まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

マットとの約束

2016-11-08 | 北米映画 08~14
 ジェイソン・ボーン日本公開記念!お松の独りマット祭①
 「プロミスト・ランド」
 大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴは、埋蔵されているシェールガスの採掘権を住民から買い取るため、同僚のスーと共に寂れた農村地に赴く。スティーヴも多くの住人も、採掘が町に活気をもたらすと信じていたが、思わぬ障壁が立ちふさがることに…
 マット・デーモン&ガス・ヴァン・サント監督、「グッド・ウィル・ハンティング」「GERRY」に続いて3度目のコンビ作です。マットは脚本も担当。3作の中では、my best かもしれません。グッド・ウィル・ハンティングは秀作ですが、主人公のウィルに共感できなかったし、GERRYはワケワカメな映画だった。その点、今作はすごく地味なんだけど、ベタベタしいお涙ちょうだい的な押し付けがましさのない、いいないいな人間っていいな~♪な清々しい感動と後味の良さが。

 そして何よりも、スティーヴ役のマット・デーモンマット、やっぱええわ~。出演作は、たま~にトホホなこともありますが、見た目に関して言えば、このマットあかんわ!と失望することなんて、絶対ないんですよ。この映画のマットも、まさに私好みの明るく爽やかなアメリカンイモゴリラ。素敵すぎるルックスだけでなく、スティーヴのキャラも3作の中では最も好感度が高かったです。若かりし頃のマットは、可愛いイモゴリラな見た目に反して、知性をひけらかすような傲慢さ、実は傷ついてますなデリケートアピールが鼻につく役が多かったのですが、年月を経てだんだん円くなっていって、今では知性も優しさでくるんで、誠実さと頼もしさを絵に描いたような役をやらせたら世界一な俳優に。この映画のマット、ほんと住人が心を許し打ち解け信頼するのも理解できる風貌、雰囲気なんですよ。実は悪徳業者だったとしても、あんな人が来たら高い羽根布団だって怪しい土地だって私、買っちゃいますわ。演技だけでは表せない、マットご自身の人柄が滲み出てました。スティーヴがもし、大泉洋とか宮根みたいなのだったら、住人も契約書にサインはしなかったでしょうし。

 マットもおじさんになってはきてるけど、雰囲気が若々しいせいか、加齢臭が鼻に届きそうなおじさんっぽさがないのが、驚異で素敵です。若作りとかも、全然してなさそうだし。マットと同世代の男優やタレントの多くが、若い頃はなまじイケメン、美男子だっただけに、衰え崩れがイタい現実なのですが、元々非イケメン、非美男子なマットは、賢さと人柄の良さも手伝って、今も爽やかなアメリカンゴリラのままです。

 マットといえばのゴリマッチョぶりも、always私を魅了します。今回は脱いでませんが、どっしりした重量感あるゴリゴリしい体格がたまりません。どこもかしこも太い!んだけど、ブヨブヨしいデブじゃなくて、ガッチリと頑強で堅そう。スーツは異常なまでに似合わないけど、田舎のフツーのお兄さんファッションは異常に似合うマット。農夫さん役とか超ピッタリそう!実際にはハリウッドきってのセレブなのに、大都会よりも田舎のほうがしっくりくるマット、きれいな空気のにおいがするマットが好きです。トランプやヒラリーじゃなくて、マットに大統領になってほしい♪

 ロマンス展開もあるけど、出会ってすぐにキスとかベッドインではなく、恋愛も誠実なところがマットらしかったです。シェールガス問題を取り上げた社会派映画ではあるのですが、声高に環境問題とか大企業の悪どさを訴えたガチガチさはなく、ユーモアと優しさで物語が綴られていました。ラストのスティーヴの、ヘンにヒーローぶってない、静かに誠意ある決断も感動的でした。正直に生きることは勇気が要るし、大きな犠牲を払うかもしれないけれど、そうすることで人間として何よりも大切なものを失わずにすむ…と、スティーヴは私に教えてくれました。

 スー役のフランシス・マクドーマンドの、図太いけどトボけたおばちゃんキャラも、なかなかいい味出してました。マット、彼女の上司なのに、弟分にしか見えなかったのが微笑ましいコンビでした。この二人は何があっても絶対デキたりしない、という安心感が。スティーヴを邪魔する環境運動家役のジョン・クラシンスキーは、エミリー・ブラントの旦那さんなんだって!この映画の脚本は、マットと彼の共同執筆なんだとか。なかなか可愛いイケメンでした。
 広大で美しい農村地帯も、清々しくて心洗われました。先祖代々営まれてきた農場や牧場が廃れていくのは、悲しいことですね。寂れた地方に住む者としては、土地を売るか否かの選択を迫られる住人それぞれの事情や心情に、いろいろ考えさせられました。正直に申せば、わが町から景気よく石油でも出んかのお~とは思いますが

 ↑マットは世界一いい男!異論、反論、オブジェクションは、もちろん認めます 
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友だちのままでいられたら…

2016-10-21 | 北米映画 08~14
 「THOSE PEOPLE」
 ニューヨークの美大生チャールズは、幼なじみの親友セバスチャンへの愛を胸に秘めていた。そんな中、チャールズはピアニストのティムと出会い、恋人関係になる。それに嫉妬するセバスチャンに、チャールズは困惑しながらも想いを抑えきれなくなり…
 なかなか良質のBL映画でした~。深刻すぎず、ライトすぎない、BLにありがちなファンタジーに近い非現実的な設定でもなく、打ちのめされちゃうほどシビアに現実的でもない。何もかもが丁度いい塩梅。男同士じゃなくフツーの男女にしてもおかしくない、ごく普遍的でもあるラブストーリーでした。二人の男の間で揺れるヒロインが、単に男になってるだけ。BLじゃなかったら、ありがち、陳腐な設定とも言えるかもしれません。

 チャールズはゲイであることを全然隠しておらず、周囲も当たり前のように受け入れてる。時代はほんと変わりましたね~。私が小さい頃なんて、ゲイは秘してこそ花、みたいな扱いでしたし。ひと昔前と違って、ゲイだからっていつも十字架のように罪悪感や自己嫌悪を背負ってたり、差別偏見に苦しむ姿ばかりの映画じゃない。むしろ、ゲイだからこんなに魅力的、男女の愛にはない優しさや感受性にあふれてる、と言わんばかりの作風の映画も、どんどん作られてほしいものです。

