大晦日の紅白歌合戦の出場者が発表されましたね♪
どうでもいいって人のほうが大多数だとは思いますが、紅白の話題になるといよいよ年の瀬だなあと痛感します。
今年も、???な人や、誰?!な人がいますね。小娘系のグループとか、ジャニ系とか、もうワケワカメです。韓流は全滅…
sekai no owari出るかな?と期待してたけど、残念。サカナクションの出場は驚喜です。
今年も残りわずか。悔いのないよう過ごしたいものですね。映画も観に行きたい…
「隣の女」
妻子と平和に暮らしていたベルナールは、隣家に越してきた人妻マチルドを見て驚愕。彼女は別れた元恋人。焼けぼっくいに火がついてしまった二人は…
“離れていたら狂ってしまう。一緒にいたら燃え尽きてしまう”
恋とは、かくも甘美で恐ろしいものなのか…恋愛マエストロ、故フランソワ・トリュフォー監督が描く、陶酔と戦慄の恋地獄。数あるトリュフォー監督作品の中でも、この映画が特に好きです。
よくある俗な不倫話、フランス版失楽園?と言ってしまえばそれまでですが、二人が抜き差しならない状態に追いつめられていく姿は、緊迫感に満ちていて、さながらサスペンス劇場を観ているかのよう。ジョルジュ・ドルリューの流麗な音楽が、サスペンスをドラマティックに盛り上げています。
理性や常識で、抑えようとするほど、悪化する恋の病。それを、必要以上に扇情的なセックスシーンなどではなく、何気ない会話や、お互いに向ける不安と困惑、嫉妬や欲情のこもった視線で表しているところが、大人な映画なのです。オコチャマな邦画とは大違い。キムタクさんとか、いい年してヤマトとかアンドロイドとかやってないで、不倫や情念に身も心も焦がすような役やればいいのにね。きっと素敵だと思うけど…
スーパーマーケットの駐車場での、気を失うほどのキス。同時にかけてつながらない電話。ホテルでのせわしない逢瀬、脱ぎちらかした下着etc.不毛な恋の焦燥感や虚しさが、実にさりげないシチュエーションにあぶり出されています。マチルドに避けられるようになったベルナールの欲求不満や嫉妬、独占欲が爆発、とうとうプッツンして『キスをさせろー!』と人前でマチルドに迫るシーンの、物狂おしさときたら!怖い~!女が燃えると男は冷めて、男が迫ると女は逃げる。そんな恋の不可解さも、見ていて興味深かったです。
ベルナール役の、現在は巨漢デブのバケモノ爺と化しているジェラール・ドパルデューが、まだガタイのいいレベルの身体つきで、美男とかイケメンではないけど、結構カッコいいです。何かトボけた顔が可愛い。ゴリラ?熊?みたいな風貌と、繊細な演技とのギャップがユニークです。
マチルド役のファニー・アルダンは、ドロドロとネチっこくなりがちな女心の深淵を、理知的に情熱的に演じて鮮烈なインパクトを残しました。一見ニューハーフなアルダンさんですが、他のどんな女優にもないエレガンスと知性が、彼女を魅惑的なヒロインに仕立て上げてます。まさに“情熱の佳人”と呼ぶに相応しい風情。上品ながらもフェミニンなファッションも素敵でした。ちなみにファニー・アルダンは、トリュフォー監督が最後に恋した女優であり、彼の遺児を産んだことでも有名。
どうでもいいって人のほうが大多数だとは思いますが、紅白の話題になるといよいよ年の瀬だなあと痛感します。
今年も、???な人や、誰?!な人がいますね。小娘系のグループとか、ジャニ系とか、もうワケワカメです。韓流は全滅…
sekai no owari出るかな?と期待してたけど、残念。サカナクションの出場は驚喜です。
今年も残りわずか。悔いのないよう過ごしたいものですね。映画も観に行きたい…
「隣の女」
妻子と平和に暮らしていたベルナールは、隣家に越してきた人妻マチルドを見て驚愕。彼女は別れた元恋人。焼けぼっくいに火がついてしまった二人は…
“離れていたら狂ってしまう。一緒にいたら燃え尽きてしまう”
恋とは、かくも甘美で恐ろしいものなのか…恋愛マエストロ、故フランソワ・トリュフォー監督が描く、陶酔と戦慄の恋地獄。数あるトリュフォー監督作品の中でも、この映画が特に好きです。
よくある俗な不倫話、フランス版失楽園?と言ってしまえばそれまでですが、二人が抜き差しならない状態に追いつめられていく姿は、緊迫感に満ちていて、さながらサスペンス劇場を観ているかのよう。ジョルジュ・ドルリューの流麗な音楽が、サスペンスをドラマティックに盛り上げています。
理性や常識で、抑えようとするほど、悪化する恋の病。それを、必要以上に扇情的なセックスシーンなどではなく、何気ない会話や、お互いに向ける不安と困惑、嫉妬や欲情のこもった視線で表しているところが、大人な映画なのです。オコチャマな邦画とは大違い。キムタクさんとか、いい年してヤマトとかアンドロイドとかやってないで、不倫や情念に身も心も焦がすような役やればいいのにね。きっと素敵だと思うけど…
スーパーマーケットの駐車場での、気を失うほどのキス。同時にかけてつながらない電話。ホテルでのせわしない逢瀬、脱ぎちらかした下着etc.不毛な恋の焦燥感や虚しさが、実にさりげないシチュエーションにあぶり出されています。マチルドに避けられるようになったベルナールの欲求不満や嫉妬、独占欲が爆発、とうとうプッツンして『キスをさせろー!』と人前でマチルドに迫るシーンの、物狂おしさときたら!怖い~!女が燃えると男は冷めて、男が迫ると女は逃げる。そんな恋の不可解さも、見ていて興味深かったです。
ベルナール役の、現在は巨漢デブのバケモノ爺と化しているジェラール・ドパルデューが、まだガタイのいいレベルの身体つきで、美男とかイケメンではないけど、結構カッコいいです。何かトボけた顔が可愛い。ゴリラ?熊?みたいな風貌と、繊細な演技とのギャップがユニークです。
マチルド役のファニー・アルダンは、ドロドロとネチっこくなりがちな女心の深淵を、理知的に情熱的に演じて鮮烈なインパクトを残しました。一見ニューハーフなアルダンさんですが、他のどんな女優にもないエレガンスと知性が、彼女を魅惑的なヒロインに仕立て上げてます。まさに“情熱の佳人”と呼ぶに相応しい風情。上品ながらもフェミニンなファッションも素敵でした。ちなみにファニー・アルダンは、トリュフォー監督が最後に恋した女優であり、彼の遺児を産んだことでも有名。