払暁、西洋人のカップルが入ってきて、ベッドが空いてないとか何とか、大声でブーたれてる。うるさいなあ...
これ幸いと、起床して共同バスルームでシャワーを浴び、さっさとホテルを後にする。
もう7時なのに、外は薄暗い。早朝の旧市街広場も、幽寂な感じ。ティーン教会が、朝の空気の中でも、重たく厳かだ。
トコトコと、【プラハ城】の方向へ歩を進める。
プラハ観光のメッカ、【カレル橋】に到着。
↓早朝なので、ひと気もなく、名物の大道芸人や土産屋も、まだ姿を現してない。
カレル橋を渡って、プラハ城へ続く坂道を登る。↑かなり急で長い。足が弱い人には、キツいだろう。↑プラハ城のある丘から見下ろす街並み。
↓プハラ城の門前に着く。門番の衛兵が、無表情&直立不動で、お出迎え↓
中に入って、入場券を買う。
プラハ城内は、城壁の中の小さな町、といった感じ。入ってすぐ、これまた威容で荘厳【聖ヴィトー教会】が、ド~ンと目の前に。ここで初めて、日本人観光客団体に遭遇!あとにもさきにも、プラハで日本人に会ったのは、これが最初で最後。チェコほど、他の日本人を見かけなかった外国は、初めてだ。早くも懐かしい日本語に、心和む。あたかも仲間のように、しばらく彼らの後ろをついて回り、ちゃっかりガイドの説明も拝聴♪
細い路地に入る。【黄金小路】だ。むかし、場内の召使たちが住んでいた通りだとか。並んでいるカラフルな家々は、今は土産屋になっている。ひときわ目立つ青い家は、作家のカフカが仕事場として使っていた場所らしいです。
土産屋で、可愛い腕輪を買う。チェコは、可愛くて趣ある雑貨店がチョコチョコと多く、店をのぞくだけでも楽しい。
↑場内にあった、意味不明な不気味ブロンズ像。↑プラハ城を出ようと門に向かうと、ちょうど正午の【衛兵の交代式】が始まるところだった。
城の二階の窓が開き、ファンファーレを奏でる音楽隊。それに合わせて、ザッザッと凛々しく行進してくる衛兵たち。軍服フェチな私には、おいしい光景だ。
プラハ城から、再びカレル橋へ戻る。
昼になると、さすがに賑やかになっている橋の上。建ち並ぶ聖人像が、いかめしく観光客を見下ろしている。
↑触ると幸せになるという、【聖ヤン・ネポムツキーの像】のリリーフ前には、たくさんの人が。大勢のタッチ攻撃で、リリーフのところが変色してる。私も触りたい...けど、順番や他人の存在など知ったこっちゃねえ!早いもん触ったもん勝ち!な、厚かま、じゃない、勇ましい西洋人たちと争う勇気など、小心な私にあるわけがなく...
↑橋のたもとにある橋塔。おじいさんの演奏で、おもちゃのゴリラが踊る微笑ましい大道芸など、橋の上は音楽の街らしい面白く楽しいパフォーマンスの舞台。
そーいや、朝から何も食ってない...ちょっと歩いた所に、確かガイドブックに載ってたレストラン【ウ・ルドフィナ】があるはず。グーグーはしたなく鳴る腹を抱え、目的地へと急ぐ。
お店、発見!恐る恐る中に入る。ウェイトレスのお姉さん(美人!)に導かれ、奥のほうの席へ。ポーク・ビーフ・チキンを勧められたので、チキンをProsím!
地元の人たちで賑わっている、大衆レストランって感じの店だ。どの席の人も、みんな昼間っからビールや酒をガンガン飲んでる。
チキン定食?ボリュームがある。味も、悪くない。ドカっと添えてあるポテトが、ライス代わり?スープと、ホットコーヒーが美味しかったです。
地下鉄で、【プラハ本駅】へ。
ガーン。こ、これが首都のメインステーション!?日本でいえば、東京駅でしょ。すごく寂れた感じ...
明日、チェスキー・クロムロフへ行くので、乗車券を買っておく。窓口のオバサンは、まったく英語ダメ。あらかじめ用意しておいた、チェコ語で書いたメモを見せたら、問題なく乗車券GET!
念のため、プラットホームも見学。ガーン。何なの、この暗さ。電力不足?大規模な省エネ?このドヨヨヨ~ンとした冷暗さ、かの国を思い出させる...
ホールに戻ると、14、5歳ぐらいの男の子が、近寄ってくる。金くれ、だって。物乞いだ。ちゃんと英語で要求するところに、ちょっと感心するが、お金をあげたくなるような、可哀想&みじめな感じはない。ない!答えると、ペっと唾はいて去っていった...
プラハ本駅を筆頭に、物乞い、こ○きが至る所に。チェコ滞在中、合計8度も金くれ~と声をかけられた(お茶しない?なんてナンパは、ゼロ。くすん)。チェコで私が最も多用した英語のフレーズは、“I have no money for you !”...