 チャールズとセバスチャンの、友だち以上恋人未満なもどかしく危うい関係が、腐には萌え~です。チャールズは恋人になりたいけど、セバスチャンにはその気がないと思い込んで、それを尊重してる。セバスチャンは、チャールズの気持ちに気づいてないフリをして、親友のままでいようとする。恋心は拒絶するけど、誰よりもチャールズを大切にして決して離そうとしないセバスチャン、ズルいな~。三島由紀夫の「禁色」にあった台詞、『愛する者はいつも寛大で、愛される者はいつも残酷』…まさにチャールズとセバスチャンの関係に当てはまります。
 好きだけど失いたくないので、友だちのままで我慢、なチャールズは解かりやすいキャラなのですが、セバスチャンは複雑で屈折していて、そこが面白かったです。単に素直じゃなくてガキっぽいだけ?かとも思ったが。自分のものだと信じ切って安心してたら、それが他人にものになった途端に動揺して、俺のもんなのにー!とダダこねる男、よくいますが。セバスチャンがそんなありがちの男に見えたのが、ちょっと残念。もっと何だろう、魔性に近い美貌や性的魅力とか、ワガママだけど放っておけない、守ってやりたくなる母性本能をくすぐる魅力があったら、チャールズがふっきれないのも理解できたでしょう。でもラストの、チャールズをティムに奪われ失おうとしていることへの嫉妬と不安で、取り乱し激情的になるセバスチャンは、情けなくも哀れで切なかったです。結局、セバスチャンの苦しみのほうが重かったのかもしれない。友情を壊したくない気持ちや努力は、むしろセバスチャンのほうが切実。受け入れられない想いを受け入れないと、大切な人は自分から離れていく…チャールズの恋はセバスチャンにとって、すごいプレッシャーだったことでしょう。

 セバスチャンとのめんどくさい腐れ縁的愛も腐には興味深いものでしたが、ティムとのロマンティックで優しい恋愛も萌え度が高かったです。ティムが、めっちゃいい男なんですよ~。優しくて包容力がある大人の男、しかもピアニストときたもんだ。私なら迷わずにティムを選びますよ。優しいけど、セバスチャンのことですごく嫉妬してくれるところも、愛される醍醐味だわ~と、チャールズが羨ましくなった。チャールズって、愛されるよりも愛したい~♪by 近畿キッズ なドMゲイですよ。男たちの三角関係修羅場!もありつつ、セバスチャンもティムも超いい奴!チャールズは幸せな男だな~と、爽やかなハッピーエンドにホっとしました。

 チャールズ役のジョナサン・ゴードンは、ちょっと濃いめの優しそうな男子。仕草や表情が、自然にゲイゲイしくて可愛かった。セバスチャン役のジェイソン・ラルフは、ちょっと若い頃のマット・デーモン似で、わりと好きなタイプかも。でも、セバスチャンはナイーブな美青年、もしくは退廃的な男が演じるべき役なんですよね~。ティム役のハーズ・スレイマンは、エキゾティックな男前でした。男同士のラブシーンも、大胆だけど生々しくなく、優しく甘美で腐向けです。

 BLだけでなく、チャールズとセバスチャンを見守る仲間たちとの友情も、サラっとしつつ厚くて好感。ちょっと名作「セント・エルモス・ファイヤー」を彷彿とさせました。仲間のひとりであるノンケの男の子が、ほとんど台詞もなくただいるだけに近い存在なのに、いちばんイケメンだった。セバスチャンがワケアリ大金持ちの息子、という設定なので、ニューヨークの富裕層が暮らすマンションやパーティなど、ハイソな雰囲気も楽しめました。
 この映画、日本でリメイクするとしたら、セバスチャン→池松壮亮、チャールズ→岡田将生 、ティム→小澤征悦、 がいいかも♪
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イケメンすぎるモンハン!

2016-10-02 | 北米映画 08~14
 「セブンス・サン 魔使いの弟子」
 邪悪な魔女である闇の女王マルキンは、魔使いのマスター・グレゴリーによって檻に閉じ込められるが、脱出して再び人間に災いをもたらそうとする。マスター・グレゴリーの弟子となった農夫の息子トムは、アリスという美しい娘と出会うが…
 妖精さんとか魔法使いさんとかが出てくるファンタジーが苦手な私ですが、この映画は楽しめました!子どもの頃に好きだった妖怪アニメや戦隊ものに、ちょっとカブってたのがツボでした。内容や魔物の変身とか、ヒュー・ジャックマンの「ヴァン・ヘルシング」にちょっと似てました。ヴァン・ヘルシングも好きな映画なんですよね~。出てくる悪い魔物たちが、ラスボスの魔女マルキンを筆頭に、手下たちも見た目も妖力もキャラ立ちしていて面白かったです。残念だったのは、1時間半弱のコンパクトな映画なため、魔物たちはみんなあっけなく正義のモンスターハンターたちに退治されちゃうこと。見せ場もほとんどなく、みんな早々と消え去るのが物足りなかった。あんな大して強くない人間の若造にやられるなんて、とんだ見掛け倒しですよ。弱すぎる~とトホホ。もっとバトルしてほしかったです。でも、CG、特殊効果も凝っててキレイで目に楽しかったです。魔物たちが人の姿の時の衣装も、ユニークでカッコよかった。
 トムの出生の秘密とか、トムの魔使い修行とか、七番目の息子(セブンス・サン)とは?など、いろいろ説明不足、はしょりすぎな部分も多々あり、LOTRとかハリポタが好きな本格的なファンタジーマニアが観ると、かなり中途半端な映画かもしれません。私は妙にマニアックな色が強い映画よりも、子どもでも解かるお手軽さのほうが好きです。この映画、全米ではコケたらしいけど。LOTRはパート1しか観てない私でも、この映画ならシリーズ化されたらずっと観続けるかも。

 この映画、キャストがムダに豪華です。アカデミー賞受賞者が3人も出てます。私が好きな名優、名女優、旬な女優、男前、そして好みのイケメンが出演してるのが、高得点の理由かも。どんなに名作の誉れ高い映画でも、好きなスター、イケメンが出てないと、ワタシ的にはかなりのマイナスになります
 まず、マスター・グレゴリー役は、大好きな名優ジェフ・ブリッジス。今も若いもんには負けん!なカクシャクさ、屈強さ。いま人気の若いイケメン俳優なんか、ケンカしたら瞬殺されそうなほどパワフルです。おおらかで豪快、典型的なオールアメリカンな魅力は今でも褪せてません。でも彼ってほんと、頭のてっぺんから爪先までオールアメリカンって感じですよね~。ぜったいイギリス人の役なんかできませんよ。中世の衣装を着ていても、カウボーイに見えてしまうブリッジスおじさんが好きです。お金に汚く女にだらしない、ちょっとダーティ爺なマスター・グレゴリーのキャラも、人間的で好感。
 主人公トム役のイギリス俳優、ベン・バーンズがイケメン~♡

 めっちゃカッコカワイかったです!顔がちょっと、ガエル・ガルシア・ベルナルに似てるところも好き!GGBを薄口にして、スラっとスレンダーな長身にした感じ?こういう映画の主人公は、やっぱイケメンにしないとね。イケメン!と褒める以外、特筆するところがなかったのが、まあ惜しいといえば惜しいベンくんでした。
 トムと恋に落ちるアリス役は、「リリーのすべて」でオスカーを受賞したアリシア・ヴィキャンデル。

