「潮騒」
伊勢湾に浮かぶ歌島。漁師の青年新治は、島いちばんの金持ちの娘である初枝に恋心を抱く。初枝もまた純朴な新治に惹かれ、二人は初恋を育むようになるが…
原作は、三島由紀夫の作品の中では異色といってもいいほど、読みやすくて爽やかな恋愛小説で、私も大好きです。これまで何度も映画化されているようですが、私が観たことあるのはこの山口百恵&三浦友和主演作だけです。
私が物心ついた頃には、もうとっくに山口百恵は三浦友和と結婚して引退してたので、まさに彼女は私にとって伝説のアイドル。この映画の撮影時は、16、7歳ぐらい?ちょっと暗くて重くて大人っぽいところは、今のアイドルと違いますね。すごい美人!とか、すごい可愛い!といった感じではないけど、独特のオーラというか、惹きつける魅力みたいなものは確かにあります。たまに上戸彩に似て見えたりもしたけど、アラサーになっても色気のイの字もない彩ちゃんに比べ、まだ少女の百恵ちゃんときたら…エロいです!セミヌードシーンとか、ムチムチした肉付きとかエロい!明るく颯爽とした女の子役じゃなくて、あまり多くを語らない、強さや優しさもあまりこれ見よがしにしない内省的な少女である初枝は、百恵ちゃんに合ってたのではないでしょうか。海女ちゃん姿とか、アイドルらしい可愛いシーンもありましたが、可愛いでしょ!ね、可愛いでしょ!!な可愛さ押し売り(最近の女優、これがキツいんですよ)じゃないところも好感。彼女の歌う挿入歌も良かったです。
世紀のスーパーアイドル、山口百恵のための映画であることは間違いないのですが…ワタシ的には、三浦友和を目で犯す、じゃない、愛でるイケメン映画なのです!
新治役の友和が、か、か、可愛い!めっちゃ爽やかで清々しくて、現在では絶滅種のイケメン!純朴で内気な新治にしては、ちょっと端正な美青年すぎるかなとも思ったけど、小説の新治同様、汚れとか歪みとか微塵もない、現代社会に毒されていない清らかな男の子って感じで、ほんとカッコカワイいです!あんなイケメンがあんなド田舎に住んでるなんて、危険!わしが村人だったら、新治に夜這いするわ(笑)。とにかく、若き日の友和のイケメンぶりに目が洗われます。今の人気イケメン男優って、スタイルもよくて美形でも何かヨゴレ感、人工的なものがある人が多いのですが、当時の友和にはそれが皆無。チャラさやキャマっぽさのカケラもない男らしさも素敵でした。新治みたいな性格+友和みたいなルックスな男子、たぶんどこ探してもいないと思う。
「潮騒」といえば…小泉今日子があまちゃんで歌って話題になった“潮騒のメモリー”の元ネタとなった、あの有名なシーン。
うう~ん。憧れますねえ、こういうシチュエーション。可愛い男女がやってるから、すごく絵にもなります。ハリウッド映画だったら、すぐに激しく合体するところですが、ああ純愛!結婚するまであかん!と拒む初枝に、わかった!と自制する新治。これはこれで、信じられない事態だとも思いますが(笑)。新治、よくガマンできたなあ。ふんどし脱ぎ捨てる友和の勇ましさに萌え~。
↑このシチュエーションでヤらないんですよ~昭和の田舎人の道徳観に畏れいります
三浦友和の脱ぎっぷりが見事で、ラストの嵐の船上シーンでは、フンドシ一丁でびしょ濡れになってのたうち回る、というジョイフルすぎる姿を披露してます。マッチョではないけど、引き締まったきれいな裸です。
脇役も印象的でした。特に新治の母役、名脇役女優だった初井言栄の味わい深さは、まさに演技賞ものでした。わんぱく坊主を絵に描いたような弟もいい味だしてました。中島久之のバカぼんぼんぶりも笑えた。
悪人が一人もいない、素朴で明るく善良な島人たちですが…ガチガチの道徳観とか、プライバシーや秘密なんか1ミリも保てない閉鎖的で狭い世界は何か怖くて、私はあの島には住めないな~と思いました。
平成で潮騒をリメイクするとしたら、誰が適役でしょうか。新治は池松壮亮で決定!ふんどし似合いそうだし。初枝は?能年玲奈ちゃんとか?うう~ん、何か違いますよね~。ぜったいやめてほしいのは、ゴーリキちゃんとか武井咲とかAKB関係かな…ゴーリキちゃんとか、ほんまにやりそうで怖い。
