15日は神戸でのホークス戦。開幕から、とりあえずパ・リーグのチーム相手との試合は一巡しようと思っていた。つまり他の5球団とのそれぞれの対戦を観戦するものである。ここまでの観戦成績は、マリーンズとファイターズに勝ったものの、ライオンズ、イーグルスには負け。観戦成績が五分となったところで、ホークス戦である。
チケットは前売りで押さえていたのだが、この日は「女子プロ野球DAY」ということになった。女子プロ野球ができて今年で7年目になるが、今回は女子プロ野球のPRも兼ねて、初めてバファローズとコラボすることになったという。女子のチームは現在京都フローラ、兵庫ディオーネ、埼玉アストライアの3球団があり、いわゆる育成チームの位置づけとして東北レイアという球団がある。2チームが関西にあるということもあり(発足の時から京都対兵庫という構図がベースなのだが)実現したイベントである。この日は、バファローズ対ホークス戦の後で兵庫ディオーネ対京都フローラの公式戦が行われ、バファローズ戦終了後、そのまま無料で観戦できるという。これまで女子プロ野球を観戦したことがなかったので、どんなものか「お試し」で観戦するのには絶好の機会である。



やってきた神戸。ゲートのところにも女子プロ野球のPRがあるし、来場者プレゼントとして両チームの選手顔写真入りのボードが配られる。これは折り畳み式で、試合の時にはハリセンになる。他にも女子プロ野球の特設テントもあり、グッズ販売やファンクラブ入会のPRが行われている。


さてその前にグラウンドである。前日は中村のプロ入り初のサヨナラ打でホークスから今季初勝利。本日の試合も勝てれば巻き返しのきっかけになるかと思う。先発はバファローズが西、ホークスは武田という両右腕である。

試合前にはディオーネの大山、フローラの三浦という両選手から花束の贈呈。バファローズからは西野、ホークスからは柳田が登場する。そして並んでの記念撮影となったが、西野が女子選手とほとんど背が変わらないのに改めてびっくり。まさかそれを狙って花束を受け取る役割が回ってきたわけではないだろうが・・・。

そしてバファローズのナインが守備位置に着く時には、女子選手がポジション位置でお出迎え。

さらに始球式は埼玉アストライアの2選手が登場する。一人は川端。スワローズの川端の妹として知られ、プロ初の「兄妹選手」である。そしてもう一方が、「美人すぎる野球選手」として取り上げられている加藤。まあ「美人すぎる」というのは、最近のマスゴミが何でも「○○すぎる」「神○○」というのにいささかうんざりしているところがあり、言葉自体軽いものに感じているのだが、かわいらしいのはかわいらしい。二人とも始球式だと勝手が違うのか、山なりのボール。まあ、これもマスゴミ的にいえば「ノーバン」始球式ということになるのだろうが、プロの選手なのだからそういう表現はかえって失礼に当たるだろう。


さて試合開始。立ち上がりの西は三者連続三振、2回も三振一つを含めて三者凡退とホークス打線を抑える。ただ一方の武田も緩急をうまく使い、初回は糸井のボテボテのゴロが内野安打になったものの、続くブランコは手玉にとって空振り三振。
試合が動いたのは3回表。先頭の中村晃に死球。続く鶴岡はバントがファウルとなり追い込むが、ヒッティングに切り替えた当たりがセンター前に飛び、無死一・三塁となる。ここで9番に起用された牧原が1回バントをファウルにした後、続けてバントを試みる。これがピッチャーとファーストの間にうまく転がり、三塁走者が生還する。その後一死二・三塁となるが、柳田を打ち取って何とか1点で食い止める。

5回裏はモレルからの攻撃。パチンと振った当たりは、打った瞬間にわかる本塁打。それもレフトの上段まで飛ぶ。1対1の同点。先ほどの打席も武田からヒットを放っていたので、タイミングが合っているのかもしれない。続く駿太にもポテンヒットが出るが、後が続かず得点は1点のみ。


先発西もボール判定の影響もあり、なかなかピシャリとはいかない。それでも主軸にはいい当たりを許さず、我慢の投球である。そんな中7回表、ヒットと四球、犠打で一死二・三塁となって先制のセーフティスクイズの牧原。守りでは好守備も見せていて、ある意味ラッキーボーイかもしれない。何だか嫌な予感がするとレフトへの飛球。タッチアップには十分な飛距離で、これでホークスが2対1と勝ち越した。続く高田に内野安打が出たところで西は降板。前日の金子といい、本日の西といい、内容は悪いとは言えないのだが、終盤での勝負どころで何かが欠けているように思う。

ちなみにこの試合、両チームともクリーンアップは全然活躍できていない。・・・だからというわけではないが、バファローズがブランコ、ホークスが柳田の「豪快な空振り」のシーンを・・・・。


試合はこのまま2対1で進み、9回裏はサファテが登場。二死から、モレルにこの試合全打席の出塁となる四球を出すが、後を打ち取って難なく試合終了。何だか、もう・・・・。
ヒーローインタビューは2打点と、ホークスの全得点をたたき出した牧原。レギュラーではなく、1軍と2軍を行ったり来たりしている選手だが、前日の中村のサヨナラ打のちょうどお返しのようなものだ。後で記事を見たところでは、熊本の高校出身で、このたびの地震では友人宅も倒壊するなどの被害を受けたそうだ。またこういう若い選手が出てくるのが強いところだ。
さてこの後はいよいよ女子プロ野球の試合が始まる。今度は女子プロ野球のスタッフのTシャツ姿の人たちが観戦を呼びかける。多くの観客はそのまま席を立ち帰路に着いたが、結構多くの客が残っている。そんな中、次の試合開始を待つことに・・・・。





























さてこの後はいよいよ女子プロ野球の試合が始まる。今度は女子プロ野球のスタッフのTシャツ姿の人たちが観戦を呼びかける。多くの観客はそのまま席を立ち帰路に着いたが、結構多くの客が残っている。そんな中、次の試合開始を待つことに・・・・。