 素朴な可憐さがアリシアの魅力でしょうか。周囲が派手なので、余計彼女の地味子ちゃんぶりが際立ちました。ベンとはお似合いな可愛らしいカップリングでした。人間と魔女のハーフであるアリス、特殊能力とかはなさそうでしたが、あの神出鬼没っぷりは立派な妖力かも。
 闇の女王マルキン役は、名女優のジュリアン・ムーア。彼女も、あまり出る映画を選ばない女優ですよね~。大物オスカー女優なのに、お高くとまってないところが好きです。

 いっときハリウッドの大物オスカー女優たちが、ファンタジー映画で悪役を演じるのが流行ったことがありましたが、ジュリアン・ムーアもそのブームに乗っかかったのでしょうか。彼女も楽しそうに、小林幸子もぶっ飛ぶラスボスをド派手に演じてました。邪悪な魔女ですが、実はゲス不倫の被害者、という設定が何か笑えた。ベッキーが川谷に復讐してるみたいな、壮大な闘いしてるわりには実に原因は小っさい話なんですよ。
 トムの前のマスター・グレゴリーの弟子役で、人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の英国イケメン、キット・ハリントンも出てきます。彼も可愛いイケメン!だけど、超チョイ役ですぐ消えます。アリシアとキットは、「戦場からのラブレター」でも共演してましたね~。あの映画のキットは、あまりイケてなかったけど…

 マルキンの手下の魔物たちを演じた俳優たちが、チャーミングなメンツ。ドラゴンに変身する騎士役は、レオの「ブラッド・ダイヤモンド」でオスカー候補になったジャイモン・フンスー。悪い魔物には見えないほど、威風堂々と強靭で凛々しく、カッコいい!彼もあっけなく退治されて、もったいない!アリスの母でマルキンの侍女の魔女役は、「黄金のアデーレ」で美女アデーレ役だったドイツ人女優のアンチュ・トラウェ。地味子なアリスを産んだとは思えぬほどの華やかな美魔女。熊に変身する山伏は、後で知ってビツクリ。懐かしい!ジェイソン・スコット・リー。誰だか全然わかんなかった。

 ベン・バーンズ&キット・ハリントン、ブリティッシュイケメン二人のBL映画が観たい♡ キットは、何と!グザヴィエ・ドラン監督の最新作で初英語映画“The Death and Life of John F. Donovan”に主演!これは楽しみですよね~♪
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ブサメン厳禁☆マスケティアーズ

2016-04-11 | 北米映画 08~14
 「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
 17世紀のフランス。剣士になるため田舎からパリに出てきた青年ダルタニアンは、かつては三銃士ともてはやされていたアトス、アラミス、ポルトスと出会う。一方、若い国王ルイ13世を差し置いて権力を握るリシュリュー枢機卿は、悪女ミラディと組んでフランスとイギリスの間に戦争を勃発させようと目論んでいたが…
 評価も低く興行もズッコケた、一般的には駄作とされている作品ですが、私はすごく好きなんですよね~。おバカでノーテンキなシーンてんこもりで笑えるし。ワイスピシリーズとかと同じで、ありえねー!くっだらね~!なハチャメチャさが、退屈な芸術気取り映画よりも好感を抱けます。原作に忠実になんて考えは毛頭なく、時代考証も設定も無視しまくって荒唐無稽な内容にしてしまってるのが、返ってアッパレというか。中世フランスが舞台なのに、ぜんぜん時代劇らしくないのも笑えます。「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督作なので、まともな時代劇を期待するほうが間違ってますがミッションインポッシブルみたいな敵地潜入シーンとか、マトリックスかよなバトルシーン、飛行船での空中戦など、パロディ映画っぽいところや、全体的にCGだらけなのも、安さ全開で微笑ましい。それにしても。三銃士って何度も映画化されてますが、ハリウッド製の活劇ばかりなので、たまには本場フランスで原作に忠実に映画化されたものも観てみたいかも。
 この映画、内容に反してキャストがなかなか豪華、ていうか、シブいんですよね~。いい男や名優のお気楽な演技も、力が入った本気な演技の時とは違った魅力が。

 三銃士は3人ともシブい大人の男前!中でも、冷静沈着な元神父のアラミス役のルーク・エヴァンズが私好みです。ルーク、やっぱ時代劇もイケてますね~。モダンでもありクラシカルでもあって。黒が似合う。ダークに優しそう、というのも彼の魅力と個性。アクションも俊敏で華麗。快傑ゾロ役とかやってほしいと思った。

 アトス役のマシュー・マクファーデンは、「プライドと偏見」でダーシー役だった人ですよね?あの時よりシブくなって、いい男に見えた。ポルトス役のレイ・スティーヴンスも、豪快でオチャメでカッコよかったです。ダルタニアン役のローガン・ラーマンは、女の子みたいに可愛い。腐としては、もうちょっ見た目が男っぽい少年だと嬉しかったのですが。シブい大人の男3人と可愛い少年の仲良しシーンが、あまり萌えるものでなかったのが惜しい。三銃士って、よく考えたら腐向けの要素たっぷりな話なんだけどな~。
 悪の手先ロシュフォール役は、デンマークの男前マッツ・ミケルセン。

 マッツもカッコいい!背が高くガッシリしてるので、ほんと強そう!デカくて強靭そうなマッツが、チビで華奢で子どもみたいなローガンくんにタイマン勝負で負けるなんて、ありえねー!マッツのハスキーヴォイスも、セクシーで好きです。ハリウッド映画では悪役ばかりなマッツですが、実際の彼はすごく優しそうですよね~。
 悪の親玉リシュリュー枢機卿役は、2度のオスカーに輝く名優クリストフ・ヴァルツ。極悪なんだけど、どこか憎めないおちゃっぴーなところは、いつものヴァルツ氏。慇懃にチクチクとイヤミを言うところが笑えた。マッツもヴァルツ氏も、ハリウッド映画での悪役はギャラ目当て!と明らかに割り切ってますよね。
 イギリスの悪い貴族バッキンガム公爵役は、オーランド・ブルーム。パイレーツシリーズなど、アイドル的人気を誇った頃の彼は、ヘナチョコイケメンっぽくてあまり好きではなかったのですが、この映画の悪い彼はなかなか良かったです。前から似てると思ってたルーク・エヴァンズとオーランド・ブルームが、まさかの共演。似てるけどキャラかぶりはしてない。ルークのほうがフェロモンと肉体美と役者魂があります。そーいやオーランド・ブルームって、最近見ないような?悪女ミラディ役は、監督夫人のミラ・ジョボヴィッチ。ほとんど峰不二子なキャラと、バイオハザードなノリのアクションが笑えた。ルイ13世役のイギリス人男優、フレディ・フォックス(エドワード・フォックスの息子)が、ちょっと可愛かった。ダルタニアンとルイ13世の可愛い男子同士の仲良しぶりも、演出と俳優によっては腐萌えなものにできるよな~。
 三銃士、邦画でも制作してほしいな~。江戸時代にアレンジして、楽しいチャンバラ映画にできそう。理想妄想キャストは…
 
 ダルタニアン … 池松壮亮
 アトス … 内野聖陽
 アラミス … 仲村トオル
 ポルトス … 藤本隆宏
 ミラディ …真木よう子 
 バッキンガム公爵 … ディーン・フジオカ
 ロシュフォール … 小澤征悦
 ルイ13世 … 中村倫也
 王妃 … 安藤なつ(メイプル超合金)
 ブランシェ … カズレーザー(メイプル超合金)
 リシュリュー枢機卿 … 吉田鋼太郎

 こんなん出ましたけどぉ~?
 三谷コーキ先生の人形劇でダルタニアン役だった池松くん、そのまま実写版でも!ダルタニアン&ルイ13世は、「とめはね!」の縁くん&テッシーで! 

