まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

寒さこらえて待ってます

2011-03-27 | 北米映画 00~07
 手話サークルで、たくさんの聾の方々も被災され、耳が不自由なため健聴者以上の困難を強いられている状況を知りました。私の手話はまだまだ初心者レベルだけど、苦境にある人たちを微力ながら支えたい、と頑張る決意をあたらにしました。くれぐれも自己満足や偽善で終わらぬように気をつけたいです。

 「南極物語」
 日本映画をディズニーがリメイク。
 南極基地で働くガイドのジェリーは、8匹のそり犬たちと不思議な信頼関係で結ばれていた。だが、南極が記録的な猛吹雪に見舞われてしまい、ジェリーは犬を残し南極を去らなければならなくなってしまう...
 1983年のオリジナルの邦画は、あまりにも有名な大ヒット作ですが、私は未見。オリジナルは、ちょっと悲しい感じな涙の感動作っぽいけど、ハリウッド・リメイク版はディズニーらしく、明るくて楽しいアドベンチャー風でした。泣け!泣け!な押し付けがましさとか湿っぽい悲劇調がなく、すごく爽やかでポジティヴな内容なのが、さすがアメリカって感じです。小さい子どもと一緒に観たい映画です。
 8匹のそり犬が、驚異的な演技。あれ、どーやって演技指導したんだろう。CGじゃないですよね?犬たちを襲う怪獣みたいなアザラシは、明らかにCGでしたが。リーダー格の雌犬マヤが、特にカッコよかったです。ジェリーを想って切なく遠い表情をするところなどは、犬でも女だなと感心。置き去りにされた犬たちですが、可哀相と同情するよりも、その逞しさや賢さに感嘆することのほうが多かった。人間なら2日でオダブツだろう過酷さの中、知恵と勇気をフル回転してサバイバルする犬たち。迎えに来なくても、そのまま繁殖して子孫残せるのでは?と思った。
 仲間が死んだり、ラストの奇跡の再会などは、涙を誘うシーンなはずだけど、ご存知の通り私は冷血人間なので、涙腺は全然緩みませんでした(涙)。愛する犬を何とか助けに行きたい!と血眼になるジェリーですが...気持ちは解かるが諦めよう、犬よりも先に助けねばならない存在があるんだ、と説得したくなった私は、やはり冷血でしょうか。
 犬より男子。この映画を観たのは、もちろん犬目当てではなく、ジェリー役のポール・ウォーカーに会いたかったからさ♪

 カリフォルニアのサンシャイン王子ポールが、極寒の南極に!「ノエル」での冬のニューヨーク以上に、何とも似つかわしくない場所に飛んじゃったポールです。ポールに降り注ぐのは冷たい雪よりも、やっぱ暖かい陽光のほうがしっくりきます。防寒厚着も似合わない。南極にいる時よりも、アメリカに戻った時のカジュアル軽装なポールのほうがイケてました。でも、ファンサービスは怠らないポール。冒頭のサウナシーンで、ちゃんと脱いでます(笑)。女よりも犬のほうが好きそうなジェリーを演じてるポールの、犬への優しそうで楽しそうな表情やスキンシップが素敵でした。犬になってポールの全身を舐めたい、みたいな(笑)。
 ポールの相棒役のジェイソン・ピッグスも可愛かったです。たまに佐藤隆太とカブって萎えたが。ピッグスくんの被ってたニットキャップが超可愛かった。あれ、欲しい!
 広大で神秘的な南極にも、惹かれるものを感じます。行ってみたいなあ。オーロラとか見てみたいです。
 ちなみに南極物語は、日本でもTVの連ドラでリメイクされます。主演は木村拓哉さん。おキムさん、南極でも髪型やファッションばっちりキメキメでしょうか

 ↑ポールのワイルドスピードシリーズ最新作、楽しみですね♪
 
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女体取材!“相棒が・・・”

2010-12-19 | 北米映画 00~07
 「秘密のかけら」
 「スウィートヒアアフター」で高く評価された、カナダの俊英アトム・エゴヤン監督作品。
 50年代、全米で人気絶頂の司会者コンビ、ラニーとヴィンスが宿泊したニューヨークのホテルの浴槽で、若い女の全裸死体が発見される。女は自殺と断定された直後、ラニーとヴィンスはコンビを解消する。数年後、ジャーナリストのカレンは事件の真相を探るため、別々の道を歩んでいたラニーとヴィンスに接近するが...
 なかなか面白かったです。スキャンダラスで変態的で(笑)、まさにワタシ好みな内容でした。50年代のショービズ界の華やかな退廃が、美しくも毒々しく描かれていました。カラフルな衣装や豪華なホテル、50年代アメリカの雰囲気が目を楽しませてくれます。
 ヒロインのカレンが、松本清張作品の主人公ばりに事件を追うのですが。びっくりするほどカラダを張ってるところが、さすがアメリカンギャル。ラニーと寝るわ、ヴィンスの罠にハマってクスリ飲まされるわレズプレイするわ、ヴィンスに絞め殺されそうになるわ。無鉄砲で無用心で破廉恥な女体取材に、呆れつつも拍手。日本の2時間ドラマのヒロインも、あれぐらいやらなきゃ。真実なんて、自分を守ってばかりでは掴めない。
 カレンが、ジャーナリストとしての野心からというよりも、いつしか妖しく淫靡な匂いのする秘密に引き寄せられ、真実を暴くよりもそこで溺れたいと願っているようだったところが面白かったです。何をやっても無垢な少女みたいなカレンのキャラも良かった。演じてるアリソン・ローマン、ヌードや大胆シーンなど頑張ってたけど、見た目も演技もイマイチぐっとこさせるものがなかったような。ピュアで可憐だけどエロくて危ういヒロインなんて、逞しくて現実的っぽいアメリカ女優には似合わないよなあ。リュディヴィーヌ・サニエとかシアーシャ・ローナンとかだったら、もっと痛々しくも愛らしく魅惑的だったかも?
 女優よりも、男優のほうが大胆過激。ケヴィン・ベーコンとコリン・ファース、ヤバくて笑える怪演でした。