伊勢湾に浮かぶ歌島。漁師の青年新治は、島いちばんの金持ちの娘である初枝に恋心を抱く。初枝もまた純朴な新治に惹かれ、二人は初恋を育むようになるが…
原作は、三島由紀夫の作品の中では異色といってもいいほど、読みやすくて爽やかな恋愛小説で、私も大好きです。これまで何度も映画化されているようですが、私が観たことあるのはこの山口百恵&三浦友和主演作だけです。
私が物心ついた頃には、もうとっくに山口百恵は三浦友和と結婚して引退してたので、まさに彼女は私にとって伝説のアイドル。この映画の撮影時は、16、7歳ぐらい?ちょっと暗くて重くて大人っぽいところは、今のアイドルと違いますね。すごい美人!とか、すごい可愛い!といった感じではないけど、独特のオーラというか、惹きつける魅力みたいなものは確かにあります。たまに上戸彩に似て見えたりもしたけど、アラサーになっても色気のイの字もない彩ちゃんに比べ、まだ少女の百恵ちゃんときたら…エロいです!セミヌードシーンとか、ムチムチした肉付きとかエロい!明るく颯爽とした女の子役じゃなくて、あまり多くを語らない、強さや優しさもあまりこれ見よがしにしない内省的な少女である初枝は、百恵ちゃんに合ってたのではないでしょうか。海女ちゃん姿とか、アイドルらしい可愛いシーンもありましたが、可愛いでしょ!ね、可愛いでしょ!!な可愛さ押し売り(最近の女優、これがキツいんですよ)じゃないところも好感。彼女の歌う挿入歌も良かったです。
世紀のスーパーアイドル、山口百恵のための映画であることは間違いないのですが…ワタシ的には、三浦友和を目で犯す、じゃない、愛でるイケメン映画なのです!
新治役の友和が、か、か、可愛い!めっちゃ爽やかで清々しくて、現在では絶滅種のイケメン!純朴で内気な新治にしては、ちょっと端正な美青年すぎるかなとも思ったけど、小説の新治同様、汚れとか歪みとか微塵もない、現代社会に毒されていない清らかな男の子って感じで、ほんとカッコカワイいです!あんなイケメンがあんなド田舎に住んでるなんて、危険!わしが村人だったら、新治に夜這いするわ(笑)。とにかく、若き日の友和のイケメンぶりに目が洗われます。今の人気イケメン男優って、スタイルもよくて美形でも何かヨゴレ感、人工的なものがある人が多いのですが、当時の友和にはそれが皆無。チャラさやキャマっぽさのカケラもない男らしさも素敵でした。新治みたいな性格+友和みたいなルックスな男子、たぶんどこ探してもいないと思う。
「潮騒」といえば…小泉今日子があまちゃんで歌って話題になった“潮騒のメモリー”の元ネタとなった、あの有名なシーン。
うう~ん。憧れますねえ、こういうシチュエーション。可愛い男女がやってるから、すごく絵にもなります。ハリウッド映画だったら、すぐに激しく合体するところですが、ああ純愛!結婚するまであかん!と拒む初枝に、わかった!と自制する新治。これはこれで、信じられない事態だとも思いますが(笑)。新治、よくガマンできたなあ。ふんどし脱ぎ捨てる友和の勇ましさに萌え~。
↑このシチュエーションでヤらないんですよ~昭和の田舎人の道徳観に畏れいります
三浦友和の脱ぎっぷりが見事で、ラストの嵐の船上シーンでは、フンドシ一丁でびしょ濡れになってのたうち回る、というジョイフルすぎる姿を披露してます。マッチョではないけど、引き締まったきれいな裸です。
脇役も印象的でした。特に新治の母役、名脇役女優だった初井言栄の味わい深さは、まさに演技賞ものでした。わんぱく坊主を絵に描いたような弟もいい味だしてました。中島久之のバカぼんぼんぶりも笑えた。
悪人が一人もいない、素朴で明るく善良な島人たちですが…ガチガチの道徳観とか、プライバシーや秘密なんか1ミリも保てない閉鎖的で狭い世界は何か怖くて、私はあの島には住めないな~と思いました。
平成で潮騒をリメイクするとしたら、誰が適役でしょうか。新治は池松壮亮で決定!ふんどし似合いそうだし。初枝は?能年玲奈ちゃんとか?うう~ん、何か違いますよね~。ぜったいやめてほしいのは、ゴーリキちゃんとか武井咲とかAKB関係かな…ゴーリキちゃんとか、ほんまにやりそうで怖い。