 ↑ハンニバル終了後のマッツの新作も楽しみ。噂だと、カンバーバッチ主演の「ドクター・ストレンジ」に悪役で出演?
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BL農場

2016-01-31 | 北米映画 08~14
 「トム・アット・ザ・ファーム」
 モントリオールの広告会社で働くトムは、事故で死んだ恋人ギヨームの葬儀に出席するため、ギヨームの実家である田舎の農場を訪れる。ギヨームの兄フランシスは、トムにギヨームとの関係を母には秘すよう暴力で脅し、農場にとどまるよう強制する。憤り戸惑いながらも、トムはフランシスに魅了され…
 カナダの俊英、若き天才として話題のグザヴィエ・ドラン監督の作品を、遅ればせながら初めて観ました。感性が独特すぎて才気走った映画が苦手な私は、ドラン監督もきっとそうなんだろうと決めつけてました。それが彼の映画に躊躇していた理由です。でも、いざ観てみると、ちっとも難解でもなく才気走りすぎてもない、すごく面白いサイコサスペンスだったので驚喜でした。異常なシチュエーション、歪んだ人間関係が、静かに予想不可能な展開で描かれていて、ぐいぐい引き込まれました。ハリウッドのサイコものとはやはり味わいが異なり、カメラワークとか音楽の使い方とかに、やはり若い鋭い感性がひしめいていました。若い感性といっても、大学生の自主制作映画みたいに力任せな荒っぽさや粗がなく、優雅で洗練されてる。それは、ドラン監督が若いだけでなくゲイでもあるからでしょうか。繊細で耽美な空気感は、やはりゲイならではの感性。ドラン監督、まだ20代半ばだとか。末恐ろしい若造ですね

 主役のトムも演じてるドラン監督。聞きしに勝る美青年!というより、可愛らしいイケメン。小柄なので、何だか少年っぽい。若くて美しくて、そのうえ演出と演技の才能もあるなんて、神さまは与える人には2ブツも3ブツも与えるですね~。不公平だな~。わしにも1つぐらいくれえや~。無表情か苦悶顔がほとんどでしたが、たまに笑うと無邪気でキュート。トムのファッションも、革ジャンとかパーカとかセーターとか、ナニゲにオサレだった。ゲイだけどオネエっぽさは皆無。ナイーブで優しいけど勝気で、実はドMなトムを熱演してるドラン監督。俳優としても魅力的ですね。
 この映画、とにかくトムとフランシスのSM関係がイビツかつスリリング。弟がゲイだったことはママに黙ってろ!弟の親友のふりしろ!と言葉や拳でトムを脅し、ママを慰めるためにここにいろ!とトムを帰さないフランシス。すごいマザコンなのかなと思わせつつ、密かにママからの解放、ママの死を願っていたり、心に深い複雑な闇を抱えてるフランシスに、怯えつつも強く惹かれていくトム。これ、男女だったらよくある関係ですよね。DV男を愛してしまい、死ぬような目に遭いながらも逃げられない、逃げない女。危険な男だけど、ほんとは可哀想な人なの!私がそばにいてあげなきゃダメな男なの!的な。それが男同士なのが、この映画の面白いところです。

 支配したいされたい、大事にしたい壊されたい、な男同士の愛憎なのですが、精神的には激しく熱くもつれ合いながら、肉体的には常にストップがかかってて、もどかしい!お!ここでキスする!ここでヤルだろ!なシーンがいっぱいあるけど、一線は絶対に超えないんですよ。男同士の性愛シーンはないけど、そこに至りそうなギリギリ描写のじれったさ、同性愛の甘美で濃厚な匂いが、腐女子にはたまりません。ベッドで眠ってるトムに暗闇の中、フランシスが突然襲いかかってくる二人の初対面シーンや、葬儀の後トムがいるトイレの個室にフランシスが押し入ってくるシーンや、とうもろこし畑で逃げるトムをフランシスが押し倒してボコってツバを飲ませるシーン、そして究極は、納屋で二人がタンゴを踊る妖しくもロマンチックなシーン。何かが起きることを腐女子に期待させる意味深なシーン満載。抱いてくれたらいいのに~♪状態なトムが切ない。

 フランシス、ほんとヤバすぎるサイコ野郎なのですが、トムが彼から逃げられない逃げないのが何となく解かるほど、危険な魅力がある男でもあります。キレたら何しでかすか分からない、どこを踏んだらキレるのか地雷が分からない、まったく読めない不穏すぎる男なのですが、普段は寡黙でママ孝行、有能な農夫で、地元でも評判の男前。逆らわず従順にしてたら、トムにもすごく優しい。孤独で寂しそうなところも、哀れを誘って離れがたくさせる。おまえが必要なんだ!逃がさない!と、トムの車を壊したり、鬼の形相で森の中を追っかけてくる姿は、さすがにキ○ガイの領域でトムもドン引きしてましたが。フランシス役を演じたピエール・イヴ・カルディナルが、なかなかワイルドなイケメンでした。
 フランス語圏であるカナダのモントリオールが舞台、というのも新鮮でした。モントリオールにも行ってみたいな~。

 ↑1989年生まれ、まだ26歳のグザヴィエ・ドラン監督の新作は、ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティアール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、そしてナタリー・バイという、よく集めたな~な豪華キャストの“Juste la fin du monde”です。楽しみですね~
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暴露する男たち

2015-11-05 | 北米映画 08~14
 秋の英国男優祭⑦
 「フィフス・エステート 世界から狙われた男」
 内部告発サイト“ウィキリークス”の創設者ジュリアン・アサンジと、彼のカリスマに魅せられたダニエルは、次々と隠蔽された国家的機密をネット上で暴露。やがて彼らは世界各国で脅威と見なされて…
 今をときめくベネディクト・カンバーバッチ主演作。バッチ大好きなmy motherに、先に観んさいとDVD貸してあげたのですが、わけがわからん!おもしろうない!とすぐに返されましたどんだけつまらないのか、恐る恐る観たのですが…恐れてたほどつまんなくはなかったです。でもまあ、確かに面白くもなかったさすが、2013年最大コケ映画だけある。老母や私のようなアナログな年寄りには、かなりキツい内容です。ウィキリークスとか、よく耳にはするけどいまだによく解かってないし。この映画を観た後でも、???なままです。世界的な機密をネット上で暴くジュリアンたちですが、そのプロセスとかよく理解できない。情報提供者との関わりとかもワケワカメ。そういうのに知識や興味があれば、面白く観られる映画かもしれませんが…暴露もスケールが大きすぎて、ふう~ん?みたいな。同じ暴露なら、ウィキリークスでアメリカ政府の謀略よりも、アサヒ芸能で芸能人のスキャンダルを知りたい私は、悲しいまでに意識の低い小市民です