 オゲレツで陽気(営業)、優しくエロい紳士(実際)なラニー役は、ケヴィン・ベーコン。彼ってもう、フツーの役は絶対にできないポジション&容貌になってますよねえ。今回も、そこまで脱がんでも、と呆れるほど脱ぎまくってて、すっぽんぽんでズコバコやってました。ステージで、往年の名作「フットルース」を彷彿とさせる軽妙なステップも披露。おぢさんなのに、頑張るなあ~。若い男優が毒にも薬にもならん連中ばっかなので、今後もヴァイアグラ不要的に活躍してほしいものです。映画では殺人鬼とか変態とかだけど、実際のベーコン氏は温厚な紳士っぽい?TVや映画の中にいるスターって、所詮は虚像。作られたイメージを信じ込んで踊らされたりせぬよう、気をつけねば。

 上品で知的(営業)、暴力的で情緒不安定な変態(実際)なヴィンス役は、コリン・ファース。最近、コリンを私も再評価中なんですよね。世の中、ギスギスと不安定で軽薄で意地悪なせいか、コリンの上品で静かで知性的で優しいところに、すごく心惹かれ落ち着くのです。すごい美男とかじゃないところが、返って良いんです。コリンの気品ある素朴な見た目が好き。「シングルマン」同様、アメリカ人役は絶対にできないところも素敵。どこにいても、完璧な英国紳士なコリン。恰幅が良いけどスラ~っとした長身に、スーツやタキシードが似合うこと!カリフォルニアなファッションも小粋だった。タキシード姿でスツールに座ってるシーンがあったのですが、これが超カッチョEの!ただ座ってるだけのに。あの雰囲気、あの仕草。どんなに美男でも日本や韓国、ハリウッドの男優には絶対無理!
 紳士だけど、ビミョーに歪んでて変態なところも英国人なコリン(笑)。ラニーを侮辱した客を舞台裏に引き込んでボコボコにするヴァイオレンスさも、カレンにクスリを盛って恥ずかしい行為をさせる卑劣さも、危ない危ない by 福田和子。極めつけは...

 ↑女とヤってる最中のラニー。そのドサクサにまぎれるように、全裸になったヴィンスが後ろからラニーを...
 ひ~!?コリン、な、何やっとんじゃ~?!えへへ~ええやん♪絶対キモチいいって♪と、ラニーのア○ルに突撃しようとするヴィンスのハアハア顔が怖い!やめろ!ふざけんな!とラニーに拒否され罵倒されてる時のヴィンスのベソかき顔が、超可愛かった。コリン、キモくてキュートでした。これからも、すごく紳士で少し変態なイングリッシュマン役を、コリンにはチャーミングに演じ続けてほしいものです。

 「英国王のスピーチ」で、2年連続オスカー候補確実、受賞の可能性も高いコリン
 
 
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星屑男子

2009-12-25 | 北米映画 00~07
 Joyeux noël!メリクリ~
 今年もlonely Christmasな私です♪何も語らぬ赤ちゃんがお酒の相手です♪ミルクの代わりにワインを飲ませてしまいそうになり、乳児虐待で通報されそうなクリスマスです(汗)。サンタよりも強盗が入ってくる可能性が高いので、今夜も窓の鍵はしっかりかけて眠ります。だから幸せは運ばれてこないのでしょうか。でも今日、ジョニーの「パブリック・エネミーズ」の劇場鑑賞券が届きました。TV番組の懸賞当選です。神様、クリスマスプレゼントありがとう。どうせなら、年末ジャンボにツキをとっておきたかったのだけど...
 皆様が素敵なクリスマスナイトをお過ごしになるようI wish...

