「鯨が消えた入り江」
盗作疑惑をかけられた香港の人気作家ティエンユーは、天国へ導いてくれるという“鯨が消えた入り江”を探すため、台北へと旅立つ。酒場でのトラブルからティエンユーを救ったチンピラのアシャンは、ティエンユーに入り江へのガイドを買って出る。はじめはアシャンを怪しんでいたティエンユーだったが、いつしか二人は離れがたい関係に…
ちょっと前に偶然ネットで知った、香港と台湾の人気イケメン俳優の競演が話題になったBL映画。日本でも公開されないかな~と思ってたら、早くもNetflixで配信開始されていて驚喜!さっそく観ました(^^♪
異なる時空をつなぐ不思議なポストとか、未来を変えるとか、「イルマーレ」と「君の名は。」をブレンドさせたようなファンタジーな設定に、ちょっと戸惑ってしまいました。フツーに運命的な出会いをした男同士の話でもよかったのでは、と思わないでもなかったけれども。自ら死を選んだあの香港の大スターが生きていて活躍中!という未来が衝撃的、かつ心憎い演出でした。その姿は劇中にはなかったけど、もし彼が存命ならどんな風になってるだろうか…と切なく想像。
ファンタジー設定だけどファンタジックなシーンはほとんどなく、なかなか腐心をくすぐる胸キュンBL映画になってました。BLカップルがどっちもルックス、キャラともに腐のツボを巧みに突いてます。腐が求めているものを作り手がよく解ってる感じ。年上のティエンユーはリッチ&フェイマス、クールな陰キャ。年下のアシャンは底辺の不良、やんちゃで無邪気な陽キャ。どんどん親密になっていく二人を包むのは、甘く優しい恋人同士の空気なのに、セックスどころかキスもしないのでもどかしい!性的なシーンは皆無なので、ライトなBLファン向けかも。セックスやキスはしないけど、壁ドン(死語?)とかバックハグとか押し倒しとか、男同士でやるとドキドキ♡なことは、いっぱいやってくれてます。ビーチでダルマさんが転んだ(韓国だけでなく台湾にもあったんですね)やってたらキスしそうに、なんてシーンとか笑えるぐらい狙ってます。
ティエンユーもアシャンも、BL漫画では定番のキャラですが、それが嬉しい。特にアシャンのワンコぶりが可愛すぎる!一途で献身的で、とにかくけなげ。ティエンユーじゃなくても、心ほだされますよ。私もミャンマーで、アシャンみたいな男子にガイドされたかったわ。ぼったくられても、アシャンだったらきっと得した気分になれるわ。
BL映画なんだけど、男同士だから生じる苦悩や困難、禁断のにおいなどは全然なく、男女の恋愛と変わらない描き方が、イマドキのBLって感じです。それは現実社会では喜ばしいけど、苦しみや悲しみ、秘密の隠微さが美しいドラマになるBLを、映画やドラマでは…と望んでしまう私です。
ラブシーンはないけど、イケメン二人は必要以上に脱いでます。二人とも、きれいなカラダ。韓国俳優ほどムキムキマッチョではなく、日本俳優ほど細くない、ちょうどいい肉体美。主演俳優二人は初めて見たけど、どっちもイケメン!ティエンユー役のテレンス・ラウは、ちょっとミステリアスで、優しい大人の雰囲気と清潔感が素敵。アシャン役のフェンディ・フォンは、山崎賢人をエグザイルっぽくした感じ?若々しい色気が香しいです。それにしてもティエンユーとアシャン、どっちが攻めで受けなんだろ?個人的には、年下タチ年上ネコ希望(^^♪
BLもよかったけど、香港&台湾旅行の気分を味わえる美しい景色、情緒ある風景も素晴らしかったです。台湾のバナナやグアバが生えてる亜熱帯な山、どこかノスタルジックな田舎や海、素朴で美味しそうなお餅。ティエンユーとアシャンが裸になって水遊びする滝の秘境っぽさ。香港の街を走るトラム、湾岸の夜景。台湾にも香港にも行きたくなりました。
↑ イケメンかなあ?と首を傾げてしまう俳優が多い韓流と違い、華流はほぼほぼ正真正銘のイケメン