 ヨーロッパやアメリカ、中東やアフリカなど、世界のいろんな都市にジュリアンたちが神出鬼没するのが、旅行好きには楽しかったです。ほんとに現地でロケしたのなら、製作費かかっただろうな~。ミュンヘンとレイキャビクに行ってみたい!
 話の内容、主人公たちのキャラと相関は、「ソーシャル・ネットワーク」に似てる?映像や編集が斬新で怒涛の展開だったSNに比べると、この映画は地味で暗いです。SNの主人公と彼に翻弄される人々はコミカルで笑えたけど、この映画のジュリアンたち登場人物には、あまり魅力を感じなかった。人間ドラマというより、ドキュメンタリータッチだったからでしょうか。全体的に無機質な印象。ジュリアンとダニエルの対立、愛憎も、腐としてはかなり薄くて物足りなかった。
 ジュリアン役のベネディクト・カンバーバッチは、白髪に近いブロンドの長髪で、すごい変装感。いつもに増してキツネっぽかった。それが人を化かしてるようなジュリアンのキャラには合ってたけど。天才だけどコミュ障っぽい主人公、というのは「シャーロック」や「イミテーション・ゲーム」と同じ。でも、傲慢不遜なのは天然すぎるから的なシャーロックやアラン・チューリングと違って、ジュリアンはすべてわかっててやってるみたいな性格の悪さを感じました。凄腕詐欺師とか新興宗教の教祖みたいな胡乱さ、危ないカリスマっぽさが、もっと欲しかったところです。バッチさん、ヤな男役でも何か人が善さそうで、真の悪役とかはできないかも?

 わし的にはバッチさんよりも、ダニエル役のダニエル・ブリュールのほうに抱かれたいですブリュっち、相変わらず優しいクマさんみたいで可愛い絶対いい人!と確信できる温かい仁徳オーラであふれてます。クマみたいだけどキャラは犬。コミュ障のジュリアンにも優しく忍耐強く接し、敬意や信頼を寄せる様子とか表情が、ご主人様に対して忠実で誠実な犬みたいで萌え~。ムチムチした裸も好き。抱かれたら、さぞや心地よいことでしょう。国際俳優として、最近は英語圏の映画を主戦場にしてるっぽいブリュっち。彼がホントはドイツ人だということを忘れそうになるほどの流暢な英語もカッコいい。ブリュっちって、ドイツ語とスペイン語のバイリンガルで、フランス語も上手なんですよね~。語学力ハンパねぇ~。
 今回の英国男優はバッチさんではなく、ダン・スティーヴンスに注目

 英ガーディアン誌の記者イアン役のダン。あまり登場シーンがなく、ぶっちゃけチョイ役なのですが、やっぱイケメンですね~。派手で特異な美しさではなく、地味だけど品があって知的な端正さは、いかにも英国美男。ダニエルの恋人役は、新作目白押しなスウェーデン出身のアリシア・ヴィキャンデル。アメリカ政府の高級官僚役は、名女優のローラ・リニー。国際色豊かな出演者は特筆に値します。

 ↑和気藹々の3人。ダンは美男、バッチは個性派、ブリュっちはイモ可愛い。みんな好き

 ↑ダン&バッチは、私生活でも大の仲良しなんだとか
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別れましょう私から消えましょうあなたから

2015-10-18 | 北米映画 08~14
 おほかたの
 秋をば憂しと
 知りにしを
 ふり捨てがたき
 鈴虫の声

 秋ですね~…物欲も出世欲も性欲もない枯草な私ですが、食欲だけはかろうじてあります…。秋の夜長に聞こえてくるのは、いとあはれな鈴虫の声…ではなく、救急車やパトカーのけたたましいサイレンや暴走族の騒音なのが、眠りを妨げてストレスです。
 ぼっちな秋の夜更かしは、いま人気の英国男優のおかげで寂しさなんか感じない♪
  
 秋の英国男優祭①
 「ラブストーリーズ コナーの涙」「ラブストーリーズ エリナーの愛情」
 幼い息子を亡くした若い夫婦コナーとエリナーの間には、いつしか隔たりが生じていた。そんな中、エリナーが突然コナーの前から姿を消して…
 夫婦関係の破綻と愛の再生を、夫と妻それぞれの視点で描いた2部作です。
 うう~ん…ぶっちゃけ、私の口には合わない映画でしたエリナーがメンヘラすぎます。幼い子供を亡くすなんて、この世でいちばん悲しいこと。それは子どもがいない私にだってよく分かります。でも…エリナーの悲しみ方は、あまりにも自己中心的に見えて、同情や共感ができませんでした。悲劇と不幸を背負ってるからといって、何しても許されるわけではありません。周囲を翻弄したり傷つけたり狼狽させたり、甘えるのもいい加減にしろ!エリナーの言動には、イラっムカっとするだけでした。コナーの前からいきなり消えたりするエリナーですが。いったいコナーが何をしたの?めっちゃ優しくて愛情深い旦那さんなのに。エリナーが傷つくような何かをしたのならいざ知らず、そういう事実はなかったし…子どもを失って悲しんでるのは、コナーだって同じなのに。エリナー、自分のことばかりでコナーに対して思いやりがなさすぎる。女のほうが悲しみが強い深いのだろうけど、それにしてもコナーへの仕打ちが非道すぎる。

 突然コナーの前から姿を消すエリナーですが。別れましょう私から~消えましょうあなたから~♪大黒摩季もきっと、エリナーには開いた口がふさがりませんよ。蒸発とか失踪とかではなく、すぐ近くにいたりするのも思わせぶりというか、いったい何がしたいの?な理解不能なメンヘラぶり。コナーのことを自分から一方的に遠ざけ避けてたかと思うと、これまた一方的に彼に近づいてきたり。めんどくせぇ女~!実家に戻って、おしゃれな髪型、ファッションで大学に通ったりと、ずいぶん優雅だよな~。子どもを失っても、悲しみに暮れてばかりではいられず、生活のために気丈に働いてる女性が見たら、いいご身分すぎるエリナーです。優しい家族に支えられ援助してもらってる、それを当たり前みたいに享受し、悲しんでるから!傷ついてるから!を免罪符にして、迷惑なメンヘラ言動を繰り返すエリナーに、ほんと腹が立ちました。家族もお金もなく、孤軍奮闘してる女性って、いっぱいいるのに。傷ついても悲しんでも、優しさは失いたくない…と、エリナーを見ていて心底思いました。
 ヒロインにも共感できなかったけど、映画じたいも何だろう…うまく言い表せないけど…美しい映画気取り?というか。演出とか音楽とか、何か気取ってて鼻につくというか。傷つき悲しんでいる人たちが美しい、みたいな描き方にはあまり好感を抱けません。映画やドラマで、人が苦しんでる悩んでる姿とか見たくないし。ウジウジした話よりも、悲しくても辛くても強く生きる、頑張る人の明るい話のほうが、私は好きです。あと、2部作もしんどい。コナー編だけで十分かも。
 映画じたいはアレでしたが、キャストは豪華で素晴らしい!主役のカップル役は、ジェームズ・マカヴォイとジェシカ・チャステイン。