 「スターダスト」
 my 英国愛人、ヘンリー・カヴィルが出演しているということで、レンタルしてみました♪
 イギリスのはずれにあるウォール村。少年トリスタンは恋する女性の気を惹くために、落下した流れ星を彼女に贈ることに。越えてはならない壁の向こうにある魔法の国へ、トリスタンは星を求めて足を踏み入れるが...
 ファンタジー映画が苦手なので、しんどいかな~と心配だったのですが、なかなか面白かったです。子供と一緒に観てもOKな内容もだけど、何か全体的にユル~い感じでオチャラケてるところにも好感。使命感とか高い志とかを掲げて、人類や愛のために戦う!な肩に力が入ったファンタジーより、私はこーいった気楽なノリのほうが好きです。
 ユルいのはノリだけではなく、設定もキャラもかなりユルユル。禁断の壁のはずなのに、番人は爺一人だし、めちゃくちゃ簡単に越えられるし戻ってこられるし。トリスタン父子以外は誰も越えたりしないのも不思議。魔法王国の王位を争う王子たちの殺し合いも、かなり笑えます。
 流れ星が若い女に姿を変えてる、という設定も何で?と意味不明。それが美女ならまだしも、何この地味なオバサン?なのが失笑。ヒュー・ダンシーの嫁クレア・デーンズが星のプリンセスかよ~無理ありすぎ!星の化身なのに、まったく輝いてないよ。でもまあ、イモ地味なトリスタンとはお似合いだったけど。
 流れ星の心臓を食えば若返る魔女たちと、流れ星がもってる王位継承の宝を狙う王子たちが入り乱れ、流れ星争奪戦がドタバタとにぎやかに繰り広げられます。衣装やセット、VFXなど、なかなか意趣を凝らしてて金もかかってそうだったけど、ほんと終始ユル~い展開で全然ゴージャス感もスケールもない。これって実は、LOTRとかハリポタとかファンタジー大作のパロディなのかなあ?と、うがった見方をしてしまいました。
 キャストは、驚くほど豪華でシブいです。有名スターたちが、みんな競って珍演を披露。
 三姉妹魔女のリーダー役は、ミシェル・ファイファー。かつてはハリウッドの名花だった彼女も、こんな役をやるようになったんですねえ。アンチエイジングに命を賭けてる性悪強欲魔女って、まさに女優そのものな役?よく引き受けたなあ。ご本人は楽しそうに演じてたけど。魔法(エネルギー)を無駄づかいしすぎて、どんどん醜い老婆化していく姿も笑えます。
 トリスタンを助ける海賊のキャプテン役は、ロバート・デ・ニーロ。かつては演技の神と崇められてたカリスマ役者も、最近は仕事選ばずの好々爺になってますよね。女装!が趣味のプチ変態おやぢ役、よく引き受けたなあ。いい味だしてたけど。
 トリスタン役のチャーリー・コックスは、イケメンではないけどフツーっぽくて愛嬌のあるイモ可愛さ。王位を狙う王子役は、レオの「ワールド・オブ・ライズ」での好演が忘れ難いマーク・ストロングや、懐かしの元英国美青年ルパート・エヴァレット。王さま役で名優ピーター・オトゥールがチョコっと、でもインパクトありな顔見せ。トリスタンのパパ役は、な、何と!リンリー警部じゃん!
 
 リンリー警部ことナサニエル・パーカー。相変わらず知的で優しそうな紳士って感じで素敵でした♪どうせならヘイバースも出してほしかったなあ。早くリンリー警部シリーズの続きが観たいよ~
 んで、お目当てだったヘンリー・カヴィルは...
 
 トリスタンの恋敵役。きゃ~カヴィたん、かっちょE~なはずだったのに、あれれれ?!何これ~!超チョイ役やんけ!はっきり顔も映らず、これはカヴィたんだという確信さえ持てなかった。誰がやっても同じ、いや、ぜんぜん必要のない役じゃん!
 出番もほとんどないまま、最後になってやっと。トリスタンの戴冠式をカノジョと客席から見てるカヴィたん、デ・ニーロおぢさんにウィンクされ、まんざらでもなさげに微笑んじゃったり。それに気づき、はあ?!何なのよ?!な顔のカノジョ、が笑えた。
 
 金髪にちょっと違和感ありなカヴィたん、でもやっぱ男前~凛々しく品のある端正な顔!フォーマルな正装が似合う逞しい長身もイケまくり!あ~カヴィたんがトリスタン役だったら、どんなにかオイシイ映画になってたことでしょう。でもまあ、基本は非モテ系でヘボいヘタレキャラなトリスタンなので、イケメンで屈強そうなカヴィたんには合わないかな。
 カヴィたんとリンリー警部といえば「寄宿舎殺人事件」!高校生カヴィたん、超カッコカワイかったな~また観たくなってきた。
 
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ドキ!女だらけの読書倶楽部

2009-09-22 | 北米映画 00~07
 秋の連休、皆様お楽しみのことと存じます。
 わしは昨日、免許をとったばかりのダミアンと、軽くドライブしました♪
 まだ夏休み中、しかもmy sister M子の車を譲り受けたダミアンは、ほとんど家に帰らず放蕩の日々。久々に帰ってきて昼過ぎまで寝てた彼にオネダリして、ちょっと遠くまで昼飯を食いに。免許とりたてとは思えぬ手馴れた運転ぶりといい、何か遊び疲れた退廃的なまでにかったる~い雰囲気といい、すっかり遊び人な男になってしまった我が甥に、何か悲しくなってしまいました。可愛かった子供が、汚れた大人へと(涙)。
 でも、食後にパフェなんか食べてるダミアンの顔は、やっぱまだあどけなくて、ちょっと安心した私なのでした。ダミアンが珍しく遊んでくれたのは、やっぱ敬老の日だったからでしょうか(泣)。そのまま車で姥捨て山に連れていかれなくて良かった♪