盗作疑惑をかけられた香港の人気作家ティエンユーは、天国へ導いてくれるという“鯨が消えた入り江”を探すため、台北へと旅立つ。酒場でのトラブルからティエンユーを救ったチンピラのアシャンは、ティエンユーに入り江へのガイドを買って出る。はじめはアシャンを怪しんでいたティエンユーだったが、いつしか二人は離れがたい関係に…
ちょっと前に偶然ネットで知った、香港と台湾の人気イケメン俳優の競演が話題になったBL映画。日本でも公開されないかな~と思ってたら、早くもNetflixで配信開始されていて驚喜!さっそく観ました(^^♪
異なる時空をつなぐ不思議なポストとか、未来を変えるとか、「イルマーレ」と「君の名は。」をブレンドさせたようなファンタジーな設定に、ちょっと戸惑ってしまいました。フツーに運命的な出会いをした男同士の話でもよかったのでは、と思わないでもなかったけれども。自ら死を選んだあの香港の大スターが生きていて活躍中!という未来が衝撃的、かつ心憎い演出でした。その姿は劇中にはなかったけど、もし彼が存命ならどんな風になってるだろうか…と切なく想像。
ファンタジー設定だけどファンタジックなシーンはほとんどなく、なかなか腐心をくすぐる胸キュンBL映画になってました。BLカップルがどっちもルックス、キャラともに腐のツボを巧みに突いてます。腐が求めているものを作り手がよく解ってる感じ。年上のティエンユーはリッチ&フェイマス、クールな陰キャ。年下のアシャンは底辺の不良、やんちゃで無邪気な陽キャ。どんどん親密になっていく二人を包むのは、甘く優しい恋人同士の空気なのに、セックスどころかキスもしないのでもどかしい!性的なシーンは皆無なので、ライトなBLファン向けかも。セックスやキスはしないけど、壁ドン(死語?)とかバックハグとか押し倒しとか、男同士でやるとドキドキ♡なことは、いっぱいやってくれてます。ビーチでダルマさんが転んだ(韓国だけでなく台湾にもあったんですね)やってたらキスしそうに、なんてシーンとか笑えるぐらい狙ってます。
ティエンユーもアシャンも、BL漫画では定番のキャラですが、それが嬉しい。特にアシャンのワンコぶりが可愛すぎる!一途で献身的で、とにかくけなげ。ティエンユーじゃなくても、心ほだされますよ。私もミャンマーで、アシャンみたいな男子にガイドされたかったわ。ぼったくられても、アシャンだったらきっと得した気分になれるわ。
BL映画なんだけど、男同士だから生じる苦悩や困難、禁断のにおいなどは全然なく、男女の恋愛と変わらない描き方が、イマドキのBLって感じです。それは現実社会では喜ばしいけど、苦しみや悲しみ、秘密の隠微さが美しいドラマになるBLを、映画やドラマでは…と望んでしまう私です。
ラブシーンはないけど、イケメン二人は必要以上に脱いでます。二人とも、きれいなカラダ。韓国俳優ほどムキムキマッチョではなく、日本俳優ほど細くない、ちょうどいい肉体美。主演俳優二人は初めて見たけど、どっちもイケメン!ティエンユー役のテレンス・ラウは、ちょっとミステリアスで、優しい大人の雰囲気と清潔感が素敵。アシャン役のフェンディ・フォンは、山崎賢人をエグザイルっぽくした感じ?若々しい色気が香しいです。それにしてもティエンユーとアシャン、どっちが攻めで受けなんだろ?個人的には、年下タチ年上ネコ希望(^^♪
BLもよかったけど、香港&台湾旅行の気分を味わえる美しい景色、情緒ある風景も素晴らしかったです。台湾のバナナやグアバが生えてる亜熱帯な山、どこかノスタルジックな田舎や海、素朴で美味しそうなお餅。ティエンユーとアシャンが裸になって水遊びする滝の秘境っぽさ。香港の街を走るトラム、湾岸の夜景。台湾にも香港にも行きたくなりました。
↑ イケメンかなあ?と首を傾げてしまう俳優が多い韓流と違い、華流はほぼほぼ正真正銘のイケメン