 マカぼん、か、可愛い!見た目といい雰囲気といい演技といい、彼ほんと素敵男子だわ~。優しく温かで、ちょっとヘタレで大人になりきれてない少年っぽさがあるコナーに、ぴったりな風貌。童顔で小柄で足が短いという、日本人には親近感が持てるルックスも彼の魅力。小柄だけど、ムチムチした体つきも好き。メンヘラなエリナーにオロオロする様子が、ほんと可愛かったです。車に轢かれるシーンが可愛すぎて何か笑えた。マカぼんって、昔は堺雅人とちょっとカブった感じがあったけど、今は何となく大森南朋に似て見えることが…

 ジェシカ・チャステインとは、どー見ても姉弟なマカぼん。調べたら、ジェシカのほうがやっぱ2歳年上だった。共演の女優は、みんな年上に見えてしまう。「つぐない」のシアーシャ・ローナン(当時13歳)が、いちばんお似合いだったかも親父や親友とのやりとりとか、とても30過ぎの大人とは思えないコナーは、他のアラフォー男優が演じてたらイラっとする男になってたでしょうけど、マカぼんの可愛さのおかげで子どもっぽさが愛しい魅力になってました。

 ジェシカ・チャステインは、今のハリウッド屈指の名女優なんだけど…何かニューハーフみたい眉毛がない真っ白な馬面が怖いし。声は少女みたいで可愛い。彼女のファッションがオシャレでした。でも…コナー編ではエリナーの出番は多かったのに、エリナー編ではコナーはそんなに登場しないんですよ。W主演のはずなのに、ジェシカのほうが美味しい扱いです。
 エリナー編は、コナー編よりキャストが豪華なので、やっぱスキップはできません。

 エリナーのママ役は、何と!フランスの大女優イザベル・ユペール。クールでドライだけど、ひょうひょうとしててどこかトボけた感じのマダム、という役が最近のユペりんの十八番になってるみたいですね。娘を愛してるけど、ベタベタしい愛情を見せたり押し付けたりしない、いつもワイン飲んでるアル中?なママを、フワっとサバサバ演じてたユペりんが素敵でした。彼女の着てるシンプルなワンピースが、さすがフランス女優なエレガントさ、愛らしさ。華奢で小柄なので、遠くからだと少女みたいで可愛いんですよね~。見た目の若さ、美に執着する美魔女とか気持ち悪いけど、ユペりんみたいな女のドロドロしさを通り過ぎた、爽やかに軽やかに乾いた女性は私の理想です。

 インタビューによると、イザベル・ユペールはジェシカ・チャステインにとって憧れの女優だったらしく、この映画で共演がかなって大興奮したんだとか。ユペりんとのツーショット写真で、超嬉しそうなジェシカの表情がそれを物語ってます。ケイト・ブランシェットやノオミ・ラパスも、昔からユペりんに憧れてて共演を熱望した、とインタビューで読んだことあります。還暦を迎えても世界中から引く手あまたで、ナチュラルな美しさも保っているユペりんは、まさに女優の理想形なのでしょう。
 エリナーのパパ役は、これまた名優のウィリアム・ハート。優しそうで知的なイケメンだった彼も、すっかりお爺さんになったな~。今でも素敵ですが。エリナーが通う教室の先生役、ヴィオラ・デイヴィスも好演してました。劇中、ジェシカに恋してるとしか思えないヴィオラ先生でしたが

 ↑か、可愛い!マカぼんの新作は、ダニエル・ラドクリフ共演の「ヴィクター・フランケンシュタイン」です。楽しみ♪
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真夜中のハイエナ

2015-10-08 | 北米映画 08~14
 「ナイトクローラー」
 その日暮らしのコソ泥ルーは、事件や事故現場を撮影しフィルムをTV局に売るパパラッチと遭遇し、彼らのマネを始める。スクープをモノにし味をしめたルーは、次のスクープのために常軌を逸した行動をとるようになり…
 スクープを狙って夜を徘徊するルーが、まるで死臭をかぎつけて死肉に食らいつくハイエナみたいで、怖い&キモい!スクープを追うだけならまだしも、映像を煽情的に刺激的にするため、不法侵入は序の口、事件現場を勝手にイジリ回したり、挙句の果ては自分で犯罪現場を演出したりと、もうやりたい放題。ライバルの同業者や、言うことを聞かなくなった子分への制裁も、邪悪すぎて戦慄!まさにゲスの極み、鬼畜の所業。さすがにルーみたいな異常者はいないとは思うけど、そんなことまで知る必要ある?そんな場面まで観る必要ある?な、パパラッチの常軌を逸したスクープ合戦には、実際にも眉をひそめてしまうことって多いですよね~…TVでよく観る衝撃映像とか、こんな風に撮られてるんだな~と、人の不幸や悲劇を生活の糧にしてるパパラッチという仕事に、不快感や反発を覚えながらも、それはキレイごとな偽善、他人の不幸や悲劇が大好きな人間が世の中には大多数だからこそ、パパラッチは蝿のように飛び回り続ける、という否めぬ事実に暗澹となってしまいます。視聴率のためには、なんでもアリ!人権?法律?モラル?そんなんクソくらえ!なアメリカのTV事情も、ほとんど病気に近いアナーキーさ。やらせは横行してるみたいですが、さすがに日本で殺人事件の被害者の死体や殺人現場を生々しく放送、なんてことはないですからね~。

 この映画、とにもかくにも、ルー役のジェイク・ギレンホール渾身の怪演に尽きます。ジェイク、ヤバすぎでしょ!見た目からして、もうアブなすぎます。うさん臭さ、不穏さMAX!ぜったい近づきたくない、関わりたくない系。災厄を撒き散らす負のオーラ、死神ムードもハンパじゃない。いつも薄ら笑いを浮かべてるのが、ほんと不気味なんですよ~。何か変な歩き方といい、悪びれない理路整然とした喋り方といい、異常に整理整頓された部屋やキレイ好きなところとか、静かに狂ってる壊れる。一瞬たりともフツーじゃないです。

 ルーの人格破綻は、あのギョロギョロした目だけで判ります。暗闇の中で獲物を狙ってる夜行性動物のような、あの爛々とした目。ジェイクが役作りで激やせしてるので、ただでさえデカいお目目が、骸骨みたいで怖い!見た目同様、キャラも怖すぎるルー。うわ~クソ野郎すぎる~!とゾっとしたのは、番組プロデューサーの熟女ニナを脅すところ。彼女と仲良くなりたい、できればねんごろな仲になりたいルーが、スクープをエサにジワジワとニナに迫るのですが、そのもって回った遠まわしな脅しが陰険陰湿で、卑劣卑怯すぎ。結局ルーに屈するニナも、いかがなものか。打算的すぎる。仕事のためには悪魔に魂を売り渡すとは、まさに彼女のこと。ルーの増長、暴走は彼女の責任とも言えます。