 「ジェイン・オースティンの読書会」
 またまたmy 英国愛人ヒュー・ダンシー出演作だよぉ~!
 世代も境遇も違う5人の女性が、ジェイン・オースティンの作品について語り合う読書会を始めることに。そこに、SF小説ファンの青年も加わることになって...
 「いつか晴れた日に」(分別と多感)とか「プライドと偏見」とか、映画化もされているジェイン・オースティンの作品。恥ずかしながら、一冊も読んだことがない私彼女の作品のファンなら、もっとこの映画を楽しめたかも。
 考察し合うジェイン・オースティンの小説とダブる自分たちの人生や恋愛観を、あらためて見つめ直したり、触発や影響もされる女性たちの姿がコミカルかつホロ苦く描かれていて、面白かったです。いろいろあるけど、ナンダカンダで女は強くて素敵な生き物なのよ♪男なんて可愛いけどバカ♪という陽気なフェミニズム映画?
 仲良しグループが、それぞれの家に集まって美味しいものを食べながら、和気藹々とディスカッション。おまけに、イケメンが花を添えてます。いいなあ。楽しそう。私もあんな読書会、参加したい!でも、何だろう?すごく有閑的というか、食うことで精一杯な私からしたら、いいご身分だよなあ~とも。読書会だけでなく、私生活の問題まで助け合ったり励まし合ったりと、ちょっとベタベタしすぎなのも気になった。それに、みんなすごく善い人なのも。意地悪な女が一人もいないもん。女だけのグループって、あんなに和やかで優しくないと思うし。おまけに、可愛い男の子が一人混じってて、あの平和さが保てるわけがない。フツーなら、虎の檻に入れられた子羊になっちゃうよ。いがみ合いの原因にもなっちゃうだろうし。
 この映画って、やっぱ典型的な女性映画というか、出てくる男たちがリアル系と妄想的願望系に解かりやすくキャラ設定されてるんですよねえ。浮気する身勝手な夫、価値観が違う鈍い夫が前者。誘惑的な美少年、癒し系の好青年が後者。
 読書会にスカウトされて、黒一点の参加者となる青年役が、きゃヒュー・ダンシー
 
 うひょ~マダム軍団のマスコットみたいな役で、またまた可愛さ炸裂なヒュ~男子♪明るくて愉快で無邪気で知的で優しくて素直で従順。いつもニコニコしてるのが、ほんと可愛い!はっきり言って、あんな子いませんよ!偶然あんな子に出会ってオバサンの読書会に入会させる、なんて非現実的!あんなSFオタク、いないっつーの!おまけに、オバサンに恋してくれるなんて。好きな女に対する態度や目つき、まるでご主人さまを慕う子犬!見た目がちょっと濃いのも、非草食系で素敵。まさに、世の熟女の“娘の婿になってほしい”“こんな年下彼氏が欲しい”という理想と妄想が産み出したような役を、ラヴリーに演じてるヒューです。チャリンコ小僧ルックもキュート。
 オバサンオバサン言ってるけど、出てくる女性はみんな見た目もチャーミング。ヒューを離婚した親友とくっつけようとしつつ、彼に恋されて揺れる~想い~♪by ZARD な独身主義者のドッグブリーダー役のマリア・ベロ、彼女みたいな美熟女だから、ヒューも尻尾ふって読書会に入会したんだよね。あれが泉ピン子とかうつみ宮土理とかだったら、絶対お断りだっただろうし。親友とイケメンのアテ馬にされる主婦も、美人で寛大な女性。夫まで許すことなかったのにとは思ったが。主婦のレズ娘、次から次へと恋人♀ができて、男でもなかなか引っかからない私としては、羨ましいかぎり。エミリー・ブラント扮するちょっと変人な女教師が、いちばん美味しい役だったかも?彼女のキャラとかファッションセンスが、何か自分とカブって苦笑
 女教師の夫&彼女に言い寄る生徒、も結構イケてました。
  
 生徒役のケヴィン・ゼガーズは、ザック・エフロン+小池てっぺい、をダークな美男にした感じ?イケメンだけど、あんな誘惑ビーム出しまくりな生徒いたら怖いよ。旦那役のマーク・ブルーカスは、優しそうで逞しくて素朴なアメリカンナイスガイって容貌で、けっこう好きなタイプかも。
 

  
 
 
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ママが息子をイかせる時

2009-09-17 | 北米映画 00~07
 酒井法子被告の記者会見を、ポケ~っと観ました...
 のりぴー、意外としっかりしてた?ボロボロに衰えてるどころか、やっぱ可愛い顔してるな~腐っても芸能人だな~と、変な意味で感心しちゃいました。気丈というか、うつむいたり泣いたりしても、どこか気の強さや倣岸さを感じさせる表情や目つきに、したたかな近日復帰を予感しました。でも、のりぴーにできる仕事って、どんなんだろ。お子さんのためにも、しっかり働いてほしいものです。ヨゴレ芸能人にありがちな、暴露告白本とかヘアヌードはやめてほしいですよねえ。そんなことしたら、お子さんがますます悲劇的。
 のりぴーまで手が伸びた薬物捜査網。次は?あの人気アイドルグープのリーダー?あの大スターの嫁?あの人気俳優?Watch out!

 「美しすぎる母」
 1972年、ロンドンでアメリカ人富豪の妻バーバラが、ひとり息子のトニーに刺殺される。事件の背後には、禁じられた退廃の母子関係があった...
 邦題が、いかがなものかと...バーバラ、美しくないし見た目もキャラも、すごく不気味です。ヤバキモすぎる母、とかのほうがしっくりくるかも。
 禁断の母子相姦よりも、腐ったブルジョア社会が主題?人間、お金とヒマがありすぎるのも良くないんですね。貧乏な庶民の私からすると、バーバラもトニーもアホとしか思えなかった。もっと金と時間を有効的に使おうよ!なんて、健全な小市民的思考しかできない私です。でも、働かずに海外で優雅な放浪生活、なんて羨ましいかぎりでした。
 バーバラもトニーも、結局は精神分裂症だったのかしらん?二人とも、コワレすぎ。病的なので、本来なら醸しだされるはずの耽美とかデカタンスとかが、ちっとも匂ってこなかったのが残念。ヴィスコンティ監督作品みたいな、爛れた高雅さを出してほしかったかも。
 父が息子の彼女と、息子は男と、母は息子の男とetc.おいおい~な乱交ぶりですが、これまた描写がおとなしめなせいか、いまいちドロドロ感が希薄。ラストの母子相姦シーンも、気持ち悪いだけで甘い禁断ムードはゼロ。ナニハトモアレ、こんなママ、こんな息子はイヤだ!な見本みたいなバーバラ&トニーでした。
 キャストが、???&!!!でした。
 バーバラ役は、ジュリアン・ムーア。彼女、個性的な良い女優だけど、美しすぎる妖しい魅力のヒロイン、なんてミスキャストだと思う。今にもコワレそうな神経症的に繊細な演技は、巧すぎて怖い。ついでに顔も怖い顔も体も、真っ白な肌にスゴいソバカスが浮いてるのも強烈。欧米では、ソバカスはチャームポイントなのかな。ぜんぜん隠そうとしないから。
 トニー役のエディ・レッドメインは、うう~ん。ワタシ好みじゃないので、ちょっとキツかった。あの役は、デビュー当時のキップ・パルデューかギャスパー・ウリエルが理想的かも。二人とも、健康的で爽やかすぎるかもしれないけど...
 この映画を観た目的である、my 英国愛人ヒュー・ダンシーは...
 
 ↑母と息子に挟まれて、後ろから前からどうぞ~♪by 畑中よう子 状態のヒュ~男子
 ちょい役ですが、男の子&熟女と3P!など、なかなか頑張ってました。全裸になってベッドにもぐりこんできたトニーを、よしよしおいで♪と迎える時の笑顔が可愛かったです。
 収穫だったのが、トニーのホモだち役のウナクス・ウガルデ。
   
 彼もチョコっとしか出ませんが、とても印象に残ります。ラテンボーイらしく、濃くてエロくて可愛いちょっとガエル・ガルシア・ベルナルに似てるところもmuy bien!彼とイチャイチャするトニーが、めっちゃ羨ましかったです。

 ↑美少年の白い肌に、官能的な褐色の肌と濡れた厚い唇が重ねられて...ラテン男って、目つきもキスの仕方もエロすぎる。けど、男色シーンは大したことないです
 
 ↑ガエル・ガルシア・ベルナル似のスペイン俳優ウナクス・ウガルデくん。奇しくもガエルと同い年!花の78年組に、またイケメンが加わりました♪ハビエル・バルデムの「宮廷画家ゴヤは見た」「コレラの時代の愛」や、ヴィゴ・モーテンセンの「アラトリステ」、ベニチオ・デル・トロの「チェ」にも出てるらしいので、さっそくチェキってみま~す☆
 
 
 
 
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ヒュ~っと服脱ぐ男子

2009-08-13 | 北米映画 00~07
 お盆ですね。ご先祖さまに、皆様も挨拶に行かれることでしょうか。私の場合は挨拶に行くより、迎えに来られそうで怖い♪
 来月に長期間休めそうなので、またフラリと放浪の旅に出かけようかな~と思ってます。今いちばん行きたいのは、やっぱアイルランドかな。イギリスから船で渡ってみたいです。
 海外に独りで旅行する時は、もう二度と日本の土は踏めない覚悟で臨んでいる私です...

 「ラブ&クライム」
 my 英国愛人ヒュー・ダンシー主演のラブ・サスペンス。
 パリで犯罪組織の運び屋をしているサラは、年下の青年ジャックと同棲中。サラが仕事で留守中、ジャックは宝石店に勤めるジニーと恋に落ちる。一方、仕事をしくじったサラは、大金を用意せねば命を失うハメに陥って...
 うう~ん。ぶっちゃけ、チープなB級映画です。火サスか土ワイ、というより、ウィークエンダーでやってた“アホな男女が痴情や金銭トラブルの果てに起こしたバカな事件の再現ドラマ”みたいな感じでした。だって、サスペンスなのに話に何のヒネリも謎もないもん。
 ストーリーよりも、キャラ設定が支離滅裂でいい加減すぎる。上質のサスペンスなら、サラは魔性のファムファタール、ジャックは悪女に溺れて破滅する犠牲者、ジニーは可憐なヒロイン、になるはずなんだけど...この映画では、サラはただの迷惑なノータリン女、ジャックは節操のないヤリチン、ジニーはノーテンキなアホ娘、にしか見えなかった。
 サラみたいなオツムの弱い女が、何で運び屋できるの。あんなドヂ、おつかい中の小学生でもしねーよ。ジャック、ほんと下半身のコントロールができない男。さっきまでサラとイチャイチャしてたかと思うと、会ったばかりのジニーとすぐエッチ。浮気とウソがバレた後も、大真面目に二人の女と同衾しまくり。おいおい~ホントに悪い男なら理解できるし魅力的でもあるんだけど、ジャックはただの優柔不断で行き当たりばったりで精力ありすぎな若造、みたいなのでトホホです。ジニーのアホっぷりも相当なもの。会ったばかりのよく知りもしない若い男にホイホイついていったり、夜中に勤務先の宝石店に彼と侵入してエッチしたり金庫開けてみせたり。だいたい、あんなフランス語も話せないアメリカンギャルが、何でパリの宝石店で働けるの?!
 とまあ、アホらしさに最後まで観る気力も失せそうになること必至ですが...ヒュー・ダンシーのファンなら、とってもジューシーでジョイフルな作品です♪

 うきゃ~ヒュ~男子、ぶち可愛いのおわしとそんなに年かわらんのが信じられんで。熟女&ギャルとのラブシーン満載!無駄脱ぎサービスも嬉しい。マッチョでもエロくもないけど、適度に引き締まったキレイなカラダしてます。シャワーシーンでキュートなケツも披露とにかく脱ぎまくってます。彼の裸体を堪能したい人は、ぜひ♪ああ~あんな彼氏、いや、ヒモでもいいので欲しいよ~

 ヒュ~男子って、イケメンには違いないけど、時々チョイブサになることも。そこが親しみやすくて好感を抱かせるんですよね。クチャっと笑うと、ちょっと池松壮亮に似て見えて、ますます萌え~ラブサスペンスなのに、可愛いすぎてちっとも緊張感がないヒュ~男子ですが
 サラ役のメラニー・グリフィスが、ちょっとキモい...整形のしすぎなのか、表情がほとんどない。甘ったるいキャンディヴォイスも、何だか不気味です。彼女とヒューのラブシーン、何か違和感あるんだよなあ。かたせ梨乃と向井理?みたいな。あ、でもこのカップリング、ちょっと見たいかも。怖いもの見たさで。梨乃姐さんにリードされて、ハアハア彼女の爆乳を揉みしだく理...いいですねえ。おさむっちもananで脱いだことだし、bee TVでやったラブシーン程度で満足してちゃダメ!
 ジニー役のレイチェル・リー・クックは、美人になった矢口真里、みたいだった。
 あと、悪人役でマルコム・マクダウエルとか出てました。彼の東洋人の奥さんが、サチコとかミチコとかいう名前の日本人なのに、チャイナドレス着てたりして笑えました。
 
 全米で好評を博した“Adam”の彼、チェキラー!(こちら)ちょっとフォレストガンプみたいな感じ?めっちゃ可愛いです♪早く日本でも公開されないかな~
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YO!Never let your dream die

2009-07-05 | 北米映画 00~07
 my sister M子が、めでたく結婚ついでにご懐妊
 入籍は先月すませて、挙式も今月末にあげる運びとなったのですが。赤の他人同士だった、何の共通点もない家族同士が突然親戚になるのって、ほんと気軽なことではないのですね。M子夫婦には死んでも言えない愚痴、my motherから散々聞かされる役目を、私が仰せつかってます
 それにしても結婚式って、ちっともハッピーなイベントじゃないよなあ。やらねばならない負担の大きい仕事、みたいな感じです。兄やM子のように、私はそんなことさせないから安心してね♪な私こそ、最も親不孝な子でしょうか...
 ちなみに出産は、年末の予定。にぎやかなお正月になりそう♪赤ちゃんだけならいいのに~と、my motherが婆さまのオシメを替えながら苦笑してました私はただただ、M子さんと旦那さんと子供が末永く幸せに、お願いだから子供連れて実家に戻ってくるような事態にだけは~!と祈るばかりです♪

 「ハッスル&フロウ」
 「クラッシュ」や「アイアンマン」などでの好演&イケメンぶりが忘れがたい黒人俳優テレンス・ハワードが、アカデミー主演男優賞にノミネートされた作品。
 ポン引き兼ドラッグ売人のDジェイは、音楽への夢を捨てきれずにいた。地元出身の人気ラッパーが町に戻ってくると知ったDジェイは、旧友や娼婦たちの協力を得てデモテープを製作することに...
 しがない生活に埋没してた男が、諦めかけてた夢を叶えるために全てを賭ける、というストーリーじたいは、ありきたりです。Dジェイの決死ぶりや、彼を助ける人々の体を張った献身ぶりが、凄絶で悲痛で観ていて気分が重くなります。お気楽で爽快なサクセスものとは違います。夢を追うためには大きな覚悟が必要で、大きな犠牲を払わねばならないんだなあ。
 ハッスル、とは裏稼業のこと。Dジェイと娼婦たちの仕事&生活が...何があっても、あそこまで堕ちたくないと怖くなった。女に体売らせて金を取るなんて、世界で最も汚い仕事だと思う。高価なマイクが欲しいから、自分のことを愛してる娼婦に命じて店の爺とファックさせるなんて、最低最悪野郎なDジェイ。愛や夢って、人間を貶めることもあるんですね。悲惨で痛ましいけど、娼婦たちはみんなタフでクールなのが、せめてもの救い。
 Dジェイは、ほんと最低な女衒なんだけど、心の芯には汚れきってない少年のような純真さと優しさがあって、娼婦たちが彼を慕い支えずにはいられないのも理解できる。最低と最高は紙一重、な魅力がDジェイにはあります。でもやっぱ、いくらいい男でも下賎は愛したくないなあ。泥にまみれても愛し抜く精神力と体力なんて、私にはないだろうし...
 Dジェイと仲間たちが魂を込めて音楽を作る流れ(フロウ)が、なかなか感動的です。ラップとか黒人音楽とかあまり興味がないのですが、Dジェイの歌には聞き惚れてしまった。この映画のサントラ、欲しいかも。それにしても、アメリカのヒップホップの歌詞って、過激というかオゲレツというか。娼婦と女衒とドラッグを描いたDジェイの歌なんか、とても日本の歌番組では歌えません
 
 Dジェイ役のテレンス・ハワードが、めっちゃ男前~
 すごい演技!とか熱演!とかじゃなくて、思わず見惚れてしまうような表情をするんですよねえ。オーバーな感情表現ではなく、すごくナチュラルかつエモーショナルに。焦燥とか落胆、苛立ってる顔とか、何とも言えない愁いと色気があってドキ&胸キュン。特に↑画像、教会でコーラスを聞いてるシーンのテレンス、ジワワ~と潤んでゆく瞳の美しさときたら!
 演技も歌も素晴らしかったけど、やっぱテレンスはルックスが一緒に出てる黒人男優たちとは、ぜんぜん違うもんね顔が。ほんと美男(ていうか、可愛い?)。タンクトップ姿もセクシイ。ムッチリしてて、汗に湿った肌が艶っぽい。ワタシ的にはテレンス・ハワードが今、デンゼル・ワシントンとウィル・スミスを抑えた黒人男前No.1かも。
 
 ↑テレンス・ハワード、アイアンマン2降板!ガーンWHY~?!ちゃんと出ろYO!
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ポールとクレイジー☆ガンナイト

2009-05-18 | 北米映画 00~07
 「ワイルド・バレット」
 my dear ポール・ウォーカー主演のヴァイオレンス・スリラー。
 マフィアに属するジョーイは、汚職警官を撃ち殺した拳銃の処分を命令され、自宅の地下室に隠す。それをジョーイの息子の友人で隣家に住むロシア人の少年オルグが盗み、暴力を振るう義父を撃ったことから、事態は思わぬ方向に発展して...
 ハリウッド映画ではよくある内容&展開の、B級アクションサスペンス。ポール・ウォーカーのヒット作「ワイルド・スピート」をモロもじってる邦題も、何か日本未公開DVDスルーっぽいチープさ(いちおう日本でも劇場公開されてます)。構成とか映像、シーンとかも凝っているようで、どっかで観たことある感が拭えません。いっそ「ウォンテッド」みたいに、マジメぶってて実はオバカ、なノリでハチャメチャしてたら、もっと面白くなったかも。どうなるんだろ?と最後まで引っ張ってくれるところは、さすが腐ってもハリウッド映画です。子どもが酷い目に遭うシーンやエグい暴力描写満載なので、そーいうのがダメな人は観ないほうがいいかも...
 ジョーイ&オルグとマフィアのパートよりも話の中盤、異常な夫婦に誘拐監禁されたオルグをジョーイの妻が救出するくだりが、なかなかスリリングで面白かったです。ジョーイよりも、次々と災難に遭い何とか切り抜けていくオルグが主役みたい?ロシアの民話とかにありそうな、襲ってくる怪物や魔物と闘う少年の冒険譚が基本になってる話みたいです。ジョーイはさしずめ、少年を助ける騎士っぽいキャラ?
  
 ポール・ウォーカーって、似たようなアクション映画ばかり出てますよねえ。たまにはコメディとか恋愛ものとか、せっかくのイケてる男前ぶりを違う方向にも活かしてほしいけど...ポールって己をわきまえてるというか、演技力が必要な映画に無理して出て、ファンをガッカリさせたり心配させたりしないようにしてるっぽい?いつもカッコいい俺を楽しんでくれ!みたいな。
 今回のポールも、すごくカッコよかったです。いつもより粗野で血の気が多くてテンションが高くて、やたらとファック!ファック!と口汚く怒鳴るドちんぴらポールが、ちょっと新鮮だったかも。ドちんぴらでも、やっぱ爽やかさは隠せないところが、ポールの魅力であり弱点なんだけど。
 セクシイ脱ぎ男ポール、この映画では上半身裸にはならないけど、ケツはバッチリ見せてくれてます。キッチンで料理中の奥さんに、俺ガマンできねえんだよ!と後ろからズボンだけ降ろしてファックしようとするハァハァ状態なポール、まさにワイルド・バレットな下半身(そーいやポールったら「バーシティ・ブルース」でも、下だけ脱いでバックからヤってたようなさすがオールアメリカン男ポール、ムードもクソもねえエッチもオールアメリカン)!私も欲情野獣ポールに、後ろから愛されたい♪もちろん前からでもOK♪
 あんな大きい息子がいる役のポール!って、ポールって未婚のパパで実際にも子持ちなんですよね。コブつきな父親臭なんて全然ないところが素敵です。
  
 Summer is coming!爽やかな青と白が世界一似合うシーブリーズ男、ポール・ウォーカーの季節だ!ワイスピ最新作、日本公開はいつじゃろ~?待ちきれない!
 恋愛のほうは、あんまし爽やかじゃない最近のポール(こちら
 
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必殺カップル 過激におのろけ

2009-03-04 | 北米映画 00~07
 「Mr.&Mrs.スミス」
 ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーは、この映画での共演が縁で私生活でもラブラブカップルになりました。
 凄腕の殺し屋であるジョンとジェーンは恋に落ち、素性を隠したまま結婚。数年後、ちょっと倦怠期気味な夫婦生活を送っていた二人は、互いを抹殺しなければならない事態に陥ってしまい...
 ブラピもジョリ子さんも、やっぱスターですね。華があるというか、オーラがビンビン。何とも絵になるカップルです。もう誰が見ても、こいつらデキてるなと感知してしまうラブラブビーム、飛ばしまくりで苦笑。ラブシーンだけでなく、殺し合いバトルシーンでさえ、so sweetな二人です。アクションコメディというより、幸せそうでいいね!ごちそうさま!な、おのろけ映画?
 ストーリーや設定は、ほとんど漫画ちっくでバカバカしいながらも、ド派手なアクションや必殺仕事人シーン、秘密兵器や秘密基地など目に楽しいです。金のかかったハングマン、みたいなシーンが多くて笑えた。それにしても。二人とも隠密アサシンなはずなのに、やることはメチャクチャ派手で目立ちすぎ!特にジェーンが。
 コメディの要素が、もうちょっと小粋で洗練されてたらなあ、とは思った。これは脚本よりも、ブラピとジョリ子さんの演技に問題ありかも?二人とも、ほんと男前で美人で、過激なアクションや甘いラブシーンだとカッコよくてセクシーなのに、コミカルな演技はぎこちないんですよね。だいたい同じ表情しかできない感じ。やっぱコメディって、演技力以上にセンスが要るんだなあと思った。
 
 久々に見たブラピ、やっぱ極上の男前ですねえ。同い年のジョニー・デップもだけど、おっさんなのにすごく若く見える。いい感じにゴツくなってて、イカしたゴリラみたい。上半身裸も、ムキムキというよりムッチムチマッチョで、わし好みぢゃ~♪カッコいいんだけど、何となくイモイモしいところがlovely!同じマッチョでも、おしゃれダンディなダニエル・クレイグと違って、スーツ姿がダサいのもご愛嬌。そして、むちゃくちゃ強そうだけど、めちゃくちゃ優しそうなところも素敵。ハリウッド屈指のセレブスターなのに、日本のお笑いタレントより人柄が良さそう。清潔感があって強くて優しくて若々しいセクシー猿人系マッチョ、だなんてmy ツボ突きすぎ!ところで。彼って美男というより可愛い顔ですよね。ジョリ子がクールな男っぽい役で、ブラピはロマンチックな乙女?っぽい役だったのが似合ってて面白かった。『もっと優しく言ってくれ』とか『君は僕の失敗を許してくれないんだね』とか、あんな可愛いションボリ顔でブラピに言われたら、ジョリ子じゃなくても胸キュンですよ。この映画同様、私生活でもジョリ子の尻に敷かれて幸せそうなブラピが好きです。
 ジョリ子さんは、エロくて美人なんだけど、ちょっと顔が怖い。妖女ちっくというか。フツーの役はできない女優です。台所に立つ姿がこれほど似合わない女優はいないかも。首の骨ボキっとかナイフ投げとか、野蛮な必殺技もワイルドなジョリ子さんらしかったです。
 
 ジョンの仲間役で、何とブラピの元嫁とデキてたヴィンス・ヴォーンが登場。イカつい極悪顔のアホ、といういつもの役でいい味だしてます。マザコンなのがキモ笑。それにしてもヴィンスって、ブラピより七つも年下なんですよねえ。アンビリーバボ!フツーは、七つも違えばタメ口な友達の役なんてできないよ。ヴィンスの若おっさんぶり、恐るべし!
 
 ↑ブラピ、もう嫁にしてとは言わない。養子にしてくれ!
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汚れた星条旗

2009-01-28 | 北米映画 00~07
 「告発のとき」
 退役軍人ハンクは、やはり軍人である息子マイクがイラクから帰還後、失踪したという知らせを受ける。女刑事エミリーと協力して息子を探すハンクだが、やがてマイクは無残なバラバラ焼死体で発見され...
 背後にある大きな力の隠蔽や圧力に屈せず、謎を解き真相を明らかにしようとする主人公...ちょっと松本清張の社会派ミステリっぽくて面白かったです。いかにも娯楽ハリウッドサスペンス!みたいな、ド派手さやトリッキーな展開やシーンもなく、淡々と静かで硬派な作りだったのも良かったです。思ってたほど暗くないけど、やはり重い内容ではあります。決してスカっと楽しい映画ではありません。こんなヒドい話、あえて映画にする必要あるのかな、ネタにしなくてもいいのでは、とも思える。
 アメリカのイラク攻撃の是非を問う内容ではなく(もちろん、いろいろ考えさせられますが)イラクで悲惨な体験をした若い兵士たちの、アメリカに戻ってからの心の問題、いわゆるPTSDを描いているところが興味深いです。よその国をメチャクチャにした上に、自国の若者たちまでメチャクチャにしちゃったイラク戦争は、ほんと何だったんだろうと暗澹となってしまいます。
 事件の真相と犯人には、え!マジかよ?!と呆気にとられてしまうほど、しょーもなさすぎる動機。それがPTSDの深刻さと救いのなさを物語っていて、ほんと息が苦しくなってしまう真実です。
 日本の自衛隊員もそうですが、米兵も入隊基準がかなり低い?健康で屈強なら、誰でも(前科者でも!)下っ端軍人にはなれる、みたいなところが怖いです。凶暴で残忍な異常性質者なんかも平気で入隊させてそうだし。日本など外国で凶悪事件を起こしてるのは、そんな連中なんだろうなあ。オバマさん、何とかして!
 
 日本ではハリウッドの名優、というより“BOSSの人”としてのほうがピンとくる存在となってるトミー・リー・ジョーンズが、この映画でオスカーにサプライズ・ノミネートされたのも記憶に新しい。日本の俳優なら、必死の熱演!になるところを、トミーおぢさんは終始鬼の無表情で、余計な動きも喋りもせず寡黙に主人公ハンクを演じてました。真実を求めつつも、もう何もかも知ってるような、すでに絶望しているような疲れ果てた表情が、痛ましくも秀逸でした。
 女刑事エミリー役は、シャーリーズ・セロン。男なんか豚野郎!男なんかに負けるか!な役が多い最近のシャー子さん。せっかくの美貌も、それを利用どころか恥じるように隠す傾向にもあるようで、もったいない。シャー子さん自身も美人ゆえに、エミリーみたいにヤな目にいっぱい遭ったんだろうなあ。美人もつらい?
 軍人役で、ジェームズ・フランコが。でも、トミーおぢさんを軍の寮内に案内するだけの軍人役!超チョイ役じゃん!もう終わり!?な出番の少なさにトホホあんなチョイ役、フランコくんじゃなくてもいいじゃん!でも、ミリタリー服&坊主頭が似合っててカッチョE~
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