る。泊まるのは今子浦にある国民宿舎「ファミリーイン今子浦」。山陰ジオパークの小高い丘の上にあり、列車で言えば香住から柴山寄りにある。今回はクルマだが、事前に予約すれば香住駅までの送迎もやってくれる。連休中ではあるが一人でも受け入れてくれるのはいい。家族連れ、年配のご夫婦、団体客などさまざまな客層がいる。

Dscn3090ここの売りは「日本の夕日百選の宿」というもの。客室も全室オーシャンビューである。ただ海岸線に沈む夕日を見ることができるのは4月から9月までの間である。まあそれは地形の関係で仕方のないところである。

Dscn3098夕食まで時間があるので荷物を置いて外に出る。周りは今子浦ファミリーパークということで散策ルートになっていたり、芝生広場から香住の港の様子を見ることもできる。海風が実に心地よい。女性と訪れるといい雰囲気になれそうなところである。

Dscn3102Dscn3104少し足を伸ばして大引の鼻というところに行く。大引といってもオリックス~日本ハムに移った内野手とは関係ないところだが、「270度の海の眺め」が楽しめるところである。夕日のスポットではあるが、先に書いたようにこの時季は夕日を見ることはできない。ただ、波が打ち寄せる景色、そして音、心癒されるものである。

その手前の海岸も山陰ジオパークを彩るさまざまな岩や島が広がる。山陰線の列車では内陸を走ったりトンネルで外が見えなかったりということがあるが、その向こうにはさまざまな海岸風景が広がっているものである。正直、ここに来るまでこういうスポットがあるとは知らなかった。やはり鉄道旅行「だけ」では視野が狭くなるのかな・・・?

Dscn3108宿に戻り、展望風呂で一浴びして食事である。食事はレストランで、部屋ごとに割り当てられたテーブルで取る。宿のホームページを見るとさまざまな魚料理、そして解禁となった香住ガニを使ったコースなどあるのだが、私の場合は数日前にネットで予約した格安プランということで、さすがにそれらの料理としてはやや寂しいかなと思う(豪快に香住ガニを2杯ずつ乗せていたテーブルもあった)。

冬場になるとそれこそ松葉ガニの本場として豪勢なことになるんだろうな。

Dscn3110Dscn3109ただそれでも、香住ガニと並んで今が旬の香住カレイがある。これは刺身でもいけるし、土鍋で蒸したりフライでも出てきた。ハタハタ、キスもあるし、但馬牛の朴葉焼きというのもいける。寂しいなどと言ったら罰が当たる。

その中で「せっかくなので何かカニのものを・・・」とメニューを見ると、「当館名物『カニ酒』」というのがあった。尋ねてみると、「フグのひれ酒ってありますよね・・・あれをカニの脚に置き換えたものとお考えいただければ」とのことだった。

Dscn3113グラスに入っていたのが、軽く焼いたカニの脚。これに香住鶴の燗を注ぐ。するとほんのりとカニの香りが漂ってくる。なるほど、フグのひれ酒のカニ版である。飲むときにはカニの脚を持ち上げるのだが、これはなかなかよい。この辺の売店とか土産物店で売ったらウケると思うのだが、果たしてあるのかな?あ、カニの酒といえばやはり甲羅酒になるか・・・。

Dscn3116食後、布団を敷いている6畳の部屋へ。こういう和室というのも落ち着くものである。ここで、外の海に時折見る漁火や灯台の明かりを見ながらの二次会。実は朝に竹田城を訪れた後に、山城の郷で1本仕入れたのと、香住のコンビニで買ったものがある。これに、余部の道の駅で仕入れた竹輪にハタハタ。これでじっくりと香住の夜を楽しむ。早朝からの移動もあって、夜はぐっすりと眠れそうである。

Dscn3123さて翌日、来る前はこのまま鳥取方面に足を伸ばそうかとも思ったが、宿で見たパンフレットやフロントのパソコンで情報を見る中で方針転換。さて、復路はどのような行程になるだろうか・・・。

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