物乞いと同じくらい、体に何らかの障害をもった人が目立つことが、とても気になった。暗い時代の、悲しい痕跡なのでしょうか。
テクテク歩いて、【ムハ美術館】へ。
ブティックのような、小さな美術館。チェコ出身の画家ムハ(ミュシャ)の絵は、彼の名前を知らなくても、誰もがどこかで見たことがあるものが多いのでは。私は、フランスの女優サラ・ベルナールの舞台宣伝ポスターが好き。土産コーナーで、しおり&絵葉書を買う。
初日に来た、【ナ・プシーコピェ通り】に出る。まだ4時過ぎなので、繁華街らしい賑わいだ。面白そうな店を、冷やかして歩く。
ボヘミアングラスの店。わあ、可愛いカタツムリのガラス陶器...触ろうとすると、店員の女性に、触るな!と怒られる。ご、ごめんなさい!でも、そんなにキツく言わなくても...
デパートに入る。おもちゃ屋があったので、のぞいてみる。女性店員は、腕を組んだまま、仁王立ちで黙って私を見てる。購買意欲など、一瞬で失せる。どこの国へ行っても、今までウザいと思ってた、愛想良くMay I help you?と近寄ってくる店員が、何だか可愛く思えてくる。
旧市街広場にある【カフェ プラハ】で、休憩。
2階の窓際席、目の前は、天文台が。ホットチョコレート&プリンを注文。甘いものも、たまに食べると美味しい。
夜のカレル橋へ行ってみる。スゴい暴風で、すぐに退散。
ウロウロしていると、スーパーマーケット【テスコ】前に。安い土産は、ここで後日まとめ買いしよっと。
深夜近くになり、宿に戻る。
レセプションルーム前で、ニュージーランド人の中年男性と、ちょこっとトーク。日本、しかも広島にも行ったことがあるという彼。日本は何もかも素晴らしいけど、物価が高過ぎる、とのこと。
明日も早く出かけるので、とっととベッドに潜り込む。
つづく。
これ幸いと、起床して共同バスルームでシャワーを浴び、さっさとホテルを後にする。
もう7時なのに、外は薄暗い。早朝の旧市街広場も、幽寂な感じ。ティーン教会が、朝の空気の中でも、重たく厳かだ。
トコトコと、【プラハ城】の方向へ歩を進める。
プラハ観光のメッカ、【カレル橋】に到着。
↓早朝なので、ひと気もなく、名物の大道芸人や土産屋も、まだ姿を現してない。
カレル橋を渡って、プラハ城へ続く坂道を登る。↑かなり急で長い。足が弱い人には、キツいだろう。↑プラハ城のある丘から見下ろす街並み。
↓プハラ城の門前に着く。門番の衛兵が、無表情&直立不動で、お出迎え↓
中に入って、入場券を買う。
プラハ城内は、城壁の中の小さな町、といった感じ。入ってすぐ、これまた威容で荘厳【聖ヴィトー教会】が、ド~ンと目の前に。ここで初めて、日本人観光客団体に遭遇!あとにもさきにも、プラハで日本人に会ったのは、これが最初で最後。チェコほど、他の日本人を見かけなかった外国は、初めてだ。早くも懐かしい日本語に、心和む。あたかも仲間のように、しばらく彼らの後ろをついて回り、ちゃっかりガイドの説明も拝聴♪
細い路地に入る。【黄金小路】だ。むかし、場内の召使たちが住んでいた通りだとか。並んでいるカラフルな家々は、今は土産屋になっている。ひときわ目立つ青い家は、作家のカフカが仕事場として使っていた場所らしいです。
土産屋で、可愛い腕輪を買う。チェコは、可愛くて趣ある雑貨店がチョコチョコと多く、店をのぞくだけでも楽しい。
↑場内にあった、意味不明な不気味ブロンズ像。↑プラハ城を出ようと門に向かうと、ちょうど正午の【衛兵の交代式】が始まるところだった。
城の二階の窓が開き、ファンファーレを奏でる音楽隊。それに合わせて、ザッザッと凛々しく行進してくる衛兵たち。軍服フェチな私には、おいしい光景だ。
プラハ城から、再びカレル橋へ戻る。
昼になると、さすがに賑やかになっている橋の上。建ち並ぶ聖人像が、いかめしく観光客を見下ろしている。
↑触ると幸せになるという、【聖ヤン・ネポムツキーの像】のリリーフ前には、たくさんの人が。大勢のタッチ攻撃で、リリーフのところが変色してる。私も触りたい...けど、順番や他人の存在など知ったこっちゃねえ!早いもん触ったもん勝ち!な、厚かま、じゃない、勇ましい西洋人たちと争う勇気など、小心な私にあるわけがなく...
↑橋のたもとにある橋塔。おじいさんの演奏で、おもちゃのゴリラが踊る微笑ましい大道芸など、橋の上は音楽の街らしい面白く楽しいパフォーマンスの舞台。
そーいや、朝から何も食ってない...ちょっと歩いた所に、確かガイドブックに載ってたレストラン【ウ・ルドフィナ】があるはず。グーグーはしたなく鳴る腹を抱え、目的地へと急ぐ。
お店、発見!恐る恐る中に入る。ウェイトレスのお姉さん(美人!)に導かれ、奥のほうの席へ。ポーク・ビーフ・チキンを勧められたので、チキンをProsím!
地元の人たちで賑わっている、大衆レストランって感じの店だ。どの席の人も、みんな昼間っからビールや酒をガンガン飲んでる。
チキン定食?ボリュームがある。味も、悪くない。ドカっと添えてあるポテトが、ライス代わり?スープと、ホットコーヒーが美味しかったです。
地下鉄で、【プラハ本駅】へ。
ガーン。こ、これが首都のメインステーション!?日本でいえば、東京駅でしょ。すごく寂れた感じ...
明日、チェスキー・クロムロフへ行くので、乗車券を買っておく。窓口のオバサンは、まったく英語ダメ。あらかじめ用意しておいた、チェコ語で書いたメモを見せたら、問題なく乗車券GET!
念のため、プラットホームも見学。ガーン。何なの、この暗さ。電力不足?大規模な省エネ?このドヨヨヨ~ンとした冷暗さ、かの国を思い出させる...
ホールに戻ると、14、5歳ぐらいの男の子が、近寄ってくる。金くれ、だって。物乞いだ。ちゃんと英語で要求するところに、ちょっと感心するが、お金をあげたくなるような、可哀想&みじめな感じはない。ない!答えると、ペっと唾はいて去っていった...
プラハ本駅を筆頭に、物乞い、こ○きが至る所に。チェコ滞在中、合計8度も金くれ~と声をかけられた(お茶しない?なんてナンパは、ゼロ。くすん)。チェコで私が最も多用した英語のフレーズは、“I have no money for you !”...
物乞いと同じくらい、体に何らかの障害をもった人が目立つことが、とても気になった。暗い時代の、悲しい痕跡なのでしょうか。
テクテク歩いて、【ムハ美術館】へ。
ブティックのような、小さな美術館。チェコ出身の画家ムハ(ミュシャ)の絵は、彼の名前を知らなくても、誰もがどこかで見たことがあるものが多いのでは。私は、フランスの女優サラ・ベルナールの舞台宣伝ポスターが好き。土産コーナーで、しおり&絵葉書を買う。
初日に来た、【ナ・プシーコピェ通り】に出る。まだ4時過ぎなので、繁華街らしい賑わいだ。面白そうな店を、冷やかして歩く。
ボヘミアングラスの店。わあ、可愛いカタツムリのガラス陶器...触ろうとすると、店員の女性に、触るな!と怒られる。ご、ごめんなさい!でも、そんなにキツく言わなくても...
デパートに入る。おもちゃ屋があったので、のぞいてみる。女性店員は、腕を組んだまま、仁王立ちで黙って私を見てる。購買意欲など、一瞬で失せる。どこの国へ行っても、今までウザいと思ってた、愛想良くMay I help you?と近寄ってくる店員が、何だか可愛く思えてくる。
旧市街広場にある【カフェ プラハ】で、休憩。
2階の窓際席、目の前は、天文台が。ホットチョコレート&プリンを注文。甘いものも、たまに食べると美味しい。
夜のカレル橋へ行ってみる。スゴい暴風で、すぐに退散。
ウロウロしていると、スーパーマーケット【テスコ】前に。安い土産は、ここで後日まとめ買いしよっと。
深夜近くになり、宿に戻る。
レセプションルーム前で、ニュージーランド人の中年男性と、ちょこっとトーク。日本、しかも広島にも行ったことがあるという彼。日本は何もかも素晴らしいけど、物価が高過ぎる、とのこと。
明日も早く出かけるので、とっととベッドに潜り込む。
つづく。
ほんと、プラハといえば、真っ先に物乞いさんを思い浮かべてしまうほど...驚きました。ドイツは、どーなんじゃろ。イギリスやフランスでは、そんなに目につかんかったけど...
そうそう、おったおった!軍歌をBGMに、お恵みを~しょおった、自称負傷兵たち。お祭りには、必ずおったのお。my motherに、あれはインチキだから、お金あげたらいけん!と言われたっけ。弱者を装って金もらうだなんて、卑しいですよねえ。
『不気味ブロンズ像』以外の写真は、どれも素敵!
哀愁漂う建物の横に「物乞いさん」がワサ~と居るなんて想像できない、見慣れてないから怖いよね
ドイツの土産話にも、「乞食さん」の話は全く出てこなかった...なぜ?
お国上げて、その時期だけ(ワールドカップ時期)移動させていたのかな?
この平和な広島でも、自転車に荷物を載せて移動しているおじさんたま~に見るけど「金くれー」はないよね・・と思うけど。
学生の時(何十年前・笑)、本通りに『戦争で負傷しました』と軍歌のテープを流して物乞いしてたおじさんいたな~誰かに、『夕方になるとサッサと歩いて帰るんだよ』と聞いたけど定かでは在りません
ワタシもビタ一文あげない派です←どんな派?
不気味で、ワケワカメなブロンズですよねえ。どーいうコンセプトなんじゃろ?
物乞いさん、めちゃくちゃ多かったです。ビタ一文あげなかった私、冷血でしょうか...
物乞いさんが多いんだ...