「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
コインランドリーを経営するエヴリンは、優しいが甲斐性のない夫や反抗的な娘、そして店の経営難などで心身ともに疲れきっていた。そんな中、税務署で別の宇宙から来た夫により並行世界に連れて行かれたエヴリンは、世界を救うための闘いに身を投じることになり…
本年度のアカデミー賞で最多7部門受賞した話題作を、ようやく観ることができました!賞レースで怒涛のエブエブ旋風を巻き起こしましたが、およそアカデミー賞らしからぬ作品として映画ファンからは賛否両論。私のような高齢者には、かなりキツそうな内容。観に行くのを躊躇してしまいましたが、やはりスルーはできず劇場へ。どうだったかというと…全然わけがわからん!ついていけず、予想以上に置いてけぼりを食らいましたが、面白かったです!確かに、これがアカデミー賞!?な作品ではありました。こんなハチャメチャでブッ飛んでる珍作怪作がオスカー受賞とか、時代も変わったな~。でも、お高くとまった優等生映画より好きかも。
マルチバースとか仮想空間とか、若い子には人気のイマドキ設定は、まったくもってワケワカメ。最近そういう映画が多いですよね~。もう無理に理解しようとはせず、疾風怒濤な独創的すぎるシーンや展開を楽しみました。今まで見たことがないような斬新さ、破天荒さでした。とにかく目も頭も痛くなりそうなほど、ド派手なゴチャゴチャ、目まぐるしさで、疲れることこの上ありません。気力体力がない人は要注意。気分が悪くなるかもしれません。
私がこの映画で好きなのは、お上品な映画ファンなら眉をひそめるような悪ノリと下ネタでしょうか。度が過ぎてるので、真面目な人には耐えがたいかも。私はオゲレツ、おふざけが嫌いじゃないので、けっこう笑えました。敵の男たちがパワーアップのため、異物を〇ナルにブっ込みエヴリンに襲い掛かってくるのが、く、くだらねぇ~!けど不覚にも笑ってしまった。マルチバースの異世界風景やセット、衣装も奇天烈で目に楽しかったです。
作品賞や監督賞を受賞した以上に、主演助演の3部門で受賞したことがサプライズ、快挙かも。演技賞で3部門受賞って、アカデミー賞の長い歴史の中でも「欲望という名の電車」と「ネットワーク」ぐらい?アジア人初の主演女優賞獲得となったミシェル・ヨーの、体を張った熱闘七変化演技が圧巻でした。この映画の主人公は当初男性で、ジャッキー・チェンが想定されていたとか。元子役のキー・ホイ・クアンの助演男優賞受賞も、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」や「グーニーズ」」をリアルタイムで観た世代には胸アツ。キー・ホイの好演は心から讃えたいけど、個人的にはあの亭主役はトニー・レオンに演じてほしかったかも。「大逆転」や「ワンダとダイヤと優しい奴ら」などの名コメディエンヌ、ジェイミー・リー・カーティスの助演女優賞受賞が、私にとって最大の驚喜。中年太りしたイケズなおばはんを、楽しそうに怪演してるジェイミーおばさまです。エヴリンの娘役、大坂なおみを可愛くしたようなステファニー・スーも、なかなかのチャーミングな怪演でした。
世界を救うマルチバース対戦というより、生活に疲れて追い詰められたエヴリンの、混乱し崩壊しかけたメンタル世界、みたいに私には思えました。移民、家族愛、フェミニズム、LGBTなど、最近のトレンドもぬかりなく組み込まれていたのが、見事にあざといです。
コインランドリーを経営するエヴリンは、優しいが甲斐性のない夫や反抗的な娘、そして店の経営難などで心身ともに疲れきっていた。そんな中、税務署で別の宇宙から来た夫により並行世界に連れて行かれたエヴリンは、世界を救うための闘いに身を投じることになり…
本年度のアカデミー賞で最多7部門受賞した話題作を、ようやく観ることができました!賞レースで怒涛のエブエブ旋風を巻き起こしましたが、およそアカデミー賞らしからぬ作品として映画ファンからは賛否両論。私のような高齢者には、かなりキツそうな内容。観に行くのを躊躇してしまいましたが、やはりスルーはできず劇場へ。どうだったかというと…全然わけがわからん!ついていけず、予想以上に置いてけぼりを食らいましたが、面白かったです!確かに、これがアカデミー賞!?な作品ではありました。こんなハチャメチャでブッ飛んでる珍作怪作がオスカー受賞とか、時代も変わったな~。でも、お高くとまった優等生映画より好きかも。
マルチバースとか仮想空間とか、若い子には人気のイマドキ設定は、まったくもってワケワカメ。最近そういう映画が多いですよね~。もう無理に理解しようとはせず、疾風怒濤な独創的すぎるシーンや展開を楽しみました。今まで見たことがないような斬新さ、破天荒さでした。とにかく目も頭も痛くなりそうなほど、ド派手なゴチャゴチャ、目まぐるしさで、疲れることこの上ありません。気力体力がない人は要注意。気分が悪くなるかもしれません。
私がこの映画で好きなのは、お上品な映画ファンなら眉をひそめるような悪ノリと下ネタでしょうか。度が過ぎてるので、真面目な人には耐えがたいかも。私はオゲレツ、おふざけが嫌いじゃないので、けっこう笑えました。敵の男たちがパワーアップのため、異物を〇ナルにブっ込みエヴリンに襲い掛かってくるのが、く、くだらねぇ~!けど不覚にも笑ってしまった。マルチバースの異世界風景やセット、衣装も奇天烈で目に楽しかったです。
作品賞や監督賞を受賞した以上に、主演助演の3部門で受賞したことがサプライズ、快挙かも。演技賞で3部門受賞って、アカデミー賞の長い歴史の中でも「欲望という名の電車」と「ネットワーク」ぐらい?アジア人初の主演女優賞獲得となったミシェル・ヨーの、体を張った熱闘七変化演技が圧巻でした。この映画の主人公は当初男性で、ジャッキー・チェンが想定されていたとか。元子役のキー・ホイ・クアンの助演男優賞受賞も、「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」や「グーニーズ」」をリアルタイムで観た世代には胸アツ。キー・ホイの好演は心から讃えたいけど、個人的にはあの亭主役はトニー・レオンに演じてほしかったかも。「大逆転」や「ワンダとダイヤと優しい奴ら」などの名コメディエンヌ、ジェイミー・リー・カーティスの助演女優賞受賞が、私にとって最大の驚喜。中年太りしたイケズなおばはんを、楽しそうに怪演してるジェイミーおばさまです。エヴリンの娘役、大坂なおみを可愛くしたようなステファニー・スーも、なかなかのチャーミングな怪演でした。
世界を救うマルチバース対戦というより、生活に疲れて追い詰められたエヴリンの、混乱し崩壊しかけたメンタル世界、みたいに私には思えました。移民、家族愛、フェミニズム、LGBTなど、最近のトレンドもぬかりなく組み込まれていたのが、見事にあざといです。
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