8月11日に津和野日帰り往復、13日にペイペイドーム日帰り往復と「飛び石」でのお出かけとした後、今度は15日~16日と三たび西に向かうことにした。そしてこのたびは山口県から福岡県にかけて、中国四十九薬師霊場と、九州八十八ヶ所百八霊場という二つの札所めぐりを同時に進めることにした。巡拝で煩悩を断ち切るどころか、やっていることは強欲そのものである。
元々は、九州八十八ヶ所百八霊場(第3回)が目的だった。第3回は糟屋郡シリーズとでもいおうか、宇美町にある第8番・隆照寺、そして篠栗町にある第9番・明王院、第89番・金剛頂院である。隆照寺はJR香椎線の終点・宇美から徒歩で行けなくもないが、明王院と金剛頂院は若杉山という山中にあり、バスの便もない。ということはクルマで行くことになる。
現地でレンタカーを利用することも考えたが、福岡までなら広島の自宅から下道をひた走る・・というのを久しぶりにやってみようかと思う。また、八十八ヶ所のルートは篠栗から飯塚、直方という筑豊エリアに続くので、帰りに飯塚あたりに立ち寄るのもいいかと思う。
そして、広島から下道をひた走るのなら当然山口県も通るので、行きがけに中国四十九薬師の札所にも立ち寄ってみよう。第24番・法瀧院へは11日に山陽線で訪ねたので、次は第25番・月輪寺。国道2号線を外れて、山口市の徳地町へと山間部に入る。むしろ、中国自動車道のインターチェンジのほうが近い。
徳地町から九州方面に向かうとなると、山口市の郊外にある第26番・興隆寺、第27番・広沢寺も通り道に位置する。これらはいずれも公共交通機関で行けないこともないが、本数が限られている。効率重視のようになっているが、15日は山口県内の3ヶ所に立ち寄ってから九州に渡り、九州八十八ヶ所の隆照寺まで行く。15日の宿泊はJR篠栗線の門松駅近くのホテルを見つけた。翌16日に目指す若杉山にもほど近いところである。
そうなると15日朝は早起きして・・というところだが、14日の当番での出勤時、軽自動車に荷物一式を乗せて自宅を出た。14日の勤務終了後、そのまま西に向けて走り、前泊することにしたのだ。少しでもゆっくりできるかなということで・・。
14日の仕事終了後、もう少し早く出発できるかと思っていたが、何やかんやで職場を出たのは19時。まずは国道2号線を走る。宮島口手前が渋滞しており抜けるのに時間がかかったが、その後は順調に走る。岩国からは欽明路越えのルートを選択。すっかり暗くなったが、クルマの行き来が途絶えることはなく、前のクルマのテールランプを目印に走る。
2時間あまり走行し、この日の宿としたのは「ホテルルートイン周南徳山東インター」。徳山駅近辺には他にもホテルはいろいろあるが、今回は軽自動車ということで駐車場無料のメリットを生かすことにした。さらにこの徳山東インター店、この8月10日にオープンしたばかりである。広島から新幹線で徳山駅に近づくところでちょうど高架の横に見える建物で、私も以前から目にはついていた。私が泊まったのは低い階だったので景色はそれほどでもなかったが、部屋によっては近くに新幹線を、さらに遠くには周南コンビナートの夜景も見ることができそうだ。
また、ルートインといえば大浴場。こちらのホテルでは周南市の湯野温泉の湯を使っているとある。まずはこちらでゆったりとする。
開業記念ということで、ルートインホテルのキャラクターをあしらったクリアファイルをいただく。
この日はホテル手前のコンビニで買ったあれこれで済ませる。ちなみに近所に飲み屋街はないものの、コンビニ、ロードサイド店も並び、滞在中の買い物には困らない。
翌朝はゆっくりとは言っても、あちらこちら立ち寄るところができたので結局は朝食後、7時30分頃には出発しようと思う。まずは幅広ベッドでゆったり休むことに・・・。