 強烈な異常者ルーを大怪演したジェイク・ギレンホール。もともとジェイクって、こんな自分世界で生きてるサイコな役が似合うし巧い役者ですよね。キモい怖いけど、何だろう?何か憎めない可愛いところもあるのが驚異です。ルーって邪悪な異常者なんですけど、誰かを不幸にしたいとか傷つけたいとかいった悪意はなく、あくまでスクープしたい熱意と、自分はクズじゃない!有能なんだ!ということを証明したい意地、ゆえに暴走してる感じ。悪い意味で頑張ってる、歪んだいじましさ。スクープに成功し、みんなに褒められた時のあの嬉しそうな顔は、まるで子供のような無垢さ。頭いいし、度胸もあるし、人格が破綻してなければ、世の中にとって有益な人間になれただろうに。ルーの下流生活も、一歩間違えれば誰でもあーなり得る、なリアルな恐怖と切なさに満ちてました。
 フツーの人気俳優なら二の足を踏む役を、得意の肉体改造も活かして、鬼気迫る中にもチャーミングに演じたジェイクは、やっぱ卓越した役者です。狂ってるだけの映画にならなかったのは、ジェイクがどことなくブラックコメディっぽく狂人を演じてたからでしょうか。禍々しい外道言動も、どこかトボけた天然不思議くんな味わいがあって、何度もプっと笑ってしまったし。確実に黒い笑い、狙ってましたよジェイクは。役はキモいけど、やっぱイケメン!と、この映画を観てる間、何度も思いました。長い髪を束ねてダンゴにしてるのですが…ブサイクなオタク男がやったらかなりアレだけど、ジェイクがやったらフツーにカッコいい。
 プロデューサーのニナ役のレネ・ルッソ、久々に見ましたが、すっかり熟女になってて驚きました。ネチっこく迫ってくる若いキモ男を心底ウザい、キモいと疎みつつ、むげにできず大人の対応してる姿が笑えました。カッコいいミュージックビデオみたいな映像や編集も、なかなか粋な映画でした。カーチェイスシーンとか、スタイリッシュにスリリング。それにしてもアメリカ、ほんと怖い国ですね~。あんな惨劇が毎夜起きてるなんて。命がいくつあっても足りん。安全な場所なんてどこにもない…

 ジェイク、新作“Southpaw”では、バッキバキの肉体美を作りあげてボクサー役を熱演してるみたいです
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穴兄弟!Sweet Savages

2015-10-02 | 北米映画 08~14
 「野蛮なやつら/SAVAGES」
 親友同士のチョンとベンは、カリフォルニアで麻薬栽培事業に成功、二人で共有している恋人オフィーリアと共に、平和に暮らしていた。しかし、彼らのビジネスに目をつけたメキシコの麻薬組織が、オフィーリアを誘拐。彼女を奪還するため、チョンとベンは組織に戦いを仕掛けるが…
 「プラトーン」や「ウォール街」など、一貫して戦う男たちを描いてきたオリバー・ストーン監督。彼の作品を観るのは、何か久しぶりな感じ。「アレキサンダー」以来?アレキサンダー同様、この映画も私にとっては肉汁したたるステーキみたいな美味しい作品でした。イケメン俳優が、ジューシーでジョイフルな演技をブチかましてるからです日本の若い男優も、見習ってほしい!子どもみたいなオカマみたいな男子の、ヌルい薄い映画やドラマにはウンザリ!役者魂炸裂、男汁ダダ漏れな俳優が好き!
 武闘派で好戦的な元傭兵チョン役は、「ノーマル・ハート」で私のイケメンレーダーを激しくビビビ!させたテイラー・キッチュ。彼の灼熱で濃厚な野郎っぷりに私、ジュンときましたわ~冒頭から、ケツ丸だしな激しいファックシーン!セックスじゃないんです、ファックなんです。これぞアメリカ人のまぐわい!デカくて肉厚なケツが男らしくて素敵。バキバキしすぎた不自然な肉体美じゃなくて、ガッチリムッチリしたゴリマッチョな裸も私好みなんですよね~。

 ゴツい肉体も好きですが、顔も美形ですよね~。冷酷でシャープな美しさは、悪役も似合いそう。鋭い目つきは、まさに猛禽。戦争のトラウマで、攻撃的で暴力的になってしまう狂気的な荒っぽさが、これまた♂フェロモンを濃密に放出しているんですよ。男くさいけど、見た目がクールなので濃ゆくないところも、私の口に合ってます。ブロンドの短髪といい、劇中の服装といい、今は亡きポール・ウォーカーを彷彿とさせたテイラー。優しそうでスマートだったポールを、冷徹にワイルドにした感じ?ワイスピ、ポールの後釜はテイラーがいいじゃん?とさえ思ってしまいました。見た目もカッコいいし、演技にもチャレンジや気概を感じるし、作品によっては今後大ブレイクもあり得るテイラーです。

 頭脳派で穏健思考の仏教徒ベン役は、「キック・アス」や「GODZILLA」など、最近売れっ子のイギリス俳優アーロン・テイラー・ジョンソン(この映画の時はアーロン・ジョンソン)。彼もなかなかのイケメン。優しそう。彼もケツ丸だしでヒロインとエッチシーンあり。ケツはキュっとした可愛い小尻でした。荒々しいテイラーのはファックでしたが、ソフトなアーロンはメイクラブって感じでした。二人の正反対なキャラを、エッチで表現するというナイスな演出。帽子やスカーフなど、ナニゲにオシャレなファッションは、さすが英国男子のアーロンです。

 テイラー&アーロンの仲良しシーンは、なかなか腐的に萌え~なんですが、すごく惜しい!な二人でもあった。イケメン二人が一人の女を共有、というせっかくの魅惑的な不思議関係なのに、腐の妄想をたくましくさせる雰囲気やシーンが、全然ないのです。もうちょっと、女を共有してるのは複雑で深淵な男同士の精神的な愛ゆえ、という匂いがほしかった。描きようによっては、ブリリアントなBL映画にもなり得たんだけどな~。まあ、YAOIテイストをオリバー・ストーン監督に求めるのも、無茶なことかもしれませんね。それにしてもストーン監督の映画って、女がほとんど出てこない、出ても重要じゃない、男だけ男だらけなものばかりなのに、腐の萌え琴線に触れないですよね~。

 ヒロインのオフィーリアが、とにかく羨ましすぎる!いい男二人に愛されて守られて、まさにウハウハなイケメン♂パラダイス!今日は激しく、明日は優しく、日替わりメニューのようなエッチなんて、ドリーミーすぎるわ。でも、チョン&ベンが全てをなげうって、命がけで守るヒロインの魅力が…見た目はフツーにアッパラパーなアメリカンギャルだし、男がハマりそうなエロい淫蕩さもないし、キャラもこれといって特別な美点とかがあるわけでもないし。いい男ふたりとヤってる姿も、単なるアバズレにしか見えなかった。ここはやはり、女を描くのが苦手なオリバー・ストーン監督の力不足でしょうか。いっそのこと、オフィーリアは清純無垢な美少女にして、ゲイのイケメン二人が彼女を娘のように大切にしている、という設定にしてほしかった!

