「バッド・バディ!私とカレの暗殺デート」
男運のないマーサは、謎めいた男フランシスと出会い恋に落ちる。理想的な恋人だと思っていたフランシスの正体は、各方面から狙われている凄腕のヒットマンだった…
「スリー・ビルボード」でめでたくオスカーに輝いたサム・ロックウェル。知る人ぞ知る通好みの俳優だった彼が、オスカー授賞式で華やかな脚光を浴びる姿を見て、感慨深いものがこみあげてきました。そんなサムロックが3年前に主演したラブコメディ。スリービルボードでは、田舎の粗野で下卑た小男だった彼が、この作品ではこざっぱりとした軽妙なイケメン!破天荒な役や変人な役がほとんどですが、サムロックが基本的にはいい男であることを、あらためて確認できました。
サムロックといえば、血と暴力とは無縁でいられぬ男。この映画もラブコメなのに、大暴れで殺しまくり。ヤバい男の役しかできない彼ですが、どこか憎めないところが彼の魅力でしょうか。この映画でも、この男凶暴につきなのに、すごくおちゃめで可愛いんですよ。危険で可愛い男って、ある意味理想。一緒にいたら、刺激とスリルでいっぱい。そんな男を、愛嬌たっぷりに演じてるサムロックです。殺しの時に赤いピエロの鼻をつけるのも可愛かった。
ひょうひょうとしてて、なおかつヒロインにベタ惚れして一途なワンコになる情熱的なサムロックに、胸ムズキュンされます。スウィート&ロマンチックなサムロックが新鮮で素敵でした。キレのあるアクションもカッコよかった。まるで踊るような軽やかな動きが、ミュージカルもイケるんじゃね?と思いました。それにしても。サムロックって、若く見えますよね~。40代後半とは信じがたい。
サムロックはおちゃめでカッコよかったのですが、お話じたいは面白くなりそうでならないまま終わった感じ。最大の敗因は、ヒロインのマーサがあまり魅力的じゃなかったことでしょうか。もっと爆笑できたり共感できたりするキャラにしてほしかった。実はヒロインにも秘められた殺しの才能があって、フランシスとの出会いによってそれが覚醒し、彼と一緒に大暴れするというのが映画のミソなはずなのに、ラスト近くになるまでマーサはただフランシスのそばで、酔っ払い女みたいにヘラヘラしてるだけなんですよ。悪いのは男運じゃなくて、不思議ちゃんな性格と言動。演じてるアンナ・ケンドリックは、かつて似たような役をよく演じてたキャメロン・ディアスと違って、日本では受けそうにない見た目と演技。フランシスの命を狙う元上司役は、かつてはクセモノ俳優として売れっ子だった懐かしのティム・ロス。同じ英国系で同世代のゲイリー・オールドマンやリーアム・ニーソンとは、すっかり差がついてしまいましたね。
↑サムロックの新作は、アダム・マッケイ監督、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーヴ・カレル共演の“Backseat”で、ブッシュ大統領役!楽しみ😊
男運のないマーサは、謎めいた男フランシスと出会い恋に落ちる。理想的な恋人だと思っていたフランシスの正体は、各方面から狙われている凄腕のヒットマンだった…
「スリー・ビルボード」でめでたくオスカーに輝いたサム・ロックウェル。知る人ぞ知る通好みの俳優だった彼が、オスカー授賞式で華やかな脚光を浴びる姿を見て、感慨深いものがこみあげてきました。そんなサムロックが3年前に主演したラブコメディ。スリービルボードでは、田舎の粗野で下卑た小男だった彼が、この作品ではこざっぱりとした軽妙なイケメン!破天荒な役や変人な役がほとんどですが、サムロックが基本的にはいい男であることを、あらためて確認できました。
サムロックといえば、血と暴力とは無縁でいられぬ男。この映画もラブコメなのに、大暴れで殺しまくり。ヤバい男の役しかできない彼ですが、どこか憎めないところが彼の魅力でしょうか。この映画でも、この男凶暴につきなのに、すごくおちゃめで可愛いんですよ。危険で可愛い男って、ある意味理想。一緒にいたら、刺激とスリルでいっぱい。そんな男を、愛嬌たっぷりに演じてるサムロックです。殺しの時に赤いピエロの鼻をつけるのも可愛かった。
ひょうひょうとしてて、なおかつヒロインにベタ惚れして一途なワンコになる情熱的なサムロックに、胸ムズキュンされます。スウィート&ロマンチックなサムロックが新鮮で素敵でした。キレのあるアクションもカッコよかった。まるで踊るような軽やかな動きが、ミュージカルもイケるんじゃね?と思いました。それにしても。サムロックって、若く見えますよね~。40代後半とは信じがたい。
サムロックはおちゃめでカッコよかったのですが、お話じたいは面白くなりそうでならないまま終わった感じ。最大の敗因は、ヒロインのマーサがあまり魅力的じゃなかったことでしょうか。もっと爆笑できたり共感できたりするキャラにしてほしかった。実はヒロインにも秘められた殺しの才能があって、フランシスとの出会いによってそれが覚醒し、彼と一緒に大暴れするというのが映画のミソなはずなのに、ラスト近くになるまでマーサはただフランシスのそばで、酔っ払い女みたいにヘラヘラしてるだけなんですよ。悪いのは男運じゃなくて、不思議ちゃんな性格と言動。演じてるアンナ・ケンドリックは、かつて似たような役をよく演じてたキャメロン・ディアスと違って、日本では受けそうにない見た目と演技。フランシスの命を狙う元上司役は、かつてはクセモノ俳優として売れっ子だった懐かしのティム・ロス。同じ英国系で同世代のゲイリー・オールドマンやリーアム・ニーソンとは、すっかり差がついてしまいましたね。
↑サムロックの新作は、アダム・マッケイ監督、クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス、スティーヴ・カレル共演の“Backseat”で、ブッシュ大統領役!楽しみ😊