 脇役が、なかなか強烈で濃ゆいメンツ。麻薬組織の女帝役のサルマ・ハエック、はじめ浜崎あゆみ?!かと思った。エロい熟女になった浜崎あゆみ、みたいな。サルマの残虐でズルい手下役は、ベニチオ・デル・トロ。怖いキモい!けど、コミカルなところもあって、いちばん美味しい役でした。悪徳刑事役で、ジョン・トラボルタも登場。チョン&ベンVS麻薬組織との攻防、最終決戦の血みどろ描写は、まさに戦争!いかにもオリバー・ストーン監督。闘いの決着に、ひとひねりあったのが良かったです。
 
 ↑すっかりMY推しMANになったテイラー・キッチュ。コリン・ファレル共演の「トゥルー・ディテクティブ」シーズン2が、早く観たい!!
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トムハの拳!

2015-09-27 | 北米映画 08~14
 「ウォーリアー」
 元アル中の孤独な老人コンロンのもとに、絶縁状態だった元軍人の次男トミーが戻ってくる。格闘技のリングに立つために、葛藤を抱えたまま父と子はトレーニングを始める。一方、やはりコンロンと疎遠になっていた高校教師の長男ブライアンは、娘の医療費で生活苦に陥り、仕方なく格闘技で金を稼いでいたが…
 映画界最旬の男、トム・ハーディ主演作。秀作との評判にもかかわらず、長らく日本では未公開だったのですが、ようやくDVDスルー。
 最近人気の英国俳優たちの中にあって、一線も二線も画す独特なポジションにいるトムハ。そのアウトローぶり、そしてゴリマッチョぶり、ここに極まり!な映画でした。

 いや~いいですね~。このゴリゴリしさ、たまりまへんわ日本のイケメン俳優とか、みんなオカマに見えてしまう。精悍を通し越して、獰猛なトムハ。ちょっとでも気分や機嫌を損ねたら、問答無用にボコボコにされてしまうのでkeep out!なヤバさ素敵です。元々ゴリマッチョな彼が、格闘技に身を投じる元軍人役ということでさらにビルドアップ、北斗の拳実写版にそのまま出てほしいほどの肉体が、とにかく圧巻です。

 格闘シーンも、大迫力でリアル!本物の格闘技が行われているかのような臨場感は、格闘技ファンも楽しめるのではないでしょうか。トムハも、俳優が演技でやってるとは思えぬほどのファイターぶりで、あれは生半可な役者では絶対できないよな~と、拳や足の動き、表情に見入ってしまいます。戦闘モードに入ってる彼は、とにかく殺気と怪気炎が蒸気のようにシューシュー出てて怖いです。まさに殺す気?!な戦いぶり。対戦相手をボッコボコ半殺しにして、勝利しても大歓声を無視して速攻でリングを立ち去るところが、すごくカッコよかった。

 とっても怖くてヤバい、けど何か可愛い、というのがトムハの個性で魅力。この映画の彼も、かなり母性本能をくすぐるんですよ。彼が演じてるトミーが、かなり子供っぽいからでしょうか。めっちゃくちゃスネ男くんなんですよ。小さい頃、アル中の暴力親父から母ちゃんと一緒に逃げ、極貧生活の中で母ちゃん死亡、軍隊でもいろいろあって、すっかり心を閉ざしたヒネクレ男となって、憎っくき親父のもとへ戻ってくるのですが。トミーの親父に対する態度や感情が、すごく切なくて可愛いんです。おまえなんか!と表面的には父ちゃんを拒絶してるのですが、ナニゲに構ってちゃんなところがあったり。残酷に突き放してみても、結局は父ちゃんを見捨てられなかったり。冷たい態度も辛辣な言葉も、愛情の裏返しなのがバレバレで、素直になりなよ!と言いたくなるガキっぽさが、悲しくも微笑ましいトミー。自分と母親を捨てて父の元に残った兄ブライアンへの恨みも、痛ましい反面、子供っぽくて可愛い。父と息子、兄と弟の確執って、あまりベタベタお涙ちょうだい、ドロドロ陰湿にならないですよね。母と娘、姉妹だと無残で醜悪になりがちですが…

 獰猛で凶暴なトムハ、その肉体にも演技にも畏怖せずにはいられませんが、顔じたいは可愛いんですよね~。独特すぎる役が多いけど、鬱陶しくなるようなキツい灰汁、濃ゆさがなく、あっさり薄口イケメンなので、いつも見やすいというか。笑顔とか、ほんと子供みたいな無垢さ、純真さでキュンときてしまいます。男くさい映画のトムハも好きですが、たまにはラブコメディとかにも出てほしいな。「ブラック&ホワイト」のトムハ、可愛かったもんね。
 元アル中の親父役のニック・ノルティ、そのうらぶれた悲哀も強烈。いったい息子たちにどんな仕打ちしたんだよ?な恨まれっぷりでしたが…息子たちに拒絶されても罵倒されても、しょんぼり我慢してる姿が痛々しくて可哀想。過去に何があったか知らないけど、悔悟してる老人をそんなイヂめないで~と庇いたくなる哀れさ。愛されているからこそ憎まれているダメ親父を好演したノルティ氏は、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

 妻子との生活のためにリングに立つ兄ブライアン役は、「エクソダス」のエジプト王役も記憶に新しいオーストラリア俳優のジョエル・エガートン。彼の鍛え上げた肉体、格闘シーンも驚嘆ものです。日本の男優には、ぜったい不可能だよな~。ひねくれスネ男なトミーと違い、まっとうなマイホームパパのブライアン。母と弟より恋人を選んだことや、父が自分よりも天才児の弟ばかり可愛がっていた、という彼の悩みや嫉妬が、もうちょっと掘り下げられてたらな~。ジョエル・エガートンはイケメンではないけど、ちょっと露口茂をワイルドにした感じの顔は、味わいがあって悪くないです。ワケアリ兄弟がリングで激突!なんて、まるでヤラセのような出来すぎた話ですが、もし日本のK1とかで同じようなことが起これば、さしずめブライアンは“闘う高校教師”、トミーは“ロンリーソルジャー”なんて呼ばれちゃうんでしょうね私、昔は日本の格闘技が大好きだったんですよね~。魔裟斗や所英男のファンでした。最近TVでやらないので、寂しいです。
 愛憎をぶつけ合うかのような兄弟の壮絶な死闘、そして勝敗は…なかなか感動的なラストでしたが…あの後が気になるわ~。父と息子たち、兄と弟は、わだかまりを解消、愛を取り戻せたのかな~…

 ↑トムハといえば、犬キチで有名。美女よりも犬が大好きなトムハが